速さと丁寧さも欲しいと思う

授業のやり方を少し変更しました。今までは私が生徒の机を巡回していたのですが、生徒に私の机まで来てもらうようにしました。塾を立ち上げた当初の方針に戻した形です。

 

今まで生徒に来てもらうのを待っているのにかかる時間よりも、私が巡回したほうが速いと思っていたのですが、実際はそれほど速さは変わっていなかったようです(^_^;) 生徒が受ける指導の回数は結局同じでした。

 

今までの方法で私が生徒の机間を常に動いていると、ノートを作ってあげるのがかなり下手になるということもあります。とにかく字が雑になります。卓球は100メートル走をしながらチェスをするような競技だなんて言われますが、常に自分が動きながら話す順番を考えて説明をしていると、ノートの丁寧さまで神経が行き届きません。卓球をしているわけではないのですが、同時にやることを減らすことで丁寧さを上げたいなと思ったのが変更の第一の理由です。自分が全体を俯瞰できる位置に座っていることにより、指導している生徒以外の子もよく見渡せるようになりました。だからボケっとしている子に緊張感も与えることができるかも知れませんね。ビシビシいきますよ~(^^)/

 

また、生徒が授業中に席を立つことでメリハリがつくことも分かりました。授業中ずっと集中してイスに座り続けられる子はほとんどいません。中には集中力が10分経たずに切れてしまう生徒もいます。そんな子は、あえて立ち歩きをさせる意味でも切り替えをさせる効果があるような気がします。順番に指導を受けに来てもらっているので、次の子が「もうすぐ自分の番だ。」と準備をし始めているのも分かります。暗記や解いている問題を、呼ばれる前に早く終わらせなくてはと焦り出しているのも見えます(笑)。

 

指導スペース内のシステム変更なので大したことではないのですが、思っていたよりも良い効果が多く出ています。(決して私が動き回るのが面倒で始めたことではないのです。)授業は生徒が主役。生徒が歌い踊って汗をかくことで成績が上がると思っての変更でした。生徒が名前を呼ばれた時に、ほんの1・2mなのですが私のところまで小走りに来てくれるのを見るのも嬉しいです(^^♪ 机の脚につまずかないように気を付けてもらいつつ、授業の加速をさせていきたいと思います。