今日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場から行った。

 

明日が第5回北辰テストなので、理科社会の暗記テストのほかに、数学の問題演習と解説、国語古文を1題、英語長文を1題解説した。明日すぐに効果があるものではないけれど、ここで夏休みに夏期講習で指導した基本をもう一度思い出そう。

 

途中で生徒たちに、これからは成績が上がりにくくなるので、その中でさらに伸びていくには「今まで」と同じではいけないよ、ということを話した。毎日目標を持って、無駄にせず過ごしてほしいからね。


テスト勉強で出た質問

生徒から質問があった。

 

「『The girl playing tennis is Kumi.』

 

 

『The girl who is playing tennis is Kumi.』

 

は同じ訳になりませんか」

 

と。

 

確かに同じ訳になる。あるのは英文法上の違いだ。きっとこの子は、テストでこの手の英作文が出たらどちらを書くべきか迷ったのだろう。そのへんは学校の先生が誘導してくれるはずだからどっちも書けるなら大丈夫だよ。

 

テスト勉強が進んでくると、こういうテストの出題を予測した疑問が出てくるようになるね。いいよいいよ~。


「サボり」の末路

自宅の車止めの周りの除草作業を行っている。

 

夏の間ほったからしてきてしまったので、雑草がひざ下くらいの高さまで伸びてしまってもはや軽くジャングルだ。新しい生態系ができつつあるのではないだろうか。実際にその車止めで作業をしていると、とにかく「蚊」に刺されまくる。発生地となっていることは否めない。

 

なので、涼しくなってきたこともありここ数日除草作業をしている。まずはホームセンターで除草剤を買ってきてまいた。1日目、変化無し。2日目、変化無し。3日目になって、なんとなく雑草たちの元気がなくなってきたかなと感じられたので草取りを始めた。あまり時間が取れないので、少しずつ進めている。

 

休日などを使って一気にやってしまえばスッキリもするだろうけれど、こうしてスキマ時間を使ってちょっとずつやることでも着実に成果は出てきている。今日は繁茂する雑草の陰に隠れてしまっていた車庫用のセンサーライトが顔を出すに至った。(どれだけ放置していたんだよ)

 

こうしてコツコツやっていくことで結果を出すのって、なんとなく勉強と似ていますね。っと、強引な締めくくりをしてみる。


やるかやらないか

出した課題や宿題を生徒がやって来ないのは「指導の拒否」だ。

 

ここでいうやって来ないというのは、理由があったり能力的に「やれない」とは違う。できるのにやってこないって話。こちらもそれなりに説得を試みるけれど、そういう子って後ろに透けて見えてるんだよね、

 

「別に学校じゃないし~塾の課題なんてやらなくても困らないし~」

 

という態度が。要は舐めてるのね。

 

そんなときは私の導火線は一気に無くなる。塾を「辞めさせる」つもりでブチギレる。実際にこれで辞めていく生徒もいた。

 

私がいただいている授業料は保護者様からのものであって、生徒のものではない。親が我が子を

 

「勉強ができるようにさせてあげたい」

 

と思い、貴重な時間を使って塾を探し、高い金額を払って通わせるのだ。でも親って、それを「無駄」とは思わないわけ。それだけ我が子のことが大好きなんだよ。

 

そういう思いをいただいていると思っている。だからその思いを踏みにじる行為は許せない。だから辞めさせるつもりでブチギレる。これで変わってくれるならよし。たとえこれで辞めていった生徒も、ウチではそれが伝わらなかったとしても、この体験を受けて次の塾では同じ舐めた態度ではいられないんじゃないか。そんな淡い期待もある。

 

だから、塾で指導拒否なんてしてる場合じゃないんだよな。そんなことでグズグズやっている時間なんてない。


変わってきたね

今まで週に1日しか自習に来なかった子が、2日連続で来てる。

 

いいですね~。

 

もちろんテストが近いということもあるのだろうけれど、これは私が強制してのことではない。

 

これで成績が上がるかというと、まだ正直学習量は全然足りない。でも「自分で動いた」というのはとても大きいのだ。自分の成績をちゃんと自分のこととして考えられた結果だね。

 

