縦横無尽に駆け回れ

そもそも勝手にジャンル分けしただけだからね。

科目の壁を超える

知識は科目を横断して身に付けられるようになってほしい。

 

知識を個包装してタンスの引き出しに整理整頓してしまっていくのではなく、ひとつの箱にまとめて入れておく。それで取り出すのに苦労していまってはダメだけれど、紐づけておいてどこからでも引っ張り出せるようにしておくと、科目を横断して理解が深まる。

 

例えば中学の地理では「偏西風」と「季節風」という2種類の風について学ぶが、なぜそれぞれ吹いている地域が違うのかは社会では学ばない。しかし理科の天気の所で季節風の原理を学ぶことになる。そしてそれを学べばヨーロッパでは偏西風の影響を受けてアジアでは季節風の影響を受けるということが理解でき、その地域の気候的特色に紐づけて地理をもっと学びやすくなる。

 

このように科目を飛び越えて学んだ知識を活用できるようになると学習が深まる。英語で修飾を学ぶには国語の文法を知っておいたほうが当然いいし、音楽で楽器の演奏法を学ぶと数学の計算力を伸ばすことに活かせる。科目という壁を越えて学んだ内容を縦横無尽に振り回す。学んだことを抽象化していくことが「1を聞いて10を知る」ために有効だ。