小さな塾だからできること。

人は環境によって良くも悪くも変わると思います。

 

もくせい塾の自習室利用状況ですが、在籍する生徒の8割が毎日自習に来ます。これは小学生も含めての数字です。中学3年生には基本毎日来ることをお願いしていますが、他の学年にはほとんどそういうことはありません。そう考えるとこれはなかなかすごいのではないでしょうか。

 

「自習室完備」を謳っている塾は多くありますが、その自習室の利用状況はまちまちだと思います。私が前に勤めていた個別指導塾では受験直前期(12月くらい)になると全席埋まる日があるといった感じで、その時に在籍生徒の3割弱くらいの利用率になっていたと思います。もっとも、母集団が多かったので全員分の自習席は用意することができず、キャパの問題もあったと思います。(当時本部の了承も得ずに講師の控室を改造し、勝手に自習席を増やしていました。他の塾長の方もやっていてバレて怒られていたので、ダメだったんでしょうねあれ(^_^;))今のもくせい塾は非常に生徒数の少ない塾なので、良くも悪くも上記のような数字の達成が可能になっています。

 

もくせい塾は指導スペースの4倍の自習スペースを設けていますが、それも定期テスト前には満席になってしまいます。現在ビルの3階を借りていますが、2階でやっていたときの2倍の広さ(家賃も…)です。こう考えると、塾生の人数は2階でやっていたときと大差ないので環境によって生徒のほうが「変わった」と考えることができそうです。生徒たちが自ら勉強に来るようになったのでしょうね。

 

自習室のある塾に通わせたのに子供が自習に行かないという保護者様のお悩みをよく聞きますが、自習室にはイスと机の他に、「雰囲気」も必要だと思っています。みんなが当たり前に自習にくる雰囲気、これこそが塾に必要な環境だと思っています。