他人事を自分事にできるのが、自立ってことだと思う。


「今日は何をする」が決まっているか

生徒には塾に来て勉強を始める前に、その日の予定を立ててもらっている。やることが決まっていれば迷う時間が無くなり無駄が減る。

 

この「To Doリスト」の作り方が上手な子ほど、1日にできる勉強量が増え成績が上がりやすくなる。成績上位の子ほど、この計画がビッチリと書かれていることが多い。

 

生徒には入塾してまずはじめにこの学習計画の立て方を指導するが、これをしっかりと守れている子は成績が上がる。逆に一番ダメなのが、帰る時になって学習記録シートを書いている場合だ。その日の終わりにやったことを振り返るのは悪いことではないが、おそらく「やっつけ」で書かれたであろう学習記録シートを確認してみると、案の定内容が薄い。それはもう、「京風味かっ!」ってくらいに。

 

To Doはその日のうちに終わらなくてもOKだ。終わらなかったら終わらなかったで、それを翌日に持ち越して消化していけばいい。その日の自分の持っているエネルギーを、「ボーっと窓の外を見る」や、「空想の世界で大冒険」のような余計なことに分散しないための工夫として行っていってほしい。


目を離さない

大学受験生と話をしていて、「物理の問題集の2周目が終わった」と報告を受けた。なんと2周目は1週間で終わらせたとのこと。結構な問題数あるのにすごい。

 

聞いてみると、この期間は物理ばかりやっていたということだ。夏前、

 

「物理に苦手意識があってあまり取り組めていない」

 

と言っていたのにずいぶんな変わりようだと思う。苦手なものとしっかり向き合うということをきちんと「決めた」のが大きいね。

 

テスト勉強などはバランスよくやったほうが順位は高くなるけれど、このように苦手なものを克服するには、それのみに「集中」する期間を作るのも効果的だ。私も昔、数学だけ・英語だけを勉強している期間を作ったことがあって、その時に自分の力の伸びを実感できたことがある。

 

苦しいけれど、苦手科目こそしっかり見つめて目を離さないというのが克服のコツかも知れない。苦手科目は伸びしろしかないわけだけら、伸びてくると楽しくなってくる。


今日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場を行った。内容は社会の用語集と理科の暗記シートだ。

 

どちらも中間テスト範囲に入っている部分なので、だいぶ仕上がってきている。これをまずは中間テストでしっかり発揮して、さらに受験まで持って行こう。

 

今週末は第5回北辰テストもある。塾生たちはちゃんとそちらの勉強もカバーしている。両立は大変だがやるっきゃない。


相棒の言う通りにやればいいのさ

テストが近い生徒たちは、おおむね学校のワークが終わったかな。

 

まだ終わっていない子(こういう子は大概『全然』進んでいない)もいるので、そういう子は授業内でやらせたりもしている。テスト2週間前で今の状態ならば上々だろう。ここからが本当の勉強なので気を引き締めていこう。

 

ワークや問題集は繰り返すうちにカスタマイズされていく。

 

解いた日付が書き込まれ、分からなかった問題に印が付き、それが分かって別の印になり、問題文に線が引かれ、丸バツの横にコメントが付いたりもする。そこまでくるとその問題集は世界に一つだけ、「自分専用」の勉強道具になる。

 

ページを開くと、どんな問題が解け、どこが苦手なのか。それをどうやって克服したのか、その時どんな気持ちだったのかまで鮮明に思い出せるようになるんじゃないかな。それくらい自分をぶちまけて作り上げた問題集は、書き込みだらけでグチャグチャかも知れないけれど、なにか別の美しさを醸し出す。

 

それだけやり込んだ「相棒」がいれば、テストだって怖くないはずだ。


誰か年間行事予定表見せてください

だんだん各中学校のテスト日程も明らかになってきた(年間行事予定が手に入らないので生徒に聞いている)。富士中以外も残り1ヵ月を切ったようだ。

 

「ようだ」というのは聞いた生徒たちの口ぶりからで、まだ確実な日程は聞けていない。

 

「10月の~、あ~、にじゅう…にじゅう~…、二十何日かです」

 

