限界突破!

ここ数日、3番目くらいに塾に来て自習を始め、最後の授業が終わる時間まで残って勉強している中学1年生がいます。すごいですね~(^^)/

 

私とワークのチェックを行ったときに、勉強の状況に対して少し厳しいことを言ったのですが、それをきちんと受け止めてのことだと思います。こういう子は必ず伸びます。

 

今まで勉強の習慣の無かったのに、今は毎日塾に自習に来ている生徒もいます。いずれにしても、自分の殻を破る「限界突破」をしたと感じる子たちです。こういう成長の瞬間を見ることができると本当にゾクゾクします。

勉強を追いかけろ

富士中期末テストまで残り10日です。中学生でワーク1周目が終わっていない生徒はほぼいなくなりました。しかし、1周目はできない問題の洗い出しと、まだ暗記用の教材を作っただけです。「本当の」勉強はここからです。今週中に2周目を終わらせ、来週は仕上げの3周目をやっていくことになります。今まで勉強の習慣が無かった生徒は、ここまでできてやっと平均点くらいだと思います。成績を上げる為にどのくらいやらなくてはいけないのか。今まで自分の思っていた甘い認識を改めることができた生徒から成績は上がっていきます。

 

今回はテスト2週間前までに学校のワークを1周することを目指しましたが、早くワークを終わらせることにはある効果があると思います。それは精神的に余裕ができるということです。直前までワークを埋めている生徒は、「終わらせること」に追われて内容はほとんど身に付きません。逆に早く手を付ければ、それだけ余裕を持って内容と向きあうことができます。今回早く1周目を終わらせた生徒にそのことを話してみたら、大きく賛同していました。勉強が追われてやるものでなく、こちら側から「追う」ものになったようです。それだけでも、テストへのモチベーションが変わってくると思います。

アレルギーを克服する

梅雨に入り、花粉が猛威を振るう時期がやっと一段落したように感じます。花粉症の人はお疲れ様です。次の波が来る秋くらいまでしばし休戦です。その間に勉強しましょう。

 

花粉に限らず、アレルギーにはいろいろあるようです。卵や小麦のような食品や、犬猫などの動物などなど。その中でも生徒に特に甚大な被害を及ぼすのが、「勉強アレルギー」です。

 

原因はいろいろですが、(よって正式なアレルギーとは違いますが。)なんらかの場面でつまづいて、「その科目は見るのも嫌」ってなっている状態です。この場合真っ向からその科目を教えようとしても、目と耳が閉じた状態で全く入っていきません。もしくは右から左に受け流されてしまいます。そして「学校の先生が~」や、「どうせ私には~」といった理由で自分を正当化しようとしてきます。

 

もちろん人にはいろいろな向き・不向きがあるでしょうし、例えば数学ができないという人にも生きる道は残されているので他の道を模索していけばいいのでしょう。しかし、中学高校レベルの学習でそれを言っていたら成績にも響きますし自身に損しかありません。ですから勉強アレルギーは少しずつ克服しなくてはなりません。

 

幸いなことに実際のアレルギー反応とは異なり、勉強アレルギーはアレルゲンに直接触れてもアナフィラキシーショックは起こりません。糖衣で包んだ薬を飲み、少しずつ少しずつアレルゲンに触れて慣れていきましょう。数学で理解できないことがアレルゲンならば、理解は「一旦」置いておいて、「なんでか分からないけれど問題が解ける」状態にしてしまいましょう。理解は後から付いてくることも多いです。私は10年経ってやっと理解できたこともたくさんあります。英語ならば少し大変ではありますが、まずは出てきた単語とその訳を全て暗記してみて下さい。文を見ても訳せないことがアレルギーの原因かも知れません。

 

「〇〇な自分」と自分を決めつけてしまうことは楽ですが視野を狭めます。苦手科目も、一度フラットになって臨めば「あんまり苦手じゃない自分」に出会えるかも知れません。

ワークをやり込め

今日で富士中の期末テストまで残り2週間でした。今日は各学年1人ずつを除く全員が塾に来ていました(^^)/

 

ワークの進捗状況をチェックして回っていますが、テスト範囲の部分をほぼ終わらせた生徒が7割くらいです。まだ習っていない所を残していたりする場合もありますが、多くの生徒が最低3周は周回できそうです。

 

学校のテストで平均点を下回る生徒の多くは、内容を習得できないままテストに突入してしまっています。まずはワークをきちんと周回して、その中で分からないものを洗い出し解決して身に付ける。そういう勉強サイクルを作れれば平均点は越えられます。平均点前後の場合、多くのものに手を広げすぎずにまずはワークをきちんと消化することに集中すると効果があります。

 

