英語の学習

中学3年生たちは全員中学英文法の学習をほぼ終えました。ここからは受験英語に向けて長文読解の力を中心に鍛えていくことになります。ですが、学校の中間テストまで3週間を切ったので、一旦定期テスト対策へと舵を切ります。学校で進んだところまでの復習を行います。

 

今まで先に先にと進んできたので、復習をすると抜けているところがあれこれ発覚します。それをしっかり埋めていって、テストまでに完璧にしていきます。今回のテスト範囲は、分詞の形容詞的用法と関係代名詞です。中学英文法は後半になると英語の文を長くする為の文法を多く学びます。ここを経て、入試レベルの長文を読むことができるようになります。ですからこの定期テスト勉強がそのまま入試英文の学習に役立ちます。

 

高校に入学して、英語の学習をするときに品詞レベルでの英文法の力が学力の伸びに直結します。現在完了や受動態の形を覚えるだけでなく、文の中でひとつひとつの単語がどんな働きをしているのかが見えている必要があり、それは中学英語をどこまで深めて学んできたかがモノを言うと思います。今でこそ私もそれが理解できていますが、高校生の頃の私はそこまで見えていませんでした。ですから受験生たちには、今回のテスト範囲で修飾の理解を深め、長文読解にガッチリと取り組んでもらいます。

地震

小学生の授業中、日本海で地震があったようです。

 

それほど大きくはありませんでしたがこちらも揺れたので、「あ、地震だ。」と言ったら、小学生の子たちがサッと机の下にもぐりこみました。すごいですね~。

 

全員きちんとやらなくてはいけないことですが、私はつぶやいただけで何もできず、自習している中学生たちは小学生の行動を見て、「おぉ~!」と感心の声を上げる始末でした。いや、君たちも他人事じゃないんだから。

 

以前福島を旅しているときに、入った商業施設で地震に遭いました。地震警報が鳴った途端に、お店の店員さんが「建物から出て下さーい!」と即座に案内を始めたことに関心しました。あの震災から、実際に大きく被害を受けた人たちはそういう危機意識と防災への備えができているんだなと思いました。一方、関東暮らしでなんとなく震災はあって大変だったけど、どこか痛みを忘れがちになっていた自分の危機意識の無さを恥ずかしく感じもしました。

 

それが今日の出来事でまた思い出されました。改めて身のまわりの危険に対しての意識をもっと高めねばならないと思いました。小学生にきちんと指導をしている小学校の先生方には頭が下がります。

丸付け誰がやるの問題②

丸付けに関して、もう一つ思うことがあります。

 

丸付けをすると、いろいろと分かることがあります。生徒の出来る問題・できない問題が分かるのはもちろんのこと、途中式があればそれを辿って間違えた問題の原因。途中式が無ければそれ自体が間違えた原因だったりします。また、作文を見ればその生徒の知っている言葉・知らない言葉や言い回しから生徒の思考の仕方も見えてきますし、文字の乱れがあればその問題を解いた時の集中力や疲労度、興味のあるなしなども分かります。もっと言えば、生徒の性格や家庭での過ごし方が分かることもあります。(分かる気がするだけかも知れませんが。)

 

そういったことをきちんと把握しておくためには、生徒の答案を講師が代わりに丸付けすることにもメリットがあると思います。生徒の勉強を見ることが学力向上につながるのは疑いようがありませんが、見られる時間には限界があります。そんなとき、生徒の答案を丸付けすることで得られる情報を活用できれば、指導に生かしより学力向上を図っていけるのかなと思います。

丸付け誰がやるの問題

生徒の解いた問題を、生徒自身に丸付けさせるか、講師(私)が丸付けするかという問題があります。

 

勉強は、読んで覚えて解く。これを繰り返すことだと思っていますが、最後の解くというのは、解いた後に丸付けをしてできているかを確認する所までが「解く」です。それでできていれば次に進み、できていなければ読んで覚えるところに戻る。その判断をする指標がこの「丸付け」の作業です。

 

