10月の進路志望調査

埼玉県立高校入試の10月1日付けの進路希望状況が発表されましたね。

 

今年も市立の高校は倍率がかなり高いですね。こちら東部地区は例年通りといったところだと思います。越谷市内でいうと、越ヶ谷高校が募集人員を増やしたため、少し倍率が下がり、越谷北と越谷西が上がっています。

まだ何かが決まる時期じゃない


毎年この時期は、生徒たちは不安になりがちです。今年も、生徒たちの会話にこの倍率の話題が出ていました。倍率は自分の力でどうこうできるものではないので不安ですよね。

 

ただ、今の段階の倍率を見て志望校を簡単に下げたりはしないほうがいいと思います。この倍率は、最終的には下がっていきます。

去年の進路志望調査は


実際に、去年の越谷市内にある普通科高校の進路志望調査を並べてみます。一番右の数値が倍率です。

 

まずは去年の10月に発表されたものです。

 

次は12月に発表されたもの。

 

そして受検が終わり、最終的な結果です。

 

越ヶ谷高校 2.23→1.72→1.35

越谷北高校 1.63→1.46→1.36

越谷西高校 1.34→1.10→1.02

越谷東高校 0.85→1.13→1.13

越谷南高校 2.04→1.69→1.27

 

と、越谷東高校以外は全て下がっています。私立単願への切り替え等理由はいろいろあるでしょうが、今の段階の倍率を見ても何もわからないということがわかります。

勉強に関する悩みは勉強することでしか払えない


ですから、今回の倍率を見て不安になってしまった子がいたら、それはまだ不安がる段階ではありませんよ。今抱えている受験の不安は学力が原因なので、とにかく勉強しましょう。その不安を倍率のせいにして、志望校を下げることをしてしまうと、楽にはなるかも知れませんが不安は消えません。

 

きっと、勉強しても勉強しても受験が終わるまでは不安は消えないと思います。それどころか、頑張れば頑張るほど不安は募るかも知れません。それでも勉強し続けることです。そうすることで少しでも前に進むことができ、それが自分の状況を変えていきます。受験は諦めた人から脱落します。だから今は前だけを見て進みましょう。昨日より今日、今日より明日前に進めるように。