質問するのは恥ずかしいことじゃない

連日暑い日が続きますが、スカッとしていて気持ちが良くもあります。

質問から考えが見える


高校生からの質問が興味深いです。

 

高校生は、質問の仕方にも工夫が見られます。例えば分からない問題があったときに、「この問題が分かりません」と丸投げするのではなく、解答も持ってきて「ここまでは分かったのですが、この式になるのが分かりません」のように、途中までは自分で考えてきたりします。質問のレベルが高いと言えますね。

 

質問から意志も見える


他にも、新しい内容を習ったときに、その定理や定義を「これってこういうことですよね」と自分で解釈して確認してくることもあります。本質をつかもうとするから出てくる質問なので、これも非常にレベルが高いなと感じます。

 

 

中学生くらいまでは、「これが分かりません」でもいいと思いますが、高校生になると勉強は自分で背負わなくてはいけない割合が増えます。学校の授業だけでは範囲が広すぎて賄えなくなるんですね。

 

だから「これが分かりません」という質問だと、その問題を解説されて分かったとしても、それが本質的な理解につながっていない限り、質問が減ることはありません。高校生たちの質問には、「自分でなんとかするんだ」という意志が滲み出ています。