バトンのソフトタッチ

あまりいっぺんに積み上げようとしないで、ひとつずつ積み上げていけば、力は必ず伸びます。

英語の学習での変遷


小学生の英語の学習ですが、きちんと力が伸びているのが感じられます。初めは英語にまだほとんど触れたことのない状態から、今は簡単な英文が読めて訳せるようになってきました。

 

生徒のレベルアップに合わせて、少しずつやることを変えています。英語のフレーズを一緒に読む。フレーズの単位で意味を教える。それが少しずつ細かくなり単語のレベルで意味をつかめるようにしていく。指導としては「だんだん細かくなるように」教えているのですが、イメージとしては積み木を積み上げるように、できることをひとつずつ増やしている感覚です。

同じ作業でもやり方を変えていく


生徒の英語の力が伸びていくのに伴って、生徒自身がやる作業も変わってきています。

 

例えば一緒に英文を読む時は、初めは全て私が読んで訳していました。それから生徒が後に続いて読むようになり、更に分かる単語の部分は本人に訳してもらうようになってきています。少しずつ生徒の作業量を増やしてきています。生徒がやっている皿回しの皿の枚数を増やしていくように。

 

授業は生徒が主役ですが、初めは私が主役をやり、少しずつその座を明け渡している感覚です。「次の主役は君だ。」って。このソフトなバトンタッチがいい塩梅に成長を促している気がします。