1ヵ月くらい前から、毎週いろんな子に確認し続けて、やっとここまできた。真相を究明するには時間を要する。

 

まあこういうことになるので、塾としてはテスト範囲を予測して動いている。中学生を信用しないというのは、私の長い塾講師人生で得た教訓だ。(生徒各個人はそれぞれ信頼しているけれども)


大事なのはテストが無いときだよね

このブログは集客目的で書いている(全く効果は感じられないが)。だからアクセス数なんてのをいっぱしに見たりすることもあるのだけれど、やはり近隣の学校の定期テスト前後はアクセス数が伸びたりする。多くの人に見てもらえることは素直に嬉しい。(逆にアクセス数が減るのは年末年始やお盆休みなどの長期休暇中だ。そんなときはこれ幸いと、塾と全く関係の無い旅先で食べた蕎麦の話とかを書いている)

 

さて、テストが近づくにつれてアクセス数が増えるのはやはり、「我が子の成績が心配」ということではないだろうか。どこかに良い勉強法を載せている記事は無いか、効率良くテストの点数が上げる方法は無いか。そういったものを求めてアクセスしてくださっているのかも知れないなと思う。

 

しかし大変申し上げにくいのだけれど、このもくせい塾ブログの記事にそういったテストに即効性のある何かの情報があがることはあまりない。テスト直前でも、最近見かけた昆虫の話とかしてる。(このブログに集客効果が無い理由が少しずつ分かってきた気がする)

 

ちなみに、アクセス数の伸びはテストが終わって2,3日くらい経つとスーッと引いていく。この現象を見ていて、

 

「なんか、歯医者みたいだなー」

 

と思う。歯が痛くなってから慌てて駆け込む。そして、痛みが引くと約束していた健診の日を破っていかなくなる(よね?)。こうやってのど元過ぎれば熱さを忘れてしまうのが、定期テスト前のアクセスの伸びなんじゃないか。

 

しかし、「痛くなってからでは遅い」のも歯医者と同じ。テスト勉強も、日ごろからの歯磨きが必要なのだ。


テスト2週間前!

今日で富士中の2学期中間テストまで残り2週間となった。

 

ここからは勉強のみに集中し、勉強のための生活を送っていって欲しいと思うのだが、新人戦があったりとなかなか落ち着かない。もちろんそれを生徒たちは事前に知っているわけで、ここまで自習にたくさん来て頑張っている子たちが多い。勉強も部活動も、どちらも結果が出るといいね。

 

テストまで残り2週間となったら何をするか。新人戦のある子は実質10日くらいしかないと考えて動かねばならない。まずはワークの反復だよね。最低でも3周はして、問題を見てすぐに答えが浮かんでくるようにしておこう。

 


たくさん本を読むことの意義って

現代文は、解くためのテクニックがいろいろ開発されてきた。私が高校生の頃はこんなにシステマチックじゃなかったのだよ。だからある意味国語指導はやりやすくなったのだろうけれど、それでも生徒がその文章の内容を「知っている」かどうかというのは読解にとって依然として大きい。

 

高校生に現代文を教えていても、その子によって得意不得意がある。よくある不得意は、評論文では「死生観」や「宗教」に関するもの、小説でも少し大人の人間関係や時代設定が古いもの、また逆に今の若い女の子の人間関係ものは男子にとって鬼門だったりする。

 

どんなに語彙力を鍛え、指示語や接続語に気を付けて文構造を把握しても、そこに書かれている「涙」の理由が理解できないなんてこともある。ある小説家が言った、

 

「小説は、他の人の人生を追体験する」

 

というのはどうやら本当らしい。人生経験が出ちゃうんだろうね。人生経験は想像力を養う。想像力に勝る読解力は今のところ見つかっていない。


テスト道場

今日は中3のテスト道場を行った。内容は社会の用語集テスト、理科の暗記シート、社会の教科書音読テストだ。

 

できはまずまずと言ったところか。中間テストの範囲に入る部分を行っているので、ここで「できません」は無いんだけどね。社会公民の範囲の用語も入ってきたかな。理科の暗記シートは最重要語のみ確認したができていた。しかし今の理社は用語を覚えるだけでは不十分で、しっかり流れ背景・理屈を理解しておく必要がある。だからこの暗記を終えたら残り時間で問題集に取り組んでいってもらいたい。学校の理科のワークは用語の確認ばかりなので、問題が必要ならば申し出てほしい。

 

話は変わるが、先週休んでその連絡の無かった者がいたので、次またあったらこの「ボランティア」は終了する旨を伝えた。理由は以前話した通り。


今日は何やった?