ですから、丸付けは本当は自分でできなければいけません。自分で自分を客観的に見てどうなのか、何が必要なのかを見つけて行動できるようになれば自分ひとりで学力を伸ばしていくことが可能です。ですがこれが難しいところでもあるようです。生徒が丸付けした答案を見てみると、間違っているのに、なぜか丸が付いていることの多いことといったら(^_^;)

 

こういう生徒には、注意力が足りない子ももちろん多いのですが、「先に進みたい」という気持ちが強すぎて、多少間違っていてもつい丸にしてしまったりすることもあるようです。自分に甘くなってしまうんですね。記号問題ならば間違っているのに丸というのも少ないのですが、それが記述問題だったりすると「正誤の基準は『我』にあり」とでも言わんばかりに正解が激増します。

 

ですから丸付けにも私が介入します。「これは間違いですよ」というメッセージをきちんと伝えないと修正しないまま先に進んでしまい、そこから学力の穴が広がっていってしまいます。それを防ぐのが目的です。しかし先ほど述べた通り、丸付けは自分を客観視する練習でもあると思うのですが、その機会を奪うことにもなります。ですから、バランスを見て手を出す頻度を考えなくてはなりません。

 

なんとなくですが、心の成熟段階という意味では、年齢で言うと中学生の受験生になるくらいまでは他人が丸付けをある程度担ったあげたほうがいいように感じています。自分の学力に対する興味というものが高まるまでは、他人の目を細かく入れていくほうが、その子の学力状況をつぶさに見るという意味でもうまくいくような気がします。

北辰テストの作文対策

中2第1回の北辰テストは座席数確保の問題で自宅受験となりました。お申込みの際はご注意下さい。

 

北辰テストの作文では「自分の体験をふまえて」書くという課題が出されます。問いに対し意見を述べたあと、自分の体験でその意見の裏付けをすることが求められます。

 

生徒の作文を添削していて、この体験が上手く書けない生徒がいて、体験でなく意見の展開になってしまっている場合が結構あります。例えば「本を読むなら小説か説明文か」のような問いが出され、小説を選んだ時、体験を書かずに「小説は読むと没頭できる」や「いろいろな話があって面白い」などと続けてしまう場合です。作文は225字なので、こうしてしまうと体験を書けずに制限字数を迎えてしまうことがあります。その昔作文問題が出され始めた頃は作文用紙の使い方さえできていれば大丈夫でしたが、だんだんと内容も求められるようになり、今はずいぶん難しくなったなと感じます。上のお題のように、体験などの書きにくいものも狙って出されるようになってきました。

 

ですから今の3年生たちには、「自分の体験談を書く時は『過去形』になるはずだよ。」と教えてみました。自分で文章を書き慣れていないと、構成を考えるのも大変です。自分が何を書こうとしているのかを掴めるように頑張ってもらいたいと思います。保護者の方も、お子様の返却された北辰テストを見る時は、作文に注目して見てみて下さい。

第4回北辰テスト返却

第4回北辰テストが返却されました。今回は、全員が5科偏差値の過去最高を更新してきました。すごいですね~、よく頑張りました(^^)/

 

第3回の偏差値から最も伸びた子で、+6.2ポイント。ここまでで一番伸びている子が+8.3ポイントです。塾平均偏差値は第3回からメンバーの変更なく+3.5ポイントのアップです。これは結構良いんじゃないでしょうか。

 

ただ、満足はいっていません。なぜなら、他の科目に対して国語の偏差値が悪かったからです。今年の受験生は読解力が足りないと、本人たちにもよく言っているのですが、相変わらず全県平均並みです。国語ができていません。読解のテストも行っていますが、今日その準備をしてきていないままテストを受けている生徒がいることが分かってしまいました。一番できていないものに努力をしていない。これは頭が痛いです。

 

なんとなく、受験生達の中に「国語はできる」と思っているフシがあるように感じています。日本語だし、と。しかし、「よめる」と「分かる」は全く異なります。字面を発音できるだけでは国語の問題は解けません。

 

きちんと読解力を伸ばしていかないと、ここで頭打ちです。今行っているテストの仕組みではその辺の準備不足を招いてしまうということが分かったので、すぐにシステム変更して対応したいと思います。きちんと準備しなくては合格できないようなテストを行い、読解力も伸ばします。読む力が付いたら、今年の受験生はもっとすごいことになるはずです。

前学年の復習もできる!

