また巡り合わせる

塾生たちは毎日、解いたプリントやテストなどを提出して帰ります。

答案から見えてくるもの


それを私が丸付けして返すと、もくせい塾にはそんな仕組みができています。

 

丸付けの能力は学力向上に必須ですから、全てを私が請け負うわけではないのですが、完全に「丸付け権」を生徒に渡してしまうのも怖い。とんでもない回答に「丸」が付いていたりもしますからね(^_^;)

 

そんなわけで丸付けに追われる毎日ですが、生徒の答案を見ているとその日の学習の「波」のようなものも見えてきます。字の丁寧さ、大きさ、線の太さから正解・間違いの数、その内容もケアレスなもの、知識不足なもの、更には「解くのに時間がかかったな」とか「集中できてなかったな」、「『やっつけ』で出してきたな」まで見えてきます。

 

問題は「一期一会」なもの。その日出会った問題は、2度と出会えないかも知れない。また、次に出会えたとしてもそれが「入試の日」なんてこともある。ですからできるだけすべての問題に対して丁寧に向き合ってもらいたいとは思いますが、それはなかなかに難しい。だから「集中して向き合えていなかったな」と感じたものなどは私が覚えておき、どこかのタイミングでもう一度出したりしています。