生徒には学習の記録を付けてもらっている。授業のときも、自習に来たときも。

 

学習記録シートにはいろいろな狙いがあるけれど、生徒からの報告を受けるのは楽しい。私自身のやりがいにもなっている。特にテスト期間に入ると、生徒ひとりひとりが普段は塾で(家でも?)やっていない科目を自習でやり出すものだから、それを把握するのにも役立つ。

 

「英語のワーク2周目をやったけれど、三単現のsで間違えました」

 

や、

 

「5科目のワークがだいたい終わりました」

 

「社会のワークはスラスラ解けました」

 

というような報告がそろそろ聞こえてきている。いいね、順調に進んでいる。まだワークが終わっていない子の中にも、

 

「今日は数学のワークを7ページ進めました」

 

などという報告があると嬉しくなる。それだけやったんか、よく頑張んばったな。

 

毎日ひとりずつ何をやっているのかを口頭で確認することは叶わないけれど、学習記録シートをチェックすることが、私にとっての「夕飯時の食卓での会話」なのだ。


小論文はテーマを絞る

生徒に何か話をしたときに、その内容が「ボヤっとしちゃったなぁ」と反省することがある。

 

そういうときはたいてい「いくつかのこと」を盛り込んで話そうとしているときだ。テーマが2つも3つもあるときね。こういうときは話が前後してしまったり、1つ目のことを完結していないのに2つ目の話をしてしまっていたりする。

 

生徒の小論文を添削していて、「ボヤっとしているなぁ」と感じるときもこれで、いくつかの論を盛り込もうとしてひとつひとつの内容が薄くなってしまっていることが多い。たくさんの話題が浮かぶのは頭の良いことなんだけどね。

 

書き出す前にメモ作りをさせているが、ここでの取捨選択が徹底できていない場合にありがちなので、メモ作りから見直していくことになる。あれこれ話題を出すよりも、ひとつのことを重厚に語るほうがいい場合のほうが意外と多い。


楽な道は見ない

 

自分のことを思い返してみると、勉強の一番の敵は「身近な娯楽」だった。とはいえウチは貧乏だったのでゲーム類は無かったし、漫画を買うようになったのも大人になってからだ。スマホなんて当然まだ無かったしね。自分専用の娯楽は少なかったのがまだ救いだったのかも知れない。では何があったかなと思い返してみるとやはり「テレビ」かなぁ。

 

テスト期間でもテレビの視聴は止められなかった。

 

「あとちょっとだけ」

 

と自分に言い訳をしながらグズグズと見て、それで結局「無駄な時間を過ごした」って後悔しているのね。家にビデオデッキも無かったのでリアルタイム視聴のみ(今の子は信じられないでしょ?)

 

でも録画できたとしても「あとで見る」という選択肢は無かっただろうと思う。なぜならテレビを見ていたのは完全に勉強から逃げたいっていう惰性だったからだ。

 

この「逃げたい」と思った時に、身近な娯楽があると負けちゃうのよ。身近な娯楽は「楽な道と大変な道」で言う「楽な道」だ。その楽な道が常に手元にあるのだもの。つい選んじゃうでしょ。これが、

 

「基本、家では勉強できない」

 

という理由だ。今日は、教室を開けるなり結構たくさんの子たちが自習に来て頑張っている。この子たちは「楽な道」を見ないように家を出てきたに違いない。


目指せアイテムマスター

もくせい塾にはテスト勉強に役立つグッズがいろいろある。

 

・タイマー

・ストップウォッチ

 

これらは時間を測って作業をするときに活用して欲しい。タイマーはポスト前、ストップウォッチはコピー機の横にある。

 

・暗記マーカーと赤シート

・付箋

 

