〇〇ってするんですか➁

注意してみておかないと


素直に聞いてくれる子の場合はありがたいのですけれど、聞かずに間違ったほうを選択しちゃっている子もいるのが現場です。

 

グラフを書いたり座標を打つときに、方眼を自分で作成した子がいました。5ミリ幅くらいにしたかったのでしょう。縦横に引かれたふぞろいの線。消しゴムの跡もあり、おそらく何度か書き直しています。それがいくつも…。君、これ作るにどれくらい時間使った?

 

その後教室には、誰でも使えるグラフ用紙を用意することになりました。

 

本人も煩わしい明らかな作業ならば無駄だと伝えればすぐに分かってくれるのですが、勉強か作業が線引きが生徒にとって判断の難しいところもあります。良く知られているのがマーカー引きです。暗記用に下敷きで隠すためならば、その後の暗記作業も含めて「勉強」ですが、マーカー引き自体を「勉強」というのは間違いです。

 

しかしこれを言葉でやめさせるのはちょっと難しいんです。そういう作業をしている子は、その作業自体をやりたくてやっているからです。カラフルにしたい。それを「意味ないからやめろ」と言われても反発しちゃいます。カラフルにすること自体が目的になっているからです。