まずはどの科目も、問題の内容を覚えてしまうくらいワークを反復しまくりましょう。ワークをおにぎりに例えるならば、3周すると「中身の具に到達」と言った感じです。4周、5周で具を味わうに至り、7周するとその栄養が余すことなく全て吸収できる(かも知れません)。昔いたすごい生徒は、何ページ目のどこにどんな問題があったかまで覚えていました。問題の答えを理解して覚えるのは当たり前ですが、その逆、答えから問題を言うに至れればかなりの高得点を期待できます。今年、そのくらいのマニアになれる子は出て来るでしょうか。何かに熱中できるのも一つの「才能」だと思います。そんな才能を開花する瞬間を私は楽しみにしています。

7回解く。

来週に入ると、富士中は期末テスト2週間前です。

 

ですから生徒たちのワークの進捗状況を確認して回っていますが、一番早い生徒でそろそろ何かの科目が3周目に入っているようです。すごいですね~。3年生のテスト範囲表も今日配られて、全学年範囲表が出揃いましたが、ここからワークを始めているようでは遅いと思います。だいたいの子が6割くらいは終わっていますが、まだ半分も進んでいない生徒には「平均点に黄色信号!」と発破をかけています。保護者の方も、家でお子様がどのくらい進んでいるか確認してしてみてください。繰り返しますが、一番早い子でもう3周目です。今週中に1周目が終わっていれば、テストまでに3周はできると思います。3周きちんとできれば平均点は確実に取れます。

 

周回の仕方も工夫したいと思っています。1周目はできる問題・できない問題の仕分けを行い、2周目はできない問題を解き直す。3周目は2周目でできなかった問題を更に解き直す。(周回するごとにやる量が減っていきます。)このあたりでワークのできない問題はほぼ無くなるはずです。そうしたら4周目以降は刺激を変える為にも、理科や社会のワークなどは、「解答を先に見て『どんな問題文だったか』を言ってみる」ことをやってみたり、数学ならばタイムアタックで時間を測ってやってみる。(中2の連立方程式の計算ならば1問30秒できなければまだまだ遅いです。)英語ならば穴埋め問題でも並び替え問題でも、日本語訳だけを見て全文答えてみる。工夫はいろいろできます。それこそ、ワークを後ろのページから解いていくだけでも新しい刺激があります。そうして7回ほど繰り返したころには、テスト範囲のワークなんて30分で1周、高速で復習できるようになります。

 

こうしてワークの養分を吸いつくすように勉強してから、改めて教科書を見てみると、まるで分らないことが無いように感じられ、教科書の内容が全て自分に向けて語りかけるように思えてくるはずです。

 

是非、そこまで練り上げてテストを受けて欲しいなと思います(^^)/

夏期講習に向けて

ここから夏に向けて、各学校の期末テストが始まるのでその対策と、面談や夏期講習の計画、準備等、塾の勤め人にとってはかなりバタバタとする時期になります。「大変」だけど「楽しい」時期です(^^)/

 

以前の講師生活の中でも夏期講習は何度か体験してきましたが、もくせい塾を始めてからの夏期講習は今年で4回目になります。今年の夏期講習では、今まで行ってきたことをベースに改善点を加え、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。また、今年の生徒の特長を踏まえた内容を授業に落とし込んでいきます。(特に今年は社会の強化ですね!)

 

何人もの講師で講習を担当していたり、去年と今年で講師が代わってしまったりすると思うように引き継ぐことができませんでした。普段の授業で担当しない生徒のこともなかなか分かりません。したがって、当時の私は、ありふれたものでお茶を濁してしまっていたなと反省しています。

 

今この塾で自分ひとりでやっていると、全てが自分の体験になるので次に生かしやすいと感じています。ちょっと調子に乗って言うと、練度を高めることができている実感があります。以前やっていたような一般的なものとは少し違ったものを提供できそうです。これが小さな個人塾の強みでしょうね。毎年が過去最高のもの、最高に良いものにしていきたいと思います。

修学旅行が終わった

中学3年生は修学旅行が終わりました。たくさん良い思い出を作ることができましたか(^^)/

 

そして富士中の期末テストまで1ヵ月です。この間、学総も入りますので、実質3週間くらいになったと考えておいてほうが良さそうです。今日も自習に来て頑張っている生徒はいますが、この時期はなんだかフワフワと、地に足が付いていない様子の生徒が多くなります。(すっかり塾の風景から消えてしまった生徒もいます(^_^;))

 

行事が立て続けで、つい勉強から意識が遠のいてしまうのも分かりますが、この時期の成績も進路を決定する資料となります。浮かれて勉強から遠ざかっている人は、その後の人生でツケを支払うことになります。(もちろん勉強が全てでは無いと思いますし、「勉強なんてしなくて良かったぜ!」という人生もあると思います…たぶん。)残酷だなぁとは思いますが、高校の側からすれば、行事を「勉強しないこと」への言い訳にしない生徒に来てもらいたいですよね。

 

多くの中学3年生にとっては、はじめて自分が「選ばれる立場」になるのが受験です。欲しいものが何でも無条件で全て手に入るわけでは無く、それ相応の努力が必要になります。