継続しないと力は付かない

定期テストではそこそこの成績を取るのに、模試の成績になるとそれよりも見劣りしてしまう生徒がいます。

 

そういう生徒は定期テスト前に一生懸命詰め込んで得点しているだけで、おおもとの学力につながっていない場合があります。例えばダンスを踊る時に、振り付けは一生懸命覚えるけれど日頃の筋力トレーニングはやっていないようなもの。いわば学力の体幹が鍛えられていません。

 

定期テスト前は一生懸命勉強しているけれど、それが終わると勉強がパタッと止んでしまう子にはそんな傾向があります。本当に詰め込みだけをしていて、学習の蓄積がない状態です。そういう生徒に授業をすると、英単語をほとんど覚えていなかったり、計算はできるけれど文章題は全くできないような状態だったりします。でもテストでは平均点以上に得点できていて、本人もそこそこできている気になっていて危険です。

 

日頃からきちんとトレーニングしていて勉強の体幹が鍛えられている子は、多少の揺さぶりにも動じません。計算が手に馴染むまで学習を蓄積している子は文章問題だって解けますし、新しい英文法を習った時に単語で止まったりしません。

 

そうなるためには、テスト前だけでなくやっぱり日頃の学習の蓄積が必要です。テスト前に勉強することができるようになったら、次は毎日少しずつでも良いので机に向かうようにしていきましょう。