環境が人を変える

勉強をするには、環境を整えることが必要です。本当に環境大事。

 

自宅の部屋に机が無かったり、あっても上に物が積まれていたりしたら勉強を習慣化するのはまず無理です。また机があったとしても他に遊び道具もある部屋で、勉強に集中することはやはり難しいでしょう。

 

例えば家のリビングにテレビがあって、その向かいにソファが置かれているのに「テレビなんか見てないで勉強しろ」は無理だと思います。私の家も昔はずっとテレビがついていて、テレビを見ない日がありませんでした。あの頃は「テレビを見ずに勉強する」のにものすごい意志の力が必要で、私はいつもテレビの誘惑に負けていました。今は音の無い状態で過ごすこともできるようになりましたが、子供の頃は静寂が心細くてテレビや音楽をずっと流していました。一つのことに集中したほうが得られるものも大きいので、今思うと無駄なことをしていたなぁと思います。子供を勉強する子に育てるには、家のレイアウトから考えることが大切なんでしょうね。

 

そんなわけで、勉強をするには「勉強だけをする環境」が絶対に必要です。それは自宅ではまず用意できません。なぜなら家族がいて、家は安らぎの場だからです。家族みんなが自分の勉強のためにテレビを消し、会話も控えて集中する環境を作り上げてくれるでしょうか。もし家族がそこまで協力してくれたとしても、自分の集めた漫画やゲーム、そしてスマホを目の届かないところに封印することができるでしょうか。家を勉強に集中する環境にするには、いくつもの壁を乗り越えなくてはなりません。

 

だからみんな塾に通います。勉強の環境をお金で買う時代です。ですが、塾が勉強に集中できる環境であるかも気を付けなくてはいけません。耳を疑うのですが、自習室が「うるさい」塾の話をよく聞きます。スタッフが何度も注意をしに来るのだとか。もし、親御さんが「家では勉強させてあげられないから。」と買ってあげた環境がそんな状態だったら...不運です。やっぱり、環境が本当に大事。