どちらもポスト前にある。学校のワークに書き込みをしてしまった場合、暗記マーカーを使って2周目3周目の勉強をすることができる。1周目2周目はノートにやって、3周目で提出用にワークに書き込むのが理想的なんだけれど、「提出の準備ができてないと安心できない」って子も結構いるはず。そんなときは暗記マーカーだ。

 

付箋は教科書のテスト範囲の目印にしたり、間違えた問題に張り付けてできるようになったらはがすようにしたりして使って欲しい。また、大きめの付箋にはメモを書いて残すこともできる。ノートのカスタマイズに使っていこう。

 

・社会の暗記カード

 

これの存在は意外と気付かれていない。ポスト横にあるのは、地理歴史公民の教科書の太字が全てカードになっているもので、本棚の緑の箱の中には歴史の年号カードと地図記号のカードもある。自由に使って欲しい。


テスト勉強はワークから

テストの勉強は最短距離で走らなくては間に合わない。ただでさえスタートするのをなんだかんだと遅らせて、「ギリギリ」を攻めてるんだからね。

 

じゃあその最短ルートは何かというと、学校のワークだ。もちろんそのままテストに出てくるわけじゃないけれど、テスト問題に一番近い問題集なのは変わらない。そこから手をつけるべきだ。

 

「まず計画表を作って~、テスト範囲の教科書を全て読んで~、まとめノートを作って~、それから用語を覚えて~…」

 

とやっていると確実に間に合わない。おそらく教科書の半分くらいまで読み進めたところでテストが来てしまうだろう。そういうお勉強は日ごろから机に向かっている子がやればよろしい。テストまでのカウントダウンが始まってからやることじゃないのよ。

 

できなくてもいいからまずはワークに手を付ける。それでできないところを見つけてできるようにしていくのがテスト勉強だ。まず走り出す。準備は走りながらやる。修行を極めて剣の達人になってから戦場に出れるなんて思っちゃいけないのだ。


やっぱり言葉なんでしょう

暗記が苦手という子は、「意味によるつながり」の助けをあまり借りていない気がする。

 

歴史の用語で言うと、背景に何があってその出来事があったのか。また漢字の暗記であっても部首からイメージするものとの結びつきがあったりと、暗記すべきことがらの周辺の知識との結びつきがあれば、覚えやすく忘れにくい。英単語だって接頭・接尾語や例文で暗記することで身に付きやすくなるよね。別に意味のあるつながりじゃなくたっていい。ダジャレでもなんでも、関連づけば覚えやすくなるはずだ。

 

で、暗記の苦手な子はなぜそうしないのかというと、言葉による蓄積が少なすぎるからなんじゃないか、と思っている。かなり怖い話になってしまいそうなんだけれどね。

 

知識同士の結び付きを例えるなら、雨の日に窓ガラスに付いた水滴だ。それがほかの水滴とつながってだんだん大きくなっていく。しかし言葉の蓄積が少ない子は他の水滴が無い状態。何かひとつ、新しい言葉を覚えようとしても、、頭の中に入れたその言葉の周りに何も無いと、結びつきが起こらない。だから入れた言葉もすぐに蒸発してしまうんじゃないか。

 

もしそうならば、暗記をするための土壌作りはますます大切になってくるね。小学生のうちからどれだけ言葉を学んできたかが、中学以降の学力に大きな影響を与えていると思う。


中間テストが近づいてきた

「テストまで3週間を切ったぞよ。ぞよ」

 

ということを生徒たちに伝えている。テストまで3週間を切ったと言うことは、塾での授業はあと2回だったりする。生徒にとっては「まだ数十日ある」でも、塾講師にとっては「残り2回しかない」なのだ。

 

ここまで順調に進んでいる子たちはすでにテスト対策演習に入っている。できていないものを洗い出し、自分の勉強に落とし込むための作業だ。今の段階での生徒たちの仕上がりは良くて6~7割程度なのでまだまだやることは山積している。どんどん進もう。

 

 


時間をかけてあげたほうが

中学生で数学が苦手な子は、100%小学校の算数ができていないことが原因だ。小数の筆算、分数の通分・約分あたりが身に付いていないことが多い。

 

