今日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場から行った。内容は理科の暗記シート、社会の用語集。

 

社会の用語集は公民の新しい分野だったので、制限時間は2分で行い全員合格できた。初めうっかり1分で行ってしまい全員不合格としてしまったのだけれど、再テスト2分で合格。びっくりさせてしまってごめん。

 

でも、1分でも合格あと1歩手前まで食い下がってくる子がいた。本当によく頑張っている。こういう姿勢が学力の伸びにつながる。


西中期末テスト

今日から西中も期末テストが始まった。塾生の状況はどうだろうか。

 

もう終わっていると思うので、明日にむけてしっかり次の動きをしていって欲しい。最後まで集中してがんばろう。


お土産ありがとう!

生徒から、修学旅行のお土産をいただいた。ありがとうね。

 

うみぶどう。

 

旅行先は沖縄だったそうだ。沖縄は良いところだよね。行く前に、

 

「沖縄言ったらうみぶどう食べな。おいしいから!」

 

と伝えていたので、ちょっと気を遣わせちゃったかな。「楽しかった」と言っていたので良かった。


ぎりぎり…アウト!

テスト勉強を頑張っているのはいいのだけれど、ちょっと勿体ないなと思える振る舞いがある。

 

例えば、テスト前日の帰りに、翌日の内容のプリントを提出して帰るってやつね。丸付けして返却した時にはもうテストも終わってしまっているよね。問題演習は、丸付けして復習して身に付けるところまでやらなくては効果無いので勿体ない。質問もそうだ。テスト前日に難しい応用問題の解説を希望されたときにちょっと悩む。この解説に時間を使ってしまって大丈夫なのか。そういう子に限ってもっとやるぎきことがあるのは明らかだったりする。

 

ただこれらの行動は最後の必死さが出た結果でもあるので、できるだけ協力したいというのもある。普段質問に来ないような子が来たりすると「よく頑張ったね」って思っちゃう。だから

 

「えーい勉強代だと思ってくれ」

 

と、無駄だと分かっていても付き合ってしまうこともある。ここで失った時間を失敗だったと学んでくれれば御の字。次はもっとうまくやれるように、後で「あれはもっと上手くできたよね」って振り返って話すようにする。


2日目あるよ!

今日は富士中1・2年の期末テスト1日目だ。先ほど集団で生徒が帰っている声がしていたけれど、塾生の出来はどうだったろうか。

 

今は中間テストも期末テストも2日に渡って行われるようになった。その分1日目と2日目の間の時間の過ごし方は重要だ。そしてちょっと難しい。もちろん誰しもが、ここでさらに得点力アップを図りたいと思うだろう。しかし、

 

「まだ時間もあるし、疲れたからちょっと休憩・・」

 

これが危険だ。ちょっとだけとばかりにスマホを手に取る、ゲームの電源を入れる、ソファーや床に横になる。

 

ふと気づくと、あっという間にもう寝る時間になっていた。気を緩めてしまうとあるかも知れない。

 

こんなことのないように気をつけて。


明日からテスト

今日が富士中の期末テスト前最終日だった。授業に来た子たちは翌日のテスト勉強をした。

 

帰りに

 

「明日頑張っておいて」

 

と声を掛けたら、ここまで自習にバンバン来ていた子はなかなかいい顔をしていた。期待が高まるね。状況はどうであれ、明日は全員頑張ってきてもらいたい。


よっしゃ

先週の土曜日、高校生が河合模試を受けてきた。

 

自己採点の結果を聞くと上々だったようで良かった。これで受験にも弾みがついたかな。

 

秋口に、ちょっと困っている様子だったので、少しだけアドバイスをした。全然たいしたことじゃないんだけど、考え方というかそういう感じの。そこから勉強の仕方を変えて再スタートして上向いてきている。

 

もちろんこれは本人の頑張りがあってのことだ。私が示唆を与えたとか、そんなおこがましいことは言えない。けれど、生徒が嬉しそうな顔してるとこっちも嬉しくなっちゃうよね。こればっかりはしょうがない。


電気をマスターせよ

今回の期末テストの範囲、中2の理科は電気の分野だから大変だね。

 

目に見えない現象を扱う分野は本当に苦手な子を量産する。まずはオームの法則で電気回路の計算を乗り越えられるか。ここは質問に来た子たちには必殺技を教えておいたのでなんとかなると思う。

 

そして電力量と水の上昇温度の実験。これがテストのラスボスと言っていいだろう。時間と電圧と抵抗値と、変数がいくつもあるので算数が苦手な子は本当に参ってしまう。今日もワークの質問に来た子にこの内容を解説をした。なんとか乗り越えて満点を目指してほしい。


今日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場を行った。内容は理科暗記シート、社会用語集、社会教科書音読テストだ。

 

できはまあまあ。不合格になってしまう子もいたけれど、全部合格した子もいた。

 

暗記に関しては、何も考えずに口からスラスラ出てくる状態になることが大切だ。その知識をもとに問題を「考える」。そういう状態を作っていこう。


勉強への姿勢が変わってきたね

今日は教室を開けるなり、中1・中2の子たちも来て頑張っている。テスト直前だしね。もう部活動も停止期間だから当然か。

 

今回のテスト期間から、少しずつワークのチェックを申し出て来る子が増えてきたような気がする。

 

自分が勉強したことができているかどうかを確認するには、「人前にさらし」たほうがいい。本気の子はそれをするようになる。本気の子が増えて来たってことだね。

 

少しずつ勉強の仕方が良くなってきている。テストはもうすぐで即効性はないかもだけれど、これは一生ものの財産になると思う。


社会クイーズ!

生徒と社会の確認をした。

 

テスト範囲は日本地理の分野。地理は何を勉強していいか分からないから嫌いと言う子も多い。まずは教科書をしっかりと読むことだと思う。

 

ということで確認は教科書の内容から出した。ワークなどはある程度身に付いているみたいだったので、クイズ形式にしてみた。

 

「第1問。関東地方で盛んな農業と言えば『近郊農業』です…が、茨城県が国内生産1位の農作物と言えば何?」

 

クイズ番組のように引っかけを出す。近郊農業で飛びつかないあたりさすがだね。教科書には近郊農業が太字になっている。

 

こんな感じで、「過疎化によって起こる具体的な問題は」「阪神工業地帯の昔と今の生産品の変化」「志摩半島の海岸線の特徴は」等を聞いた。私のヤマかけは外れるのでこれらがテストに出るかというと全く当てにならないけれど、どれも教科書に載っていることだ。教科書を読み込んでどんどん知識を深めていこう。


テスト直前!

