乗法公式!

中学3年生は、そろそろ乗法公式の学習に差し掛かってきました。ですから授業でも確認テストを行っていますが、まだ計算がたどたどしい子が多く、合格者も少ないです。

 

乗法公式は、中学数学で初めて出会う、「公式を意識し」た計算問題だと思います。今後学習範囲でもここの計算方法は必要になってくるので、きちんと公式を身に付けて公式通りに計算できるようにしておく必要があります。ですから、確認テストを受けるときはたとえ答えが合っていても、きちんと公式を使って解いていない場合はバツにしています。スラスラと考えずに手が動いてできるようになるには200問くらいの演習量が必要だと思います。

 

中学を卒業して高校数学を学ぶようになると、この「公式に当てはめ」て問題を解くという作業が一気に増えます。もちろん公式の成り立ちなどの理解は必須です。それが無いとあっという間に数学の苦手な生徒になってしまいます。ですが、だからと言って数列のΣの計算や2次曲線など、いちいち導いて解くのは現実的ではありません。どこかで公式に当てはめて解くようになるタイミングがあります。この公式に当てはめて解くという割り切りができないと膨大な高校数学は乗り越えていけません。

 

中学3年生の乗法公式は、その最初の体験だと思っています。たかが分配法則を利用して計算できるものの公式化ですが、初めての体験だと文字式の羅列を覚える辛い作業に感じるかも知れません。でもそれを身に付けないでいるとこの後の因数分解や平方根の計算、2次方程式の演習に重大な欠陥が出てきてしまうので、ここは2週間くらい時間をかけてでもしっかりと使いこなせるようになって欲しいと思います。できれば、「なぜその公式になるのか」も自分の手を動かして理解して欲しいところ。そうすれば定着の助けにもなると思います。