そういう意味では、数学は小学校からつながっていて、他の科目は中学校の内容からやっていけばある程度はなんとかなっていたのだけれど、今はそれだけではなくなった。英語と国語だ。

 

英語は小学校のうちにある程度単語と英語の文が身に付いていること、国語は小学校で習う言葉の知識が身に付いていることがとても重要になっている。これらが不十分だと、中学校で真ん中の成績を取るのも難しくなっている。他の人の何倍も時間をかけて、小学校の復習からやっていかなくてはならないだろう。

 

英数国、いわゆる積み上げの教科の、低学年での負担が大きくなってきたと感じる。小学生のうちは、早期教育とか言って先に先に勉強していくよりも、その時に習っていることにもっとじっくり時間をかけるほうが上手くいくだろう。


中2英語のテスト範囲

中2の英語中間テストの範囲はだいたいLesson3と4あたりになりそうだ。

 

Lesson3の文法はThere is 構文と動名詞(なんでこの組み合わせなのかいまだに謎)、そしてLesson4は第4・第5文型とmustをはじめとする助動詞だ。うーん、なかなか重たい。ちゃんと学習するならこれらを1つのテスト範囲に入れてはダメな気がする。混ぜるな危険。

 

たぶん文型の学習なんかは、サラ~ッと文の形だけ習って終わったのだろうし、そこまで難しい問題は出題されないのかも知れないね。とは言え単純な暗記ほど大変なことは無いから油断は禁物だ。英語の準備には時間をかけておいたほうがいいだろう。


本日のテスト道場は

今日は中3のテスト道場から行った。今日のメニューは社会の用語集と理科の暗記シート。社会のほうは全員合格できたけれど、理科のほうは今学校でも習っている最中のところだからか、習熟度はまだまだ甘かった。中間テスト範囲に入っている部分なので早くマスターしてほしい。

 

10月の終わりごろに合唱祭がある。それでテスト道場の集まりが悪くなるかなと思っていたのだけれど、今日のところは大丈夫だった。どうやらその準備も学校によって結構違うみたいで、すでに放課後練習がある学校もあれば、まだ練習していないところもあるようだ。

 

せっかくのイベントごとなので、放課後練習の「塾があるんで今日は帰ります」という抜け方はさせたくないなぁと思っている。勉強も学校行事もどっちもがんばれですよ。でも、私が「やる気のある女子のモノマネ~最後の合唱祭だゾ☆編~」を披露したら生徒たちは笑っていたので、そこまでイベントに引っ張られてしまう子もいないのかも知れない。上手くやってくれればいいなと思う。


1回や2回じゃ身に付かないよね

中2の英文法の出来が良くなってきた。

 

1年生の頃から英語の指導をしている子たちはもちろんだけれど、全体的に授業の「塗り直し」の回数が増えてきているせいだと思う。

 

「ここまで繰り返す!?」

 

ってくらいに、同じところを何度も何度も説明しているからね。もう同じことを5回くらいやっている子もいるのだ。生徒のノートを開くと、同じことが定期的に何度も書いてあって、ちょっと怖い…。

 

でも、それでも完璧じゃないのが面白い(?)ところ。まだまだ抜けてしまう子も全然いる。まあ確かに、英単語だって「5回」書いたくらいじゃ覚えないよなと思って、これからも反復する気満々でいる。


サイドブレーキって何さ

自動車の免許を取るために教習所に行ったとき、何もかもが初めてのことだった。

 

私の家族は誰も自動車免許を持っていなかった。だから私が物心ついてからずっと、家に自動車を所有していたことが無かった。タクシーなど人に乗せてもらうことはあったけれど、車の操作はおろか、自動車関連用語など知る由も無かった。そんなもんだから、ワケの分からないまま教習車に乗ったときに、教官に

 

「はい、ウインカーを右に出して」

 

と言われて焦った。う、ういんかーって何?ういんく?右に向かってすればいいの?いやそんなわけないよね。冗談はよしてよもう。あれ、教官真面目な顔してる。これマジなやつ?聞き間違いかな。もしかして、ういんたー?それなら分かる。ういんたーを楽しむ人のことかな?広瀬香美を聞きながらスノボとかする人のことかしら。じゃあ「右に出す」ってなんだ??