今週から、中1・中2の期末テストが始まる。

 

残り数日のこの時期に意識してもらいたいのは、

 

「『速く』解けること」

 

だ。

 

勉強の段階は、「分かる」「解ける」「速く解ける」の3段階。分かるだけではテストの点にはつながらない。それを「解ける」の段階まで自分で手を動かして持って行く。

 

それができるようになったらその問題は大丈夫だけれど、それに関連する問題や、それを含んだ応用問題に対応していく必要が出てくる。それが「速く解ける」の段階だ。

 

速く解けるとは、問題を見た瞬間に解答や解法が浮かぶこと。基礎が定着している段階だ。そこまでできていると、応用問題にも対応できるようになってくる。応用問題は基礎の組み合わせだからね。

 

テスト直前は高速でページをめくるっていくような勉強を心掛けてほしい。


まだまだやれることはあるのに

期末テストまであと数日。生徒の状況もまちまちだけれど、私が全員に思うことは、

 

「まだまだやることはある」

 

だ。まだまだ、全然いくらでもあるよ。今日来れるのに来てない生徒とかね、もうね。がんばってください。

 

普段ワークを繰り返しなさいと言っているが、それは「最低限」。そこからスタートなのだよ。それすらできていないから言っているわけなのよ。

 

ワークで基本知識が身に付いたら次は問題を解いてその知識を使う練習やちゃんと身に付いているか点検する。そして教科書に戻る。定期テストは「教科書に終わる」までできる子が一番強くなる。

 

定期テストは危機管理能力を試される。油断大敵。慢心は怪我のもと。結果が出てから

 

「ワークの反復が甘かった」

 

って言うのはもうやめよう。


土曜日!

今日も教室を開けるなり入って来た子たちがいる。平常運転がエンジン全開で素晴らしいよね。

 

中1・中2勢にとってはテスト前直前の土曜日なんだけれど、まだテストまで4日以上ある。ってことは部活は停止じゃないのかぁ…。本来ならば長時間勉強をする良い機会。率直に残念だ。

 

まあ条件はみんな同じ(所属している部活によってかなり違うだろうけれど)。そう思ってがんばるしかない。塾生のみんなは勉強のできる態勢になったら塾に来てね。


鉛筆を手離したら負け

「手をたくさん動かす子」は成績が高い傾向にある。

 

生徒たちの勉強を見ていて、

 

「たくさん書いてるな~」

 

と感じる子は成績の高い子だ。漢字を暗記するときの書く殴る回数はもちろんダントツで多いし、普段問題を解くときでも、とにかく問題文や図に「書き込む」。勉強しているときの姿は、ノートなどを開いたりしている時以外はいつも、利き手に鉛筆を握っているイメージだ。

 

こういう子たちは手を動かし続けることで、勉強の中で休んでいる時間がないんだろうね。ずっと頭を使っている。だから学力が伸びて成績が高くなる。私に、

 

「鉛筆を手離したら負けだよ」

 

と言われたことのある子は、是非参考にしてみてほしい。


面接で

指定校推薦の面接を受けた高校生と話をした。

 

「その道のプロと初めて相対して緊張した」

 

と言っていた。

 

ちゃんと相手に対して敬意を持っているのが伝わって好感が持てる発言だ。たぶん面接官をされていたのは大学の教授で、その分野の研究者だからね。そのことを言ったのだろう。

 

高校生まではあまり年の離れた人と話す機会はなかったかも知れないけれど、大学生になるとどんどん増えていくはずだ。年上だからってむやみやたらに敬う必要はないけれど、それを経験としていけるような人であってほしいなと思う。

 


そういうのが見たいんだよね

「質問に来る子」は伸びるのが早い。

 

質問だけじゃなくて、何でもいいので来る子ね。私が

 

「ワークチェックにおいで」

 

「再テストにおいで」

 

などと、なんでもいいから授業外においでおいで~とやると、素直に従って来る。来ない子はいくら言っても来ないからね。この素直さが伸びる秘訣なんだと思う。

 

今日も中2の子たちが、英語ワークの長文の読解や漢字のプリントをもらいに来た。

 

スポーツでもそうなんじゃないかな。時間通りに来て出されたメニューだけをこなしている人よりも、その前後で施設を使ってトレーニングしたりする人のほうが上達するでしょう。もっと言えば、そこにいるコーチを捕まえて

 

「ちょっとシュート練付き合って下さいよ」

 

って言えちゃう子が一番だよね。ちょっとくらい図々しいくらいのほうが伸びるんだよね。そのくらいコーチとしては全然OKなんだよね。

 


大学へはどのコースで進学するか

高校選びでよくある質問。

 

「多少背伸びしてでも上の学校、そして一般受験で上位大学へ」

 

「高校は少し余裕を持って入り、大学は指定校推薦狙い」

 

の、どちらがいいか問題。面談などでもほぼ毎年聞かれるようになった。

 

私の結論からいうと「人による」。なんとも身もフタもない話で申し訳ない。だからちょっと思っていることを書いておきたい。

 

まず、どちらでも成功例と失敗例を知ってしまっているのが「ぜったいにコッチ」と言えない理由だ。結局のところ、高校生になり本人が再び「よーいドン」とスタートを切れるかどうかが全てなのだろう。中学の時に「やらされた」勉強の子だとなかなかうまくいかないみたい。高校でもやらされるのを待ってしまうからね。

 

だから中学生の時の様子をよーく見て判断してもらいたい。中1中2の定期テスト前、高校受験の入り方などはどうだったろうか。自ら動けていたならどちらのコースでも大丈夫かも知れない。逆の場合、それでも大学に進学させたいとお考えならば、そのコースを外れて指定校推薦枠をたくさん持っている私立高校を選択肢に入れてもいいかも知れない。

 

昔、自分の子供があまりにダラダラしているので、

 

「コイツにこれ以上お金をかけられない」

 

