始まりは孤独でも

その孤独を味わえるのは自分だけ。

荒野を突き進め


何かを始める時には孤独を感じるかも知れない。それが勉強の場合は、特にね。勉強は一人でするもの。友達とワイワイできるものではないからだ。

 

今までは学校帰りに、友達とつるんでどこかに寄り道していたのに、

 

「今日はちょっと先に帰るね」

 

と言って塾へ向かう。今週末の遊びの誘いも断った。

 

「もしかしたら『最近あいつノリ悪いよな』とか言われているかも知れない」

 

なんて思いながら。こういう時は孤独に感じるだろう。勉強を頑張ろうと決意した。しかし、もしそれと引き換えにしたものが友達だったら、なんてね。

 

しかし、孤独を感じることを誇りに思ってほしい。それは、他の人より「早かった」ので感じるものなのだ。どうせみんな後から追いかけてくる。そう思って我が道を突き進んでいこうじゃないか。

 

自分が一番に歩いて作った獣道を、みんなも後からやってくる。そうしたら先に見ている景色を共有してあげよう。歩きづらい道は手を引っ張ってあげよう。まだ友達の誰も見たことがない景色を自分は見ている。そんな開拓者精神でどんどん孤独な勉強の荒野を突き進んでいってもらいたい。