中3受験生たちに今週出している課題の1つに、「中2数学の授業動画〇番を視聴してから小テストを受けに来い!」というものがあります。北辰テストの結果を見ていて、図形の証明問題で毎回つまづく子がいるのでこの課題を出すことにしました。ちゃんと取れる子は取れるのですが、計算問題とは違い、できない子は毎回空欄だったり、ほとんど書けないのがこの証明問題に対する状況です。配点が7点もあるので途中点であってもなんとか取って欲しいと思って基礎の勉強し直しを指示しました。

 

ここで、塾の指導システムが役に立ちました。通常のライブ授業のみならば、前学年の復習は授業の時間を使い行うことになると思いますが、動画を見て、更に普段行っている小テストを確認として課せば復習を自分たちでさせることができそうです。特に受験勉強のような広い範囲を網羅するような勉強に効果が期待できそうですが、他学年の指導にも応用もできると思います。

 

塾としての積み上げが効いてきてムフフッとなっています。どんどん利用していこうと思います。

北辰のかこもんを解く

中3受験生たちには、先週の課題で北辰のかこもんの第1回を解いてもらいました。

 

この時期に「第1回」の北辰を解いてもらったのは、力の伸びを確認してもらいたかったからです。第1回北辰テストは4月に行われるものです。夏休み前の学力と、現在の学力で伸びていることが確認できれば、弾みになると思って出してみました。(ちなみに今の受験生たちは、4月の段階ではまだ北辰のかこもんに手を付けてすらいませんでした(^_^;))

 

解いてもらったものを採点をし、疑似的に偏差値を出しましたが結果は上々でした。5科目の偏差値が10近く伸びている子もいれば、科目ごとに偏差値70を超えてきている子もチラホラと出てきました。返却したときにみんな明るい顔をしていたので、やって良かったです。ただ返却の後に、「これは4月の段階での中3生と勝負したに過ぎないので、あまり調子に乗らないように。」と釘も刺しています。大事なのは伸びていることを確認し、まだ足りないところを見つけることです。ですので、テストの直しを今週の課題の一つに加えてあります。

教科書は良い教材

本日から中3の理社講座が始まりました。ここから受験までの期間で残りの範囲の講義と受験対策をやっていきます。

 

 

その為の授業の準備で教科書などを読み直しているのですが、今の教科書はものすごく分かりやすいです。色分けも見やすいですし、補足説明も的確です。ページごとに発問があったり、勉強に方向性を持たせる仕組み作りも秀逸です。自分が学生だったときに疑問に思っていたことが「そうそう、ここが知りたかった!」とばかりに解決できる仕組みがちりばめられています。教科書なんかより、市販の参考書のほうが分かりやすいなんて思っていましたが、なかなかどうして教科書、あなどれません。

 

今は基本を押さえる勉強は教科書で十分だと思います。しかし、市販の参考書には教える範囲の制限がない分のアドバンテージがあります。より深く幅広い内容は参考書のほうが調べやすいかも知れません。このへんを使い分けるのが勉強のコツかなと感じました。

 

教科書から得た知識を身に付けやすいように工夫して生徒に伝えるような授業を行っていきます。

ちゃんとやる

学力とは、作業の速さや記憶量、再現力などいくつかの力の集まったものだと考えています。そして学力の高い子は、それらの力が全体的に高い傾向にあり、低い子はその反対の傾向にある場合が多いです。計算がめっぽう速くて強いのに学力がすごく低いという子はあまり見たことがありません。

 

これは、学校でみんな同じ授業を受けているからだと思います。義務教育の方針のひとつは「バランス良く」です。ですから、その受け取り方に差があるだけで、総合力に対するそれぞれの力は、レーダーチャートで言う綺麗な多角形の形のような、バランスの取れたものになりやすいのだと思います。(もし小学生くらいから算数ばかりやったり理科ばかりやったりすれば、きっとものすごく個性的な能力の持ち主になるのかも知れませんね。)

