本番以上の日常を

本番が普段よりも高レベルであってはならない。

 

スポーツの試合でも試験でも、プレッシャーのかかる本番は実力を100%出し切れるとは限らない。だから普段から本番のレベルを超えた練習を積んでおき、本番では多少目減りした実力の発揮でも十分に成果を得られるようにしておくべきだ。

 

勉強の場では「本来の0.8倍の制限時間で問題を解く」という手法がよく使われる。50分のテストならば40分以内に解く練習をしておくことで、本番で時間が足りなくなることを予防する。

 

「本番以上」というのは、単に難しい問題を解くというわけではない。闇雲に難問ばかり解いていても力は伸びない。そうではなく、自分の力を十二分に発揮するための縛りを強くしてトレーニングを積むということである。こうした本番以上の難易度の元で日常学習を続けることが、「本番に強い」メンタルを育てる。