 

 

それくらい自動車とは縁遠い生活をしていた。その後も「ギアをパーキングに入れて」や「サイドミラーで確認して」など、私には知らない国の言葉に聞こえる指示をずっと出されながらの教習が終わった。終わったあと、私は冷や汗でびっしょりだった。

 

おそらく勉強で躓いてしまった子は、学校でこんな気持ちなんじゃないだろうか。私の教習所通いはやりたくてやったことなので良いが、勉強で躓いてしまった子供はやりたくなくても1日数時間この状態でじっと耐えていなくてはならない。相当苦しいだろう。そういう子は、ちゃんとウインカーを教えてもらえる場所に早く行ったほうがいい。


テントウムシ

教室内にテントウムシがいたので捕まえて外に逃がしたのだが、なんだか見たことのない模様だった。

 

それで調べてみたのだけれど、たぶん「ニジュウヤホシテントウ」って言うやつだと思う。全然可愛くない。(写真は可愛いナナホシテントウ)こんなこと言っちゃあ悪いけど、害虫感がすごい。テントウムシは益虫なので、見た目で判断しちゃいけないってことだね。

 

と思って「益虫」で調べてみると、クモやゲジゲジなども蚊やハエを食べてくれるという意味では益虫らしい。益虫って結構見た目が害虫っぽいのね。そもそも益虫という言葉自体、あくまで「人間側から見て」の判断だ。「勝手なこと言ってらぁ」って虫からは言われていそうだよね。


1次関数は暗記?

中2の中間テストの範囲は1次関数まで入る。全部の範囲が入る学校もあるだろうし、途中まで入るという所もある。

 

毎年このあたりの範囲に差し掛かると、数学の点数に差が開いてくる。関数って苦手な子は本当に苦手だよね。定期テストですらそれまで平均点くらい取れていても下手すると30点台とかを取ってしまう。しかし中学の関数でヒーヒー言っていると、高校数学では関数を学習する割合はもっと増えるので大変だ。

 

苦手な原因を探ってみると、抽象的な概念を扱っているとかいろいろあるんだろうけれど、最近感じるのはもっと単純なことだ。

 

「用語や公式が身に付いていない」

 

これだね。1次関数が苦手ですって子に、

 

「変化の割合ってどうやって計算するんだっけ?」

 

と聞くとまあ答えられない。それ以前に「ヘンカノワリアイって何?」という具合だ。これは教科書にも載っている公式なんだけどね。理解が不十分ですぐに抜けてしまっているということなんだろう。

 

中学校で習う1次関数はまだまだただの計算だ。足す引くかける割る以外の操作が出てくるから難しく感じるんだよね。その操作に慣れるまで、関数は時間をかけて何度も塗り直ししなくてはいけない範囲なのだと思う。

 

ちなみに中1で比例反比例をガッチリやっている塾生たちは、1次関数も割と順調に乗り越えた。しっかり積み上げておくことも大事だね。


鳴らせ!

学力を今すぐ急激に伸ばす方法は知らないけれど、学校の成績を伸ばす方法は分かる。

 

「人より早く準備する」

 

だ。準備が早ければ早いほどテストの点数は伸びやすくなるからね。多くの人が、「分かってはいるけれどなかなかできない」のもこの部分だと思う。それだけにやれれば確実な効果が出る。

 

成績が真ん中くらいの子は、定期テスト2週間前というのがテスト勉強のスタート時期なのではないだろうか。1日でできる量は(同じくらいの学力の子同士では)それほど差はないだろうから、そこでビシッと始められると、真ん中よりも上の成績になって、グズグズと遅れるとどんどん順位が下がっていくようなイメージだ。

 

だからそのくらいの学力の子ならば、1週間勉強のスタートを早めるだけで確実に真ん中を超えるようになるはずだ。通知表で「4」を狙っていける。あとはスタートのホイッスルを自分で吹けるかどうかだけなのだ。

 

と、いうことでいきますよ。せーの!


トリプルアクセル!

塾は「間違い」をしに来る場所だ。

 

問題を間違えるのは「失敗する」のとは違う。間違えることで正しい解き方