人を上手に頼る

「周りの人に迷惑をかけてはいけない」と「周りの人を頼ってはいけない」は似ているけど違うと思います。

 

周りの人を頼らなかったばかりに悪い結果になってしまったら、それはかえって周りの迷惑になることもあります。文化祭の準備のような、みんなで何かをやるときなどは特に、自分の持ち場をこなせないと他の人に迷惑をかけてしまうこともあると思います。そんなときは、できる人の力を借りて手伝ってもらったりするほうが良い結果を生むことも多いですよね。

 

それは自分のことにも言えると思います。例えば勉強面。分からないところを一人で抱え込んでしまい結果テストで点を取れなかった。他の人には迷惑をかけていないように見えるかも知れませんが、それは自分自身に迷惑をかけているようなものです。そうなる前に誰か分かる人を頼るべきです。

 

「こんな簡単な質問したらダメだよね」なんて思う必要はありません。そこまで自分がどう考えたのか、それを伝えてみましょう。ダメなのは、何も考えずに全部やってもらおうとする時です。教える側は、ただ答えを教えることに意味を見出せません。質問してきた人に「できるようになってもらいたい」と思って教えます。ですからとりあえずワークを埋めたいだけの質問はNGです。「ここまでやってみたけど合ってる?」や、「こうだと思うんだけど」と伝え、自分がその問題をできるようになるんだという気持ちを見せましょう。実を言うと、教える側もそういう人に何かを教えているときはとても気持ちが良いものなのです。

 

そうして人を上手に頼っていくうちに、自分の頑張りが周りの人に伝わっていきます。するとだんだんと自分を応援してくれる人が増えていくはずです。誰かを応援したいと思っている人って結構多いと思います。そういう人の応援を集めていくうちに、自分では到達できなかったところに手が届くはずです!