と(実際に)おっしゃって私立単願で受験をされた親御さんがいたが、失礼ながら慧眼だなと思った。高校の学費は公立よりも高くつくだろうが、そのほかに予備校だとか、一般受験に流れた場合の受験料だとか、浪人の可能性なども考えると私立高校の指定校推薦枠で進学させてしまった方が「安くつく」とお考えだったのだろう。

 

話を元に戻すが、上記の2つのコースはどちらも「本人が勉強を頑張る」ことが絶対条件だ。指定校推推薦は平均評定4.0以上必要だったりするので、学校の定期テストは毎回真剣勝負になる。また一般受験で大学を受験するにしても現役生の学習カリキュラムだと過年度生よりも厳しいし、中高一貫校生よりも高入組のほうが不利だったりするのでその分を補填するだけの努力も必要だ。


今日のテスト道場は

今日は勤労感謝の日で祝日だ。生徒に聞くまで気付いていなかったのだが、教室に来る途中に猛スピードで突っ込んできた自動車に轢かれそうになった。なんとかかわして無事だったので、今日も勤労はできている。本当に感謝だね。

 

今日は中3生のテスト道場から行った。メニューは理科暗記シートと社会用語集。少し間が空いてしまったが問題なく合格。

 

受験生はこういう日に学力をメキメキと伸ばしていくいく。


変化

前回の2学期中間テストくらいから、明らかに自習回数が増えた中1の生徒がいる。

 

まだまだ時間はそれほど長くないけれど、たくさん塾に来るようになった。テストが近くなってからはほぼ毎日だ。きっと本人の中で勉強の頻度を上げたほうが成果が出やすいと確信したのだろう。

 

何がキッカケになったのかは分からないけれど、こういう変化を見ることができると、この仕事のやりがいを感じる。これからもどんどん頑張っていこう。


最後はやっぱり、教科書の読み込みだよね

教科書、読み込んでる?

 

「読んでる?」じゃないよ、「読み『込んで』る?」だよ。

 

どういうことかというと、社会や理科なら用語が教科書本文のままで説明できるようになること。資料やグラフが何ページに載ってたかパッと出てくること。英語なら単語や熟語が教科書本文のどこにあるか言えること。むしろ本文が口からスラスラ出てくること。国語も同じね。古文だったら全部暗唱できてほしいよね。現代語訳だってちゃんと載ってるんだしさ。もちろん巻末についてる資料は使い倒さなきゃ。

 

テスト中に問題用紙に載ってる教科書本文を読んでいるようじゃあ話にならないのよ。それ以前に教科書は頭に入っている状態にしていくのだ。

 

教科書の隅々、本当に欄外までじっと穴が開くほど見て、書いてある文字は全部何度も何度も読んで、内容を頭に叩き込んではじめて「読み込んだ」だよね。そういうことをしている子の教科書は擦り切れてボロボロになってるからすぐに分かるものだ。


「勉強しなさい」

「もっと勉強しなさい」を、「もっと勉強しなさい」と言ったら負けだと思っている。

 

なんだそりゃ?と思われるかも知れないが、親御さんなら分かってくれるはず。学生である我が子に思うことのひとつは

 

「もっと勉強しなさい」

 

だということを。しかし、これをそのままの言葉で言ってもその通りにならないものだ。むしろ反発され、

 

「あーあー、そんなこと言われたからやる気なくなっちゃったよ」

 

なんて逆に利用されてしまうこともある。つまり、「もっと勉強しなさい」と言ったら「負け」なのだ。

 

だからこれを他の方法で婉曲的に伝えられないか試行錯誤する。モチベーショントークにしてみたり、焦りを煽ってみたり。なんだか狸と狐の化かし合いみたいだけど、できるだけ遠い表現で伝わると効果が高いのも事実。本人も強制されてないから素直に受け入れられるのだ。

 

子供に本気で勉強して欲しいのなら、この努力だけは放棄してはいけない、と狸は思うのです。本当は自分の腹を掻っ捌いて、割って見せてあげられればいいんだけどね。それだとね、狸汁にされちゃうのです。ポンポン。


受験生はここから

中央中3年の期末テスト2日目だ。塾生の出来はどうだったろうか。

 

これでもくせい塾に在籍する高校受験生たちの期末テストが全て終わった。次は12月の北辰、そして私立高校入試へとなだれ込む。

 

学校で受験に関わる試験がこれで終わりなので、ここからは受験生たち個々の受験勉強というか、学校の中の大きな流れは無くなる。実際には受検というもっと大きな流れの中を走ているのだけれど、お互いが何をやっているのかが少し見えにくい時期になってくる。いわば、トンネルの中を走るような感じだ。

 

だから隣を気にしてペースを落としたりしていてはいけない。ここで順位が入れ替わってしまうこともよくある。全力ダッシュを繰り返して少しでも前へ前へと歩を進めていってもらいたい。受験まであと少し、がんばろう。


第6回北辰テスト返却

中3の第6回北辰テストが返却された。

 

今回は、成績が上がった子もいれば下がった子もいるという結果だった。下がってしまった子はここで一喜一憂せずに原因を分析して今後に生かしていって欲しい。

 

私の見る感じだと、英語というのが今年の受験生たちのキーワードになっている。英語の成績の上下が例年に比べて大きい。英語は一度身に付くとそれほどブレない科目なので、まだまだ経験値を積み上げていかなくてはならないだろう。定期テストが終わったらさっさと文法を全て片付けて英文を読めるようにしていく。


高校生の指導は

もくせい塾の高校生たちの授業では、科目の指定は特にしていない。その日やりたいことをやるということにしている。

 

高校受験をウチで終えた子が、そのまま高等部に持ち上がった場合はそのほうが都合が良かった。もうちゃんと勉強できる子がわざわざ制限される必要無くない?って思ったのね。学校で付いていけてない科目があって「この科目の指導をしてください」というのならば、きちんと指導科目を固定して体系立てた講義をするほうがいいけれど、自分でできているならばそれば足かせになっちゃうからね。

 

そんなわけで生徒は思い思いの科目を持ってくるのだけれど、定期テストの結果を見て「これやったほうがいいんじゃない?」という提案をすることもある。ちょっと成績下がっちゃってるとかそれが足を引っ張ってる時、あと受験に向けてもっと鍛えておいたほうがいい時とか。

 

