勉強楽しいぜ

富士中の期末テストまで3週間を切りました。高校の期末テスト日程などの情報も徐々に集まってきましたが、だいたい同じくらいに行われるようですね。つまりもう3週間前です。

 

中学生たちは少しずつ期末テストの勉強として授業を先に進めるのを止め、復習にシフトしています。

 

勉強の仕方を教えることはずっとやってきたつもりですが、まだ上手でない生徒や、今回初めてテストを受ける1年生たちもいます。ですから塾がテスト勉強の流れを作っていくにはどうしたらいいのかを考えながら進んでいます。まずは今の自分の状況を知ることが第一だと思って、テスト問題集をやらせて間違えたところの解き直しとそこからどのように勉強していくべきかを伝えています。この時期は、英語で言うと単語・熟語が身に付いていない生徒が多いです。英語を受けている生徒は単語テストを授業ごとに行っていて、やっていなかったときに比べればマシなのですが、それでもまだまだと感じます。単語テストも教科書の読み訳も反復させていくので、今後改善していくはずです。みんながんばれ~!

 

私が中学生の時に通っていた塾は集団塾で、定期テスト前だからと言って授業が止まることはありませんでした。だから定期テスト期間は塾の授業を受けながら、それとは別にみんな勝手に勉強していたと思います。(自習室も無かったので、他の子がどのような勉強をしていたのか見たことがありません。)テスト勉強の計画表も自分で作っていましたし、勉強法も自分であれこれ試し、その中で「これかな?」と思うことをやっていました。割と学校の成績対策というところに関しては放任的だったように感じます。(塾に学校での成績を伝えるようなことも無かったような。)

 

私が好きなのはそういった、学校よりも勉強に関して追い求めることに純粋な空気感を帯びた塾です。「評定の為に授業で発言をしないと」とか、「他の友達グループの目が気になる」とか、そういったことを神経をすり減らすことなく純粋に「勉強楽しいぜ」ってなれるような自由な空間にあこがれがあります。回顧主義なのは重々承知なのですが古き良き塾みたいなあこがれです。なんとなく子供の頃、学童保育に通う子たちを「いいなぁ」と思っていたのもあるのかも知れません。

 

だからテスト勉強であっても、自分であれこれ試行錯誤していって欲しいなと思っています。「勉強面倒臭いからきら~い」と最初から拒絶してしまうのではなく、上手にできたら楽しいですし、上達したら嬉しい。上手くいかない場合であっても次こそはと燃えることができる。学校の勉強にもそのような楽しみ方があると知って欲しいです。進路の為とか、評価を上げる為とかだけを思って勉強をしていると疲弊してしまうので、そこに楽しみを見いだして、純粋に自分の能力が伸びることに喜びを感じて欲しいなと思っています。