 

しかし中学生くらいになって、学力に対して記憶量が極端に少ないといった、バランスの悪い子をたまに見かけます。なんでそれだけが伸びていないのだろうと不思議に思っていました。

 

昨日、その理由の一端を見たような気がします。ある生徒の板書ノートを見た時、板書の赤字も青字も全て一色で写していました。理由を聞くと、「色ペンを忘れてしまったから。」と言うことでした。赤ペン、青ペンで色分けしたのには理由があるのですが、それを自己判断で同じ色にしてしまった。その理由が、持ち物を「忘れ」たからだというあたり。伝達された情報を、自分の都合で取捨選択してしまっているのが見て取れます。この「まあいいや」から生まれた綻びが、生徒のその能力向上だけを大きく妨げているのではないか、そう思いました。

 

結論を言うと、勉強で必要なのは「ちゃんとやる」ことだ、となってしまうのですが、それができていない場合のダメージは想像よりもずっと大きいと思います。少し厳しいですが、この子にはノートの写し直しをさせました。もくせい塾の中学数学は小テストを受ける際、板書のチェックも行っています。生徒の学力向上に通じる問題点を、塾のシステムで対処できた例です。

夏期講習の振り返り⑩

結局のところ、夏期講習では生徒たちに渡した夏期講習用のテキストと、入試問題集をメインに使い、その他プリントで問題集を各教科40ページ分ずつくらい、漢字問題集を半分、社会の用語集を1周と少し、理科のオリジナル暗記プリントを2周と半分、英語のオリジナルの暗記文例集を半分、数学の計算問題集を半分ほど行いました。夏期講習用のテキストは該当範囲を1周、入試問題集は該当の基本問題を2周できました。結構な量こなせたと思います。

 

だいたい毎年このくらい行っていますが、今年は例年よりも入試問題集に多く取り組めたと思います。これくらいやると、同じパターンの問題が何度か出てきたりして、生徒のほうも勉強の感覚をつかめるようになっていきます。

 

また、自分で「これくらい」と決めていた勉強の限界値を突破することもできたと思います。いわば、夏休みはエンジンのボアアップを図るための期間でもありました。生徒たちはこの後もっと加速していきます。

CDの使い方

もくせい塾にはパナソニックのリスニング用CD再生機が2台あります。再生速度を変化させられるスグレものです。

 

それを使っていた子が、「CDが取り出せません。」と言ってきました。見てみると、CDをはめる真ん中の回転する軸の部分を一生懸命押しています。「押してもCDが外れません。」と(^_^;) これも時代の変化ですねぇ~。

 

他の子たちはCDの取り出し方は知っているようで笑っていましたが、その場にいた生徒たちに「カセットテープ使ったことある人いる?」と聞いたら1人しかいませんでした、oh...。こうして自分の常識が世間の非常識になっていくんでしょうね。確かに私も「レコードかけて。」と言われたら少しとまどうと思います。「飯盒で米炊いて。」とかも。

 

反対に音声をQRコードでダウンロードするタイプのリスニング教材は、誰も使い方を聞いてきたりせずに使えています(私は初めて使った時とまどいました。)。今、教材会社のリスニング教材はCDからダウンロードへの過渡期で両方が混在していますが、その最中で見ることのできた光景でしょうね。なかなか興味深かったです。

第4回北辰テスト

昨日は中3の第4回北辰テストでした。塾生のできはどうだったでしょうか。夏期講習で扱った内容も結構出ていたので、結果が楽しみです。

 

さて北辰テストも終わり。今週末から中3受験生は理社対策講座も始まります。その準備として、今日からさっそく受講生には課題を出しています。みんな楽しそうに取り組んでくれていました。勉強はその科目に触れている時間がモノを言います。今日から毎日理社にも触れて、学力をもっと伸ばしていこうと思います。

 

