アイツの努力を想像したことはあるかい?

生徒の自習の様子を見ている。

 

ある高校生は教室が開くと同時に来て、そのまま教室が閉まり自分が一番最後になるまで勉強している。6時間。もちろんその前にも勉強してきている。教室内では途中で本棚に行ったりするが、ほとんど目の前の勉強道具から目を離すことはない。

 

これが、上位数パーセントのレベルの高校の中でも上位層に属する生徒の勉強の様子。簡単には真似できない。普通の子たちではその努力量を知ることすらできないだろう。なぜならこの生徒が努力している時、普通の子は同じ空間にいないから。

 

「あの子は頭がいいから」

 

と言う言葉は、こういう姿を想像できないことから発せられる。