読解力

国語は全ての科目の土台。

語彙力がヤバいのよ

生徒たちに音読習慣をプロモーションしていて、その効果を感じる場面が多くなってきた。

 

そして逆に、生徒たちの「読書経験値の低さ」も改めて実感することが多くなった。授業内で文章を読んでもらうとありありとそれを感じる。3行くらいの文章であっても、まともに読めている子のまぁ~少ないことと言ったら!

 

ここでいう「読めている」とは、内容の理解を伴っているという意味ね。ただ文字を音に変換するだけならある程度の子ができているんだけれど、話し言葉以外の言葉に対する知識量がヤバすぎる。あまりにヤバすぎて私の語彙力もヤバくなってしまうくらいにヤバいのだ。

 

語彙力の弱い子は、文章を「自分の知っている語」に置き換えてしまう傾向がある。例えば「形成する」を「″せいけい″する」と読んだりする。これはただうっかり逆さまに読んでしまったわけではなく、形成という言葉は知らないけれど「けい」と「せい」は読めて、それで自分の知っている「せいけい(整形?)」という言葉に置き換えてしまったんじゃないかと睨んでいる。こういう読み間違いが頻発する。

 

もしこれを読んでいる保護者様の中に、

 

「我が家の天使ちゃんは大丈夫かしら」

 

と思われる方がいらっしゃったら、是非国語の教科書を読ませて確認してみてほしい。読み間違いを連発したら赤信号。教科書が読めていない段階で、現在の学年相当の読解力は備わっていないということ。つまり天使ちゃんの語彙力はヤバいのだ。是非一緒に本を読んであげてほしい。