本当に成績を上げたいのなら

「勉強しているのに成績が上がらない」と感じているのなら、それは「やっていること」が悪い場合があります。

 

例えばノートまとめ。これは自己満足が満たされる行為ですが、学習効果は薄いです。頭を整理する為にやるのはいいことだと思いますが、これはテスト前でなく日常学習の中でするべきです。テスト直前に何時間も色ペンできれいなノートを作ったりするのなんて本当に勿体ないと思います。

 

例えば単語練習。これは無駄な作業かと言えばそうではないのですが、やはり2時間も3時間もかけてやることではありません。ノートに英単語や漢字を隅から隅まで書いて満足気な子がたまにいますが、そういう子ほどテストしてみると全然書けなかったりします。「英単語が苦手だから英単語をやる」というのは一見理にかなっているようですが、英単語が人より書けない生徒はまず英語が読めていない場合があります。もしもそうならば、まずは教科書の音読から始め、スラスラ読めるようにしてから単語を練習すべきです。単語のみを暗記していてもテストでは通用しないですからね。

 

どちらの作業にも共通して言えるのが、「作業中に頭が働いていない」と言うことです。何も考えずに目の前のノートが埋まっていき、やった気になってしまう。厳しい言い方ですが、これは勉強をしていないのと同じです。そのような状況は「楽」なので、なかなか脱せない子もいます。エネルギーの低い位置で安定していないで、グツグツのマグマのようなエネルギーを出させるためにも、注意を促していきます。