自学ができている高校生であっても、苦手科目はつい後回しにしていまうこともある。そういうときはこの提案で軌道修正する。そしてそれがハマって次のテストで成績が上がったりすれば「よしよし」となる。大学進学を考える時に、総合型選抜の選択肢も広がる。高校生とはそういう相談をしながら勉強をしている。


中央中期末テスト1日目

今日は中央中3年の期末テスト初日だ。

 

教室を開けるなりテストを終えた子が来たので、

 

「どうだった?」

 

と聞くと、

 

「結構できました。でも理科で間違いを1つ見つけてしまいました」

 

とのこと。いいね。きちんと手ごたえも感じつつ、「終わったこと」にしていない感じが伝わってくる。何より明日に備えて教室が開くなり入ってきたのが素晴らしいと思う。明日は2日目があるので、最後まで駆け抜けてほしい。


礼と掃除

恥ずかしながら、学生の時に講師として働かせてもらっていた塾で「掃除」を言い渡されたことがあった。

 

 

「えーなんで自分が掃除しなくちゃいけないのよ」

 

と不満を抱えながら掃除をしていた。冒頭の「恥ずかしながら」とは、この部分、「掃除を言い渡された理由を理解していなかった」というところだ。

 

おそらく塾長は、私の傲慢な心を見抜いておられたのであろう。確かに慢心していた。驕っていたのが態度に出ていたのだと思う。今ならよく分かるが、その時は気付けなかった。それが恥ずかしい。

 

その後自分が講師を雇う立場になったりいろいろな生徒を接するようになった。もちろんほとんどそんなことは無いが、中には礼を欠くような振る舞いを受けたりもした。そのたびにこの「掃除」のことを思い出して頑張ろうと思う。


数えるほどになってきた

先日、英検を受けようとする受験生がいたので「日曜を英検受験に使うのと、受験勉強するのどっちがいいか良く考えよう」と伝えた。もちろんその結果英検を受けるというのであれば、その選択を尊重したい。

 

この時期の1日は、夏休み前の1週間にも相当する貴重な時間だ。勉強の密度も質もずっと上がっている。焦らせるつもりはないが、他のライバルたちも同じで、この時期に付いてしまった差はもう埋まらないだろう。

 

大学入試共通テストまで残り8週間。公立高校入試まであと13週間ほど。土日はそれと同じだけしか残されていない。このうちの1日を何に使うかは、少し戦略を練った方がいいだろう。


中2は試練の時

中2の2学期期末テストはひとつの山場になる。

 

数学は2次関数の利用、理科は物理分野の電気だ。苦手な子はほんとに苦手なこの両者が入ってくる。それに加えて英語では比較、国語では古文で平家物語だとぉ~!?ってなるよね。本当に大変だろう。今までに経験したことのない難易度と負担でヒーヒー言ってる子もいるかも知れない。来年受験生としてやっていくための試練だ。がんばろう。

 

塾生たちには授業で見ている科目以外の様子なども聞いてみたりするけど、やっぱり

 

「理科が…」

 

と言う子は多い。ここは独学ではちょっと無理かも知れないね。生徒によっては授業科目を変更して対応しているけれど、分からないことはどんどん質問に来てほしい。質問に来れば成績は必ず上がるから。


中2はどんな時期?

よく中学2年生は「中だるみ」の学年だなんて言われる。学校にも慣れ、部活動では自分たちの代が主役になり、気の緩みが生まれやすいということだ。

 

しかし塾生を見ていると、多くの子にそんなことは全然感じられない。むしろ

 

「2年から頑張る!」

 

と気を吐いている子のほうが多い感じもする。もちろん定期テスト後など気が緩む時期もあるけれど、割とそのダラダラは早目にピッとなって戻ってくる。今のもくせい塾には途中入塾の子も多いので、心機一転感もあるのかな。頻度高く自習に来ている子も多い。当然小学生や中1の初めからいる子たちはバリバリにやっている。

 

だから

 

「中2には中だるみの時期だ」

 

じゃなくて、

 

「中2は覚醒の時期だ」

 

と言えるような塾でありたいよね。


あと1問!

最後の最後に、あと一歩「踏ん張れる」子は強い。

 

今日、問題を10問解いた子と、11問解いた子の間には「1問」の差しかない。しかしその最後の1問をやり切るための踏ん張りが、今日の1問、明日の1問とコツコツ積み重なっていき、大きな力になっていくのだと思う。

 

腹筋をしていて、

 

「もお~限界!無理!」

 

となってから更に5回やる。最後の1回は、

 

「あ”っ!」

 

と声が出てしまう。その最後の「あ”っ!」が勉強でも出せるような子は、ジリジリと他の子を引き離していく。


集中するまで

自習中に集中できていない子がいる。

 

だいたいは「音」で分かる。集中できている子が立てる音は、シャーペンで字を書く音と紙をめくる音、あとはたまにバッグから水筒を出したりするときに立てる音くらいだ。

 

一方集中できていない子は「うるさい」。物音としては他の子とそれほど違いはないのかも知れない。でもイスをギシギシ言わせていたり、筆箱の中をカチャカチャさせていたり、なんとなく音が「外に」向かって出ているのですぐに分かる。意識がひとつのことに向かっていないのが伝わる。

 

それで気になってそちらのほうを見ると目が合ったりする。こういう子は周りをキョロキョロしていることも多い。それで「周りが気になって集中できのかな」なんて心配していると、今度は居眠りを始めたりする。私は「周りの目が気になっていたら居眠りなんてできないはず」と思って安心する(?)

