平均点が低いと

学校の定期テストの平均点が低いと、多くの生徒が「低い」点数を取ることになります。

 

例えば平均点が50点だとしたら、およそ半分の生徒が50点を取れないということになります。ほぼ真ん中でも40点台…。結構自信を失いそうですね。私も生徒時代、外部模試で24点を取ったときはショックでした。(これは自分の実力が無かっただけでしたが。)

 

平均点を低く設定する問題作りはなぜ起こるのでしょうか。あくまで想像ですが、上位層が厚い場合、その優劣を付けさせるためにはどうしても問題を難しくしなくてはなりません。そうしないと得点がバラけないですからね。しかし大変なのは中位層から下の生徒たちです。逆に下位層の生徒たちのほうで点が取れなくて団子になっちゃってたりして。でももしも、平均点を下げたい先生がいたとすると、何と戦っているのでしょうね。絶対評価になってから、できる生徒の通信簿はみんな「5」でいいはずなのに。そんなに点数を取らせたくない何かがあるのでしょうか。

 

生徒のモチベーションコントロールはとても難しくデリケートなテーマです。80点までは通信簿「3」ならば、平均点は65点くらいに設定してくれればありがたいのになあなんて思ったりします。