遊牧民になりたい

もうそろそろ言えるかな。

 

実は緊急事態宣言中に、「自粛警察」的な人からメールをいただいていました。いわゆるあの、営業するな自粛しろというやつです。

 

もくせい塾は床面積が100㎡以下の学習塾ですので、政府の指示通りに感染防止に気を付けて営業していたのですが、やっぱり怒る人もいるものなのですね。それにしてもうちのような小さな小さな塾をよく見つけたなと思いました。地元の人だったのでしょうか。

 

メールの内容もここには書けませんがややヒステリックな怖さを感じるもので、見た時に「生徒に危害が及んだらどうしよう」と思い悩みましたが幸いすぐにメールは止みました。一応脅迫が続いた場合に、出るとこ出られるような対応は取っておいたのですが何事もなくて良かったです。そんなわけで5月は本当にバタバタしてしまいました。

 

さて、そこから思ったことです。満員電車などもそうですが、やっぱり「ぎゅうぎゅう」の状態ってストレスが溜まります。そしてストレスが溜まるとイライラしてしまいます。不必要なエネルギーのロスですよね。

 

勉強でも同じように、狭い場所や遊びの全くない計画の中で行うと「ぎゅうぎゅう」になってしまい、余計なストレスがかかるのではないか。勉強の内容や進度などの「強度」はある程度キツさがなくては負荷をかけたトレーニングになりませんが、それ以外のところは多少緩いほうが勉強そのものに向き合うのにはいいのではないかと思います。(例えば勉強中の飲食ってなんで多くの場所でいけないことになっているんでしょうね。)

 

もくせい塾の自習室は、パーテーションを付けていないので空間的な解放感があると思います。また、自習用の自分の座席から動画スペースや印刷機まで立ち歩いて行けるようになっており、ギチギチの自習室で「一度着席したら隣の人にぶつかるからなかなか席を立ちにくい」ともなりません。これは大学生時代、ぎゅうぎゅうの講堂で立てずにトイレを数時間我慢した私の体験が生きています(^^)/

 

奇しくも今の状況の中、中学校などでもゆったりした空間で生活しているためか、以前よりも穏やかな顔をした生徒が多い気がしてこんなことを考えました。