その成り立ちから理解しよう

今日は授業もあり、中学生が1年生2年生3年生全員来ました(^^)/ これは素晴らしいですね~。テスト前は特に、テストを受ける全員が自習に来てもらいたいものです。

 

ここのところ生徒からの質問で多いのは、中3の理科です。物体の運動のところで「㎞/h」を「m/s」に直す必要が出てくるのですが、それができない子が多いようです。

 

単位というのは、それ自体が意味を持っています。例えば「㎞/h」は「1時間あたりに進む距離(㎞)」という意味で、それを簡略化したのが㎞/hという単位です。それを「m/s」、つまり「1秒間あたりに進む距離(m)」に直すためには、キロメートルをメートルに直すのが1000倍で、1時間あたりを1秒間あたりに直すのは3600(=60×60)で割るということです。つまり「×(1000/3600) 」をすればよくて、分母・分子を約分して「×(5/18)」で答えが出せます。

 

計算自体は大したことないのですがこれをスイスイできるようになるためには、単位の理解が必要です。理科は特に、こうした単位や公式などの「理解」が学力に大きく結びついています。単純に「18分の5をかければいいのかー」だけではその問題は解けるかも知れませんが少し問題にひねられたら太刀打ちできませんし、そもそも学力には結び付きません。

 

ですから質問を受けた時はできるだけそういう成り立ちから説明しています。質問に来た子は私の説明が長いと感じるかも知れませんが(^_^;)、そういう意図があるので我慢して聞いて下さいね。