今日気付いたのですが、受験生たちは、勉強でストップウォッチやタイマーなどを自然に使うようになってきました。ずいぶん時間意識に対する意識が高まってきました。受験までの時間は誰に対しても同じです。だったら同じ作業をするにしても少しでも早くできるように、時間を意識して勉強していくことが成績を上げることにつながります。勉強はやればやるほど次にやるべきことが出てきます。ひとつドアを開ければその先に次のドアが見えてくる。今年の受験生たちも、いよいよそんな世界に足を踏み入れたように感じます。

夏期講習の振り返り⑨

本日は第4回北辰テストの前日なので、受験生を集めて北辰対策を行いました。

 

対策といっても前日にできることはそう多くはありません。注意事項や今後の勉強も含めた説明などを行い、最後にみんなでリスニングを行いました。

 

リスニングは「自分で聴いておいてね」という塾も多いのではないかと思います。でも、そういわれてもなかなか自分で環境を整えてリスニングの練習をするのは面倒なことです。言われてもやっていない生徒も結構いるのではないでしょうか。そう思い、もくせい塾では全員でリスニングをする時間を夏期講習中に結構とりました。またタブレットやCDの再生機もあるので、音声付きの英語教材も塾内で余すことなく使いこなすことができました。自宅でやらなくてもリスニングのトレーニングができるのは強みだと思っています。生徒たちも動画・リスニングスペースを上手に活用しています。

 

さて、明日はいよいよ北辰テストです。今回で何かが決まるわけではありませんが、ここに向けて生徒たちは夏休みに頑張ってきました。力を出し切ってきて欲しいと思います。

夏期講習の振り返り⑧

夏期講習では、授業の「録画」を行いました。休んだ生徒が後で見られるようにというのが目的ですが、映像が残っていれば何度も見られるので、復習に使う生徒も出るかなーと期待していました。

 

しかし、これはどうやら失敗に終わりそうです。自分の休んだ日の所を見てくれている生徒もいますが、復習用に何度も見返すということをしてくれている生徒はいません(^_^;) それどころか、自分の休んだところを見てすらいない生徒もいそうですね。(公開は北辰テストの日までということにしてあるのですが…。)

 

やはり授業は「ライブ感」が大切ということなんでしょうか。よくよく考えて見ると、大手の映像授業も「映像用」に作られたものであって、普段の授業を配信してるわけではありません。普段作っている解説動画ならまだしも、生の授業映像は繰り返し見るには耐えられないということなんでしょうね。撮影を意識してしまうと、説明に意識が行き過ぎて目の前の生徒を置いてけぼりにしてしまいそうにもなったので、今後も撮影を続けるのなら改善すべきことがたくさんありそうです。編集って偉大です。

夏期講習の振り返り⑦

中3受験生たちには、引き続き暗唱テストを課しています。現在同じことを4~5周ほど繰り返し行っておりますが、まだ不合格してしまう生徒がいます。

 

しかし、勉強をしていなかったり、暗記が不十分で不合格ということではありません。今年の受験生は真面目です。みんなきちんと準備してきます。ですが、それでも不合格になります。

 

まず、少し止まったらアウトです。思い出す時間というのがありません。また、多少噛んでしまうのは仕方がないとして言い間違えたらアウトです。テスト内には文章を言う場面がありますが、その際てにをはの間違いもダメです。初めの頃はゆっくりでしたが、現在は私の出来得る最速で出題をしているので、本当に少しでも気を抜いたら簡単に不合格になってしまいます。

 

勉強には、「分かる」「できる」の段階の上に、「速くできる」という段階があります。この「速くできる」というのは、その技術に対し意識しないでもできるレベルのことです。まずは説明を聞いて「分かる」、そして自分で練習して「できる」。だいたいこの辺りで満足してしまう子が多いのですが、その更に上にある「速くできる」まで達すると、抜けにくくなり受験まで持っていける知識になりますし、問題を解くときに記憶を思い出すことにリソースを使わないで済むのでミスが減ります。思い出すべき知識ではなく、身についている常識になっていくのでしょうね。

 

ですから、無意識で答えられるレベルになるためにアウトプットは最速で行ってもらっています。暗記は思い出す時間が必要なうちはまだ不十分だと思います。