古文を曖昧なものにしておくな、単語レベルから学習していこう。

今日まで夏季休業(前半)をいただいておりました。明日からまた通常通り授業を再開いたします。

 

この休み期間は夏期講習の準備をメインに進めました。夏休みは受験生にとって本当に大切な期間ですので、いくら準備をしても足りないくらいです。良いものにしていきたいと思います(^^)/

 

 

夏期講習の国語では、毎年古文の読み方に力を入れています。古文は学校の授業でも「竹取物語」「枕草子」「平家物語」「奥の細道」「徒然草」の一節くらいしか扱いませんし、古典文法の学習なども不十分なまま受験に突入します。だから塾で国語の指導を受けていない生徒は、受験の時に「なんとなく読み」で対応するしかありません。

 

ただこの「なんとなく読み」は、かなり国語読解力に依存しているやりかただと思っています。近代文学で使われていたような言い回しも知っていないといけませんし、分からない助動詞、助詞や単語などがあった場合にはその前後の文脈から判断するスキーマ力も必要です。かと言って「古文の勉強」を独学でやろうとしても中学生には何から手をつけていいか分からないと思います。そうこうしているうちに結局この「なんとなく読み」で入試に突入し点数が安定しないということになりがちです。やっても伸びない。きっとこういうイメージがあるので、国語を勉強したがらない生徒が結構いるのではないでしょうか。でもこれは知識を身に付ければ克服できます。

 

だからもくせい塾の夏期講習では、古文の読み方指導を文法から行っています。古文もちゃんと時間を取って覚えてしまえば英語長文と同じで、ある程度は機械的に訳せるようになります。なまじ「日本語」というくくりなので、訳し方講座をやってもらえないのが古文なのですが、内容は現代文よりもずっと単純なので満点を狙える分野でもあります。入試国語で19点分を確実にものにできるように、夏に基礎を身に付けて秋以降力を伸ばせるようにしていきましょう(^^)/