なんとなくではダメだ、カメラで写したように正確に覚えよう

授業で暗記テストを行うとき、「そのまま再現」を求めます。

 

例えば英単語帳のテストを行うとき、holdの訳が「開催する」と載っていた場合、「開く」と言ったらアウトです。もちろん意味は合っているのですけれどね。テストではアウトということにします。

 

 暗記テストでは覚えて欲しいことを暗記してもらうのですが、それと同時に、「覚えること」の訓練も兼ねていると思っています。暗記の力を伸ばすには、徹底してそのまま再現できるようにするのが一番です。「なんとなくできているけれど」という程度ではすぐに記憶が抜けてしまいます。鮮明に記憶が残るまで徹底して脳に焼き付けるくらいの暗記をしていければ、簡単には忘れません。

 

そのままという意味では、いくつかの意味が載っている多義語の場合はその順番も載っている順に言えるようにすることを求めます。勉強のできる生徒は、教科書の何ページのどのあたりにどんな説明が載っていたかまで覚えている子もいたりします。学校の勉強での優劣は、その解答の再現性の精度と言い換えられるかも知れません。ですから、「そのまま再現」です。しかし順番通りに覚えたほうが楽だと思うのですが、なかなか難しそうですね(^_^;) 最近はテストをすると逆から言ってしまう子が多くなってきているような気がするのですが、これは何かが影響しているのかななんて気になります。

 

私が中学生の時に通っていた塾では、「てにをは」が違うだけで不合格(&ビンタ)だったのですが、それでずいぶん助けてもらった思いがあるので、もくせい塾でも少しずつそうしていきたいとは思っています。(ビンタはできませんが。)