 

毎年1人くらいはこういう子がやってくる。男の子に多い(女の子もいたけど)ので、精神的な成熟度と関係があるのかなと思っている。忍耐力も学力向上には必要だ。自分でコントロールできるようになると成果が出てくるので、長い目で見守っていく。


今日は自習が多かった

期末テストまで2週間を切ったからか、今日は西中生も富士中生もほとんどが塾に来ていた。テスト2週間前からは毎日自習に来るのが私の「当たり前」の基準だ。それが生徒に浸透してきているのなら嬉しい。

 

生徒に状況を確認しているけれど、ワークは早目に終わっている子も多いね。西中の1年はまだ範囲表が出ていないそうなのでまだどこまでが範囲なのか分からない(!)けれど、おおむね順調かな。あとはどこまで反復して分からないところを無くしていけるか。頑張っていこう。


ワーク反復の極意

テスト範囲の複数科目のワークを、1日で1周する生徒が出てきた。これよこれ。このスピードと量をこなす感じ。まさにモンスターエンジン。

 

生徒に「ワークを3周繰り返そう」と言うと、できる問題も含めてご丁寧にノートに問題を3回解こうとする。だから勉強の効率が上がらずに速度も変わらない。それで1回目でできなかった問題を、2回目でもやはりできないままだったりする。そういう子に「7周しよう」と言うと「えー無理」となってしまう。

 

そうじゃなくて、1周目と、2周目3周目ではやることを変える。1周目は解ける問題と解けない問題の洗い出し。時短だ、できない問題なんて答えを写しちゃえ。2周目3周目は出来ない問題だけをやる。そうすると全体的に「分かった」状態になるでしょ?それを4周目5周目で「速く」やる。その時にはノートに書くなんてしない。問題を見て答えが浮かぶかどうかだけ確認する。数学なら計算式だけを書いたりはしてもいいけれど、とにかくスピード重視。すると全体を「覚えている」状態になる。そうしたら7周目なんて「強くてニューゲーム」状態よ。きっと30分もあれば1周できちゃう。

 

そういう勉強を生徒たちには身に付けてもらいたい。みんなこの子に続け!


動き出しよ、大切なのは

成績向上に必要な要素はいくつもあると思うけれど、中でも「動き出し」の速さは本当に大切だ。

 

早目に準備を始めればそのぶんの備えができる。説明するとこれだけのことなんだけどね。どんなに能力が高かろうと、時間が足りなければそれを完全に発揮することはできない。

 

 

テスト勉強がその最もたるところで、出された範囲のワークをいつ終えているかがほぼ順位と比例している。成績上げたければワークを早く終わらせる。ほんとにこれ。


明らかな努力

当たり前のことだが、結果を出す子は誰の目から見ても明らかに頑張っている。

 

考え方が変わって行動が変わり、行動が変わって結果が変わる。そして未来が変わる。その変わり方が劇的な子はその後の結果も劇的に変わるものだ。

 

「頑張った」と自分で言っているうちはまだまだ。他の人、それも複数人に言われてはじめて「頑張った」と自分を認めるくらいじゃないと結果はついて来ない。

 

中学生の英語の授業で教科書の読み訳テストを行っている。昨日、そのテストを1単元ごとではなく、学校のテスト範囲全てを一気にやって合格した子がいた。「英語が苦手」と言っていた子なのに。

 

こういう明らかな努力の跡を見せられると、「これはきたな」と思ってニシシとなる。過去にも同じことをやった子はいたけれど、みんな成績を爆上げしていった。たぶんこの子の未来も変わったね。

 


富士中期末テスト1日目

今日は富士中3年生の期末テスト1日目だった。塾生の出来はどうだっただろうか。

 

テストは2日ある。まだ気を抜かずに次の準備に急いで取り組んで欲しい。もう教室は開いていて、他の学校の子は自習に来ているのだが。

 

富士中1・2年生の期末テストもあと2週間後だ。どんどん勉強して成績を上げていこう。


県民の日

今日は県民の日で公立の学校は休みだ。来る途中で富士中の横を通ったら、部活動はやっているみたいだね。

 

なので教室を開けるなりテスト勉強の為に早くからやってきて頑張っている子もいる。3年生はもちろんのこと、2年生でも部活の無い子はもう来て頑張っているね。富士中3年は明日からテストだ。部活動が終わった子もどんどん教室に来てテスト勉強しよう。


自習に来たね~

昨日は、久々に自習に来た子がいた。

 

テストが近いので、生徒たちには「自習に来ましょう」と言って回っている。しかしこの子はいくら声を掛けても来なかった。塾の利用頻度や利用時間は成績に直結する。来ないというのは、そういうことだ。

 

なので教室の扉を開けてその子が入ってきたときは嬉しかった。ちょっと感激してしまった。この子の中で何かが変わったのか、期待が高まるね。


「しつける」

先日立ち寄った道の駅で「猿回しショー」が行われていた。

 

こんなこと言ってはなんだが、私は動物ショーがちょっと苦手だ。イルカショーやサーカスもしかり。なんとなく「動物視点」になってしまう。

 

「今バク宙したのって、別に本人(動物)が『見せたいから』やったわけじゃないんだよなー」

 

みたいに思ってしまうのだ。

 

ペットに芸を仕込むのも同じで、「餌がもらえる」からお手やおすわりをするようになる。それを「よくできましたねー!」と見るのは人間側の解釈なわけで、「私の期待通りにできたね、すごーい!」とするのが苦手の原因だと思う。いやはや、めんどくさい性格してるなぁ。

 

別に動物愛護の精神とかそういうのは全くない。調査捕鯨にも反対はしていない(これらも人間側の視点という意味では同じだと思っている)。動物ショーを行っている人たちにも別に何も思わない。むしろそこまで芸として練り上げた努力を想像して敬意を抱く。ただ、なんとなく楽しみ方が分からない。「バク宙するおサルさんすごい」になれない。

 

そしてここからが本題。

 

「生徒が勉強をしない」ということに対しても、同じようなことでちょっと複雑な気持ちになったりすることがある。

 

「この子は『やりたくない』ということを行動で示してるんじゃないか」

 

って思ってしまうのだ。もちろんこれじゃあ商売にならないので、一生懸命本人を説得はする。生徒のやらない理由に「面倒臭い」が含まれているだけのことも多いからね。間違っていることに関しては正そうとはする。約束を破った場合は叱りもする。ただ、叱ってやるようになったりされると、

 

「それもなんだかなー」

 

なのだ。説得が通じたわけではなく、「怒られたくないから」やるってのは、なんだか猿回しをしているように感じてしまう。こんなこと言ったら誰かに怒られるかも知れないけれど。

 

結局、説得の段階できちんと意思表示をしてほしいんだな。やりたくないことならやりたくないで次善策を取るし、そもそも勉強をしたくないのならば塾を辞めてもらいたい。後々になって「やらされた」なんて言われでもしたら、一生懸命やってきたことにツバを吐きかけられたような気持ちになるのだよ。

 

