そろそろ卒業シーズンですね。
また初めからやり直し!
以前勤めていた個別指導塾では、講師は大学生が多かったです。
ですからこの時期、大学の卒業や他のアルバイトをする等の理由で講師の交代が多くなりました。(アルバイト募集の広告を打ってもなかなか集まらなかったなぁ)辞める講師には、生徒の引継ぎをお願いして書類の作成をしてもらっていました。しかし、どの教材を使ってどんな宿題を出していたかまでは引き継げるのですが、どのように指導していたかまではなかなか伝わりませんでした。ここが塾を成長させにくいと感じる、もどかしい部分でもありました。
自分自身もできていなかった!
私自身も講師として塾で授業をしていたときは、結局のところ自分の中にノウハウが蓄積していく感覚でした。自分の試行錯誤の結果が自分の指導に跳ね返ってくる感覚はあったのですが、それを塾に還元するということろまでは考えが及びませんでした。今考えると、従業員としては下の下ですね(^_^;)
塾長業務をするようになってからは、会社に指導のシステムを提案したりすることが少しはできたかなと思います。そういう私のアイディアを聞き入れてくれた会社上司には今でも感謝しています。
仕組みでやるか、自分でやるか
結局のところどんな組織でもそうだとは思いますが、塾運営者と講師が別の人の場合は、指導の現場で培ったノウハウを運営者が吸い上げる仕組みを作っておかなければその組織の成長はありません。そして私にはまだその仕組みを作って回せる力はありません。ですから運営者兼講師でやっています。組織は大きくなりませんが、自分の経験したことをすぐに塾の仕組みに取り入れられるのは小回りが利いて便利です。(今年は、勉強の流れを可視化したものを塾内に用意していくので塾生のみなさんは参考にして下さいね。)
一長一短だとは思いますが、巨大な蒸気船の艦長はカッコイイけれど、丸太でできた小舟の船頭のほうが私には向いているようです、トホホ。