暗記の精度が低すぎる

土台はしっかりとね。

こんな家住めるか


暗記をさせるときはその「精度」も求めたい。

 

よく単語帳の口頭テストなどで2つ3つの意味が載っている時に、載っている順でなくバラバラに答える子がいる。これはダメだ、私は不合格にする。

 

なぜその順番で掲載されているのかを考えてみて欲しい。「よりよく使う方」が先に来ているはず。だから順番も正しく覚えるべきなのだ。

 

確かに「覚えていればいいでしょ」というのは正しいのだけれど、この精度を下げてしまうとすぐに抜けてしまうのだ。記憶の深いところまで染み込ませた知識は「絵」で出てくる。暗唱文なども、頭の中の黒板に書かれた文字を読んでいるだけのような状態になる。そこまで焼き付いた情報は抜けない。だから聞かれるたびに、順番や「てにをは」が変化するようなグラグラな答え方ではダメなのだ。

 

レンガが滅茶苦茶に積まれていて、ところどころ穴が開いていて風が吹くたびにグラグラ揺れるような家に安心して住めるだろうか。そういうことだ。堅牢な建物づくりに励んでほしい。