とりあえずその場は取り繕って先延ばしにした挙句、「やりませんでした」となると、この「しつける」の段階に突入してしまう。できればそうなる前の段階で「やる・やらない問題」には決着しておきたい。


質問に来たな~

今日は中3生からの質問や、ワークチェックの申込みが出た。今期末テスト目前だからね。

 

「質問やワークのチェックを受けに来る子」は成績が上がる。

 

塾講師になってからずっと感じていて、生徒にもよく話していることだ。やっぱり主体的に勉強と向き合っている子は強い。実際、こうしてテスト直前の受験生になるとこういう動きが見られるようになる。必死さがそういう行動をとらせるようになるんだよね。どんどん私を有効に使ってほしい。

 


乾坤一擲で大逆転を目指すなら

埼玉県公立高校入試まで100日だけれど、この時期になってまだ志望校の基準に届いていない子は相当焦っていると思う。

 

 

学力はどこかでブレイクスルーが来て突然ピョンッと成績が伸びたりすることもあるのでそれを信じて頑張り続けるしかない。が、まだまだ志望校を諦めきれない子にアドバイスをするとしたら、「過去問から勉強する」ということだ。

 

まだ習っていないところがあっても、過去問に手をつけてしまう。習ってないところはとりあえず置いておいて、習った範囲でできていないところを見つけてそこをできるようにしていく。これを繰り返す。扱う過去問は多いほど有効だ。特に出題傾向にクセのある入試を受ける場合は、出題されないところを一生懸命勉強している時間なんてもうないので取捨選択もできるだろう。

 

もちろん教科書を使って体系立てた知識を学ぶことが勉強の王道だとは思う。しかしどうしても行きたい学校があるのなら、こういうやり方をしてでも頑張ったほうがいい。なんとなく「うっすら諦めてる」日々を過ごすよりはずっといいと思う。


公立受験まで100日

今日が埼玉県立高校乳まで100日前だ。

 

この100日というのを切ると、

 

「いよいよ来たな」

 

という気持ちになる。受験生たちも緊張感が高まってくるのではないだろうか。入試では、それまでにやってきたこと以上のことは出せないので、ここからも淡々と勉強を続けていくしかないのだけれども。変に慌てて新しいことをしようとしてはいけない。

 

成績に関わる定期テストももうすぐ終わる。そうしたら受験だけを見据えて勉強ができるようになるので、一生懸命やってきた子たちにとっては少し肩の荷が下りる気がするかも知れない。受験生たちには、充実した日を送ってもらいたいと思う。


大学選び

 

「大学でやりたいことが『コレ』って決められない」

 

という高校生は多いんじゃないだろうか。

 

かく言う私もそうだった。決まらないというか、「分からない」と言ったほうが正しかった。大学でどんなことをしているかなんて、普通に生活している高校生はなかなか知る機会が無いよね。

 

幸いなことに私はなんとなく「ものつくりに携わりたい」と思っていたので理系、それも工学系と絞り込みができた。そこから学科を選ぶが、それはどこでも良かった。だって分からないから、と開き直っていた。私のように、あまり分からなくても飛び込んじゃえっていう選び方もあると思う。中に入ってから「こんなはずじゃなかった」って思うこともあったけれど、そもそも「どんなはずだったか」まで想像が及んでいなかったので折り合いもついた。

 

でもこういう風になりたくなくて、もっと自分の思い通りの大学生活を送りたいと思う人は、今のうちに大学生や大卒の人にいろいろ話を聞いておくといい。リアルな話を聞けるだろうし、情報が多いほうが選べるようにもなる。また、高校生が誰かに大学の経験談を聞こうとすると、年上と話すことになる。年上の人と話す経験は大学に行ってからも役立つと思うよ。


漢字を頑張った!

今日は小学生の子から、

 

「漢字の50問テストで98点だった」

 

と、教室に入ってくるなり報告を受けた。やったね!

 

テストに向けて、結構勉強したそうだ。間違えちゃった1問も、何で間違えたのかをちゃんと覚えていて、勉強への意識が変わったように感じる。

 

どんなことでも、生徒たちからこうした話を聞けるのは嬉しい。


準備運動はもう終わってる

インスタントコーヒーと間違えて、ドリップ用のコーヒー豆を入れたマグカップに口をつけたりするくらいにはバタバタしている。

 

中学生はどの学年もテスト3週間前を切った。そろそろテストに向けて本腰を入れる時期だ。早い子はテスト範囲までのワークが終わり出している。生徒たちに全体に伝えているのは、

 

「テストまでにワークを3周すれば平均点は超える」

 

「テストまで残り2週間を残してワークを終わらせよう」

 

の2点。2週間前までにワークが終わっていて「テスト勉強」の準備が整っていれば、そこからワークを鬼反復することも応用問題をバリバリ解いていくことも可能だ。言われなくてもできる子はいいのだけれど、そうでない子はこの目安を参考にしてほしい。

 

上位層常連の子は、普段からチョコチョコと学校のワークも進めている子が多い。テスト前になって学校のワークに時間をあまり取られない。そういう子は、ワークの反復を「ウォーミングアップ」にして、プラスアルファの勉強をしている。テスト範囲表が配られる頃にはあらかた準備は整っている。「テスト1週間前になって慌てだす」ような子たちにはもう到底追いつけない。


自分で勉強できるかな

中学生はどの学年も期末テストまで3週間を切ってきたので、授業では定期テスト対策に入っている。

 

生徒に自学力を身に付けてもらうことがこの塾の目指すところなので、こういう時にできるだけ生徒の自主性を重んじたい。なので、テスト対策に入る時は、いくつか勉強プランの選択肢を用意して渡したりする。本当ならば完全に自分で1から考えられるのが理想だけれど、それはまだ難しい子もいるので折衷案ということで。生徒の学習状況に応じてこの裁量権の度合いも変えている。

 

 

 

最終的には全部自分で決めて、授業の内容も「今日はこうしてください」って言えるようになることがゴールだ。高校生くらいになるとできるようになる。中学生はその前段階として、テスト勉強を計画して行えるようにしていく。


やられた…

またやられた。イスの破壊だ。生徒が報告してくれて気付いた。

 

このイスは裏地が毟られてしまう。なので、テープで雑に補強してあったのだが、今回はそのテープごといかれてしまった。テープが貼ってあるのが分かればやらないと思っていたのだが。

