受験に向けて、その先も見据えて

中3冬期講習は残すところこの3連休で終わりです。すると私立高校入試まで10日ちょっと、公立高校入試まで1ヵ月半です。

古文を得点源にせよ


今日は中3生に古文の指導を行いました。配点は大きくはありませんが、必ず入試に出題されますし、きちんと勉強すれば短期間で得点源になる分野でもあると思っています。

 

古文を得点源にするにはまず、「読み方」を知らなくては話になりません。生徒たちには夏に指導をした時に、読み方のテクニック集を配っているので、それを使った読解の練習を行いつつ進めます。

 

それが自然にできるようになってきたら今度は文法です。文法の要は助動詞を身に付けること。ここをある程度できるようにしておけば、高校に入学してからも役に立ちます。授業では、読解をしながらバンバン質問をしまくります。みんな以前もらった資料を必死に検索していました。聞かれることは現代仮名遣いや単語の意味、文法、動作主、内容など、それほど多くはありませんが、満点を目指すにはきちんと訳せるようにしていく必要があります。

理科は「なぜ」が大切


理科の授業では力学やエネルギーについて扱いました。目に見えない事象は特に、「なぜ」に答えられることが大切です。レールを転がって飛び出した球が「なぜ」手を離した高さと同じ高さには届かないのか。動滑車を使うと「なぜ」引く長さが物体の持ち上がる高さの2倍になるのか。そういったことをただ事象として覚えるのではなく、理屈を理解することこそが考える力を育てることにもなり、理科の面白さだとも思います。

より深く、より広く


受験生への指導は、どうしても受験対策に偏りがちになってしまいますが、その後高校に行っても役立つものを身に付けていって欲しいなとは思っています。高校受験はあくまで通過点。その先、高校や大学に行けば更に広く深い学問の世界が広がっています。そこを自分の力で泳いで渡り切れるような道具を渡していきたいと思って指導しています。みんな、がんばれ。