元に遡る

生徒の英語を指導していて、「be動詞は数学で言う『=(イコール)』なんだよ。」と教えたりします。

 

「I am a student.」ならば、「私『=』生徒」だよ、という感じです。それで理解ができる子ならば形容詞や文型の学習にも発展していくことができますが、それが理解できない子がたまに、というか結構います。

 

そういう子の数学を見てみると、例えば「3×6÷2」という計算を、「3×6=18」に「÷2」を途中から付け加えてしまって、「3×6=18÷2=9」としてしまっています。これでは「=(イコール)」が成り立っていないのですが、それに疑問を持たないようです。最終的な答えは正解なので、間違えている途中式を直されてこなかったのでしょうね。

 

こうなって来るといよいよ国語の問題になってきます。「『3×6』と『18÷2』は同じではないよ。」という説明を理解することから始めなくてはいけません。数学も文章なんだという感覚を持つことが英語にもつながっていくと考えています。その為にはまずは国語、日本語を使いこなす必要があります。小学校の国語の文法で「『何』が『どんなだ』」というものを学びますが、それをしっかり理解することがのちに学ぶ数学や英語にもつながってゆきます。