 

ほぼ毎年いるんだよね、手遊びしちゃう子。全員男の子。本人は無自覚なのだろうけれど、やられたほうは参ってしまうのよ。

 

「いじれる」イスを使っているほうが悪いとは思うのだが、このイスは気に入っているんだよね。もう製造も終わっちゃってるし大事に使いたい。なんとかならないものか。赤ちゃんの指しゃぶりを止めさせるグッズみたいに、生徒のイス破壊を止めさせるグッズとかないかしらん。


考えてる時間が伸びにつながるのでは

「やらされていること」か「自らやっていること」下で、同じことでも結果hずいぶんと変わってくると思う。

 

勉強を自らやりに来ている子は成長が早い。やっている内容も量もそれほど他の子と変わらないのに結果がついてくる。不思議なもので。

 

自らやっている時って、その事を考えている時間が長くなるものだ。「ああしてみようかな、それともこうしようかな」と、自分のアイディアを取り入れてみようとしたりもする。そういう、「取り組んでいない」時でも考えていることが成長につながっているんじゃないだろうか。一方嫌々やっているものはできるだけそのこと考えたくなくなる。

 

まさに「好きこそものの上手なれ」なんだろうね。


淡々とこなす

「軸がぶれない」というのが成績を上げる姿勢だ。気分によって勉強したりしなかったり、部活で疲れたから勉強はお休み、なんてやってるうちはまだまだなのだ。

 

高校の定期テストでずっと学年1位を取り続けた生徒がいた。その子は中学の頃から勉強において軸がぶれなかった。部活の大会があった日も、持久走大会があった日も、いつも通りの時間に来て自習していた。あまりに普段通りなので、そんなイベントがあったなんて聞くまで分からないくらいだった。

 

ここまでいくともう「鉄人」の域だと思うけれど、何かあるたびにすぐ勉強をお休みしてしまうと成績アップにはつながらない。まずは決めた学習時間を何があっても崩さないようにすることを心がけよう。


入試制度

現小学6年生から、埼玉県の公立高校入試制度が変わる

 

まだ確定ではないけれど、自校作成問題や小論文を課すこともできるようになる。また、通知表が評定のみの評価へ変更となりそうだ。あと面接も復活か。

 

上位校は自校作成問題を出していく流れになりそうだね。ガチの小論文を課してくる高校もあるのかな。だとしたら指導する側としては楽しみだ。今の入試問題よりもバリエーションが増えれば、それに対応する塾もよりバリエーション豊かになるかも知れない。「自校作成校入試に強い塾」とか「面接指導に力を入れてます」とか。


「誰かがやってくれる」を排除せよ

公立の中学校のテストで平均点を超えられる子と超えられない子の差は、「できないところをそのままにしない」という所だ。

 

どの学力層の子にも、分からない問題は必ずある。しかし、その問題に出会ったあとの振る舞いが違うように感じる。分からない問題、間違えた問題に対して解説を読んだりして、少しでもできるようにしていける子はやがて平均点を超えていく。

 

でも、間違えた問題をそのままにしたり、分からないまま空欄にしてしまう子はいつまでも平均点を超えられない。この「ほんのちょっと踏ん張る」ようなところに差があるように感じる。

 

だから「分からないところをそのままにする子」にいくら「勉強」を一生懸命教えてもあまり伸びない。教わったところしかできるようにならないからだ。まずは分からないところをそのままにしてしまう習慣から変えていく必要がある。これは、今までの人生で染みついてしまった習慣を変えることになる。なかなか時間のかかることだ。


今日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場から行った。期末テストに合わせて勉強してきたものを受けるようにさせた。

 

その後「理科が分からない」と聞いていたので今回のテスト範囲であるイオンについて解説を行ったのだが、解説の途中眠そうにうつらうつらしだした。これで「分かりません」はないよ。問題の解説は省略した。非常に残念な思いだ。


練習は本番のように

昔からある言葉だけれど、

 

「練習は本番のように、本番は練習のように」

 

だ。練習は本番のつもりで真剣に取り組み自分の技術向上に全力を注ぎ、反対に本番では練習をしているかのように気楽を心掛けて臨むと上手くいく。これはスポーツだけに限ったことではない。

 

生徒が勉強に取り組んでいる姿を見ていても、悲しいことかな、やはり「抜いている」生徒というのがいる。本当はもっと力があるのに、それを出し切って勉強していない。答案を見てみると

 

「あ、『抜いて』るな」

 

ってすぐ分かる。ちゃんと書けるはずなのに、字がふにゃふにゃだったりするのだ。そういう子はテスト本番でイマイチ突き抜けられないでいる。「テストはちゃんとやるから」は全く通用しないのだ。

 

練習を本番のようにやれる子というのは、勉強しているときに自分の力を向上させることに貪欲だ。解き切るまでの制限時間を厳しく設けていたり、全問正解を絶対命題にしていたり、およそ覚えきれないような量の文章を暗記しようとしていたり。あえて自分に枷を付けてその中で全力を出す努力をしている。

 

そんな感じに「練習のほうがプレッシャーかかってない?」と思えるような取り組みを普段からしている子は、テストでは逆に

 

「普段の練習のほうがキツイ」

 

と思えているのではないだろうか。そうすると結果も突き抜けていく。


古文は音読

中学生の2学期期末テストの国語では、どの学年にも古文が入ってきそうだ。中1なら竹取物語、中2は平家物語、中3は奥の細道だね。

 

いずれの学年にも言えるけれど、古文の勉強は「まず音読」。本文を正しく読めることが点数を伸ばす絶対条件だ。定期テストでも入試でも、古文の問題で出る3大パターンは「現代仮名遣い」「単語の意味」「主語」「内容理解」だ。(あ、4つだった)

 

だから教科書本文を正しく読めるようにしておけば、現代仮名遣いの問題はできるようになる。そしたら本文と現代語訳の照らし合わせをしていくと残りもクリアできるはずだ。学校でもやっていると思うけれど、本文を正しく暗唱できるようにしておこう。


安定の状態

人は安定したがるものだ。これは大昔の人類が不安定な狩猟生活を営んでいたことが原因だと聞いたことがある(ちょっと眉唾ではあるけれど)。

 

