音読してもらうことの意味

生徒の音読から分かることです。

音読から見えてくること


特に、初めて会った生徒の国語の学力は、「音読」をしてもらうとある程度分かったりします。

 

まず、つっかえずに読めるか。読む速さはどのくらいか。そして出てきた漢字は読めるか。言葉をどの程度知っているかどうかも、読む時のイントネーションで分かったります。

 

そして国語の力が全ての科目の土台となっているので、音読をしてもらって国語の学力を測ると、他の科目の学力も概ねですが推測できます。

 

読み間違いから見えてくること


ただ、ある程度「読める」子でも読み間違いは起こします。それはそれで情報を持っていると思っています。

 

例えば、緊張からくる読み間違いの時は、「初めてだから」ということもありますが、「普段から緊張しやすい子なのかな」と推測したりします。また、次を予測して「こうくる」という先入観で、文章に書かれていない助詞や単語を発してしまったりする場合は、「読書の経験値は持っている」ということが分かる一方で、「先を見ずに動き出してしまう」という早とちりの気があるのかなと推測します。

 

 

そういう情報を元に指導の仕方を変えたりするので、音読は生徒によくやってもらっています。もちろん、単純に音読の練習という意味も兼ねています。