焦りつつ冷静に

「本番に強い」「本番に弱い」という言葉をよく聞きます。

 

授業内で生徒の確認テストをしていると、「本番に弱い」タイプだなという生徒が一定数います。1人で問題を解かせればできるのに、私が前にいるだけで、また、制限時間を設けられただけで途端にミスを連発してしまう子です。

 

私の顔が怖いだけなのかも知れませんが(^_^;) そういう子は焦りからミスをしてしまうんでしょうね。その対策としては、プレッシャーに「慣れ」てもらうしかありません。

 

例えばサッカー選手の練習法でも、一通り体を動かして疲れさせてから、フリーキックの練習をしたりするそうです。「試合中、疲れたときに精度の高いボールを蹴る」ためのトレーニングだそうです。勉強とテストの関係にも、このサッカーの話との共通点があると思います。テストを受けているときは、焦りも出てなかなか冷静になるのは難しいです。ですから日頃の練習(勉強)時から、焦った状況を作って学習しておけば、試合(テスト)の時でも高い精度の解答ができるのではないか。と。

 

そこで授業で確認テストを行うときは、必ず制限時間を設けています。そして私が、「残り30秒!」などとコールして、どんどん焦らせます。その中で正解を目指してもらいます。焦った状態でも、頭の芯の部分は冷静に。その感覚を身に付けていけば、きっと「本番に強く」なるはずです。