勉強をできるようにするには、
「できるところまで戻って、1つずつ積み直す」
しかない。数学や英語のように積み上げの教科は、以前の内容まで戻って。国語なら読める文章のレベルまで下げて。できなくなる原因は、どこかで分からなくなっちゃったことだからね。
なのでそれを「誰が」やるかという話になるのだが、個別指導塾や庭教師など個人的に指導を受けているのならばその指導者が行ってくれることもある。しかしそういった指導が受けられない場合は、自分で行うしかない。
私は大学受験の時、これを自分で行うしかなかった。高1の内容からもう分からなくなっていたので、自分で参考書を最初のページから読んだ。分からないところだらけで、結局そのまま受験に突入してしまった。その後塾講師になってからやっと参考書の意味が分かることも多かった。高校時代に使っていた参考書も自分で選んで買ったものだったので、そもそも自分のレベルには合っていなかったのだ。そういうことを教えてくれる人もいなかった。
普通の大学入学程度の学力を有するのに時間がかかり過ぎたと思う。今はその経験を生徒に伝えている。