だから今でも、新しいことをするには勇気やエネルギーがいる、現状で満足の場合はすすんで変化することを嫌がるということで、それは人間の性質なのだ。

 

勉強をしていない子は、勉強していない状態が安定した状態になってしまっている。まあ、何もしないでいいのは楽だしね。でもそれだと成績はいつまでたっても底辺のままだ。

 

そういう子が塾に来ると、

 

「居づらい」

 

と感じるはずだ。塾には上昇志向の風た吹いている。その風にあてられたとき、自分の現状が不安定になる。変わることを強要されるからだ。そしてそれが「居づらさ」の正体だ。だから変わるか、その場を去るしかなくなる。塾はそんな場でなくてはならない。


土曜日。明日は北辰。

今日は土曜、3連休の真ん中の日だけれど、教室を開けるなり受験生たちと中2の子が自習にやって来て頑張っている。

 

明日は中3の第6回北辰テストだ。年内の北辰テストはこれを含めてあと2回。私立高校受験の資料にできるのもあと2回だけれど、12月の北辰の結果を待って私立高校の説明会に参加しようとすると結構バタバタする。できれば志望校は次で射止めたいところだね。

 

そんなわけで期末テストも近いんだけれど、大事をとって今日は8時で帰宅するよう受験生たちには伝えてある。明日の良いパフォーマンスに期待したい。がんばっていこう!


孤高の道

トップ層の生徒には、どこか「狩人」のような雰囲気を感じる。

 

勉強においては群れることをせずに、「自分は自分」とばかりに粛々と勉強を続ける。学習においても、自分の納得するまで調べ、理解し、きちんと自分のモノにする。まるで狙った獲物を独りで何か月も追い続ける狩人のようだ。少しだけ周りの子と流れている時間が違うような、凛とした雰囲気を漂わせている。

 

もくせい塾の中にもその兆しが見えてきた子がいる。前までは「頭の良い子のグループのひとり」という感じの雰囲気と成績だったけれど、最近少し行動が変わってきたのだ。以前は無かったが、勉強のことで「悔しい」という言葉が出るようになった。積極的に自習に来るようになった。

 

もしかしたらと思う。他の子たちがいる集団から離れ、ひとりの道を進み出すかも知れない。だんだん狩人の姿が重なっていく。


すべては思い通りに

テストで悪い点を取ってしまったとき、生徒によってはそれを「申し訳なさそうに」見せてくる場合がある。

 

しかしそれは無用である。むしろこちらが「がっかりさせちゃったね」と申し訳なく思うこともある。だからそういう時は、「次は頑張ろう」という話をする。今までの自分から生まれ変わって今日から新しい人生を歩もう、と。「ハッピーバースデートゥーユー」と歌ってちょっと笑いも交えたりして。

 

そういう時、生徒はすでに自分を「打って」来ているので新たにダメ出しをしても仕方がない。こちらの狙いは「次に向けて発奮してもらうこと」なのだ。まずは次に目を向けさせたい。しかし今回の点数がなぜその点なのか、それを踏まえて反省と改善も促したい。塾講師は、テスト前の過ごし方である程度その生徒の結果が見えているものだからね。結果は今の行動を変えない限り変わらない。

 

そこで、元気づけた後は具体的に次に向けてやることを伝える。学習量が足りていない子は自習に来るよう促す。元気になってもらえるように話し、エネルギーを充填し、生徒の表情も変わって、さてとばかりに

 

「じゃあ、明日から頑張って自習に来よう!」

 

と言う。よし、これで話は完結だ。

 

しかし、

 

「明日からは家の用事があって来れません」

 

と返され、イスからガタタッと崩れ落ちそうになる。

 

ま、まあ、来週からがんばろうな。


文化の日

今日は祝日、文化の日だ。

 

歴史的には日本国憲法公布の日。これと、5月3日の憲法記念日は、日本国憲法公布と施行の日として中学生の公民ではよく問われる。1946年11月3日から1947年5月3日までちょうど半年。発表してから実際に適用されるまで半年間のお知らせ期間があったんだよ、ってね。祝日はただ学校が休みになって、「ラッキー!」な日じゃないのさ。

 

今日も教室を開くなり授業準備の子や受験生が入ってきて勉強を始めている。この子たちが休日に塾に来て勉強することで得るものは何か。そんなことを考えたりしたくなるね。大きなお土産を持ち帰ってもらえるように今日も頑張ります。


言葉を詰め込む

「語彙力を鍛えたーい!」

 

これは自分自身に向けた言葉でもあるが、生徒に対して痛感することでもある。やはり日本語が読める子ほどよく伸びる。

 

日本の教科書は当然日本語で書かれている。それに勉強は、授業を受けている時間よりも自分で問題などに取り組んでいる時間のほうが長い(はず)。だから教科書や問題集の解説を自分で読んで理解できる子が自学で伸びていく。「勉強のできる子」になるには、言葉を知っていることが必須だ。

 

最近は音読ブースで音読することを推奨しているが、実際に音読している子は明らかに成績が伸びている。教科書をちょっと読むだけで成績は上がっていてちょっと驚いている。しかし、そういう子でも「教科書の中に分からない言葉がある」としばしば言う。これらの言葉を理解できるようになれば、もっともっと成績は上がるはずだ。この部分を生徒の読書活動への期待だけで済ますわけにいかなくなってきた。

 

そんなわけで、新しい試みを昨日から行っている。今は一部の生徒だけだけれど、効果が認められたら塾生全員にやっていくつもりだ。


本番以上の日常を

本番が普段よりも高レベルであってはならない。

 

スポーツの試合でも試験でも、プレッシャーのかかる本番は実力を100%出し切れるとは限らない。だから普段から本番のレベルを超えた練習を積んでおき、本番では多少目減りした実力の発揮でも十分に成果を得られるようにしておくべきだ。

 

勉強の場では「本来の0.8倍の制限時間で問題を解く」という手法がよく使われる。50分のテストならば40分以内に解く練習をしておくことで、本番で時間が足りなくなることを予防する。

 

「本番以上」というのは、単に難しい問題を解くというわけではない。闇雲に難問ばかり解いていても力は伸びない。そうではなく、自分の力を十二分に発揮するための縛りを強くしてトレーニングを積むということである。こうした本番以上の難易度の元で日常学習を続けることが、「本番に強い」メンタルを育てる。