基礎練習

中学生の時はソフトテニス部でした。たいした実績のない弱小部でしたが。

 

練習は単調でしたが、球を打つのは楽しかったと思います。特に試合形式の練習は楽しくて、競い合うことが好きでした。今になって思うと、練習で玉打ちをしてフォームを固め、試合形式で戦略や応用力を付けるということを連動させて能力の向上を図っていたのだと思います。それに筋力トレーニングや足運びの練習なども加わればより効果的なのでしょう。今になって練習の意図が分かります。当時はそんなところまで考えが及びもしませんでした(^_^;)

 

勉強もそうだと思います。まず単語の暗記などがあって、文法や長文読解があり、それらを積み上げた先に模試があります。模試の過去問ばっかり解いて満足している生徒がいますが、それだと練習試合の時ばかり張り切っていて筋トレや玉打ちは真面目にやっていない子のようなものです。毎日の筋トレやフォームの確認があって初めて試合で結果が残せます。また、試合よりも毎日の練習のほうがずっと時間をかけていくのも当たり前です。フォームが固まっていなければ試合で結果を出すことなんてできません。体力が無ければ試合で戦い抜くこともできません。

 

受験生などで、直前になって慌てて入試の過去問だけをやり出す子などもいますが同じ理屈で上手くいかないことが多いです。それまで真面目にラケットを振って来た子に勝てるわけがないんですね。定期テストもそうですが、毎日基礎的なことをやった上で試験勉強できるようになりましょう。