「『とりあえず』先に進む」ことのメリット

成績の良い子は、分からない問題があっても「とりあえず先に進む」ことをしています。

 

とりあえず分からない問題は保留にして、できる問題、できそうな問題を進めていきます。そして後で戻ってきて解き直しをします。脳は一度見た問題を考え続けるので、時間をあけると理解できることもあります。先の問題を解いたりすることによって、理解が後から追いついてきたりします。ですから、先に進んでから戻ることによってできるようになる場合も多いです。

 

自分のやっていることを俯瞰で捉えることができていると、こうした判断ができます。分からない問題を「ここで時間をかけすぎるわけにはいかない」と時間感覚で判断して「とりあえず」飛ばす。そうすると、同じ時間勉強していても、他の子よりも多く演習量を積めるようになります。この判断の速さは、テストでもできる問題から手を付けていくということにもつながり、その結果テストの点も高くなります。