辞書を引く

新学期が始まり、1週間程が経ちました。そろそろ学校のある生活にも慣れてきたと思います。塾生たちには、ここで勉強のペースを一気に掴んで中間テストに向かってもらいたいと思います。

 

生徒の「辞書を引く速さ」に注目しています。英語でも国語でも、速い生徒は10秒くらいでお目当ての語を見つけ、遅い生徒の場合は1分以上かかっているようです。

 

辞書引きの速さは「慣れ」です。引けば引くほど速くなっていきます。そして速くなるには、調べたい語の「綴り」を瞬時に記憶して、その語を見ずに辞書を引くようにすることが必要です。その作業を繰り返していくうちに、短期記憶が鍛えられ、その単語や漢字などを自然と記憶することができるようになります。実際、紙辞書をたくさん引いている生徒はそれだけで語彙力が伸びます。一方、辞書を引かない生徒や、電子辞書に慣れてしまった生徒の語彙力はイマイチな気がします。

 

塾には国語辞書、古語辞書、英和・和英辞書などを取りそろえておいてあります。自分の辞書を持ってきた生徒は、「置き辞書スペース」を用意しています。たくさん辞書を引く。電子辞書やインターネットなど、利便性の高いものが手軽に手に入る時代だからこそ、手を使って勉強することの大切さを伝えていきたいと思っています。