まず動け、そして考えろ

やるかやらないか、2つに1つ。

目の前の勉強から逃げているきみへ


「楽しい」と「楽」は違います。勉強は楽しいものではありますが、決して楽なものではないと考えています。

 

自分の成長、能力の向上は誰しもが嬉しく楽しいものですが、その為には時間と労力をかける必要があります。学力を伸ばすには、「ラップをかけてレンジでチン」というわけにはいかないのです。簡単にレベルアップして強くなってしまうゲームなんて、「ゲームバランスが悪い」でしょう。勉強も同じです。簡単にはレベルが上がらないから、ちゃんとやった人だけが抜きん出ます。

楽しむには、本気にならなきゃ


例えば英単語が覚えられないなんてことはありません。それは覚えるまでやっていないだけです。まさか2・3回書いただけで覚えられると思っている人や、単語を眺めているだけで覚えられると思っている人はいないでしょう。5回、10回書いてみて、それでも覚えられないのなら覚えるまで繰り返し書けばいい話です。ひとそれぞれ身に付くまでの労力は異なります。定期テスト前に、大学ノート1冊書きつぶすくらい手を動かしてそれでもダメなら、「覚えられない」と言ってもいいと思います。

 

簡単に成果を求めようと思っても手に入りません。成績上位の子たちは、それだけの労力を割いた上でその場所に立っています。問題集を7周した経験は?文法書を1冊写経した経験は?「このやり方は間違っている」なんていうのは、やった人だけが言っていい言葉です。

 

まずはやってみる。そして、やりながら考える。先日お亡くなりになったサッカー監督のオシムさんが、「考えながら走れ」というようなことをよくおっしゃっていましたが、勉強も同じです。それだけの労力を時間をかけて行った先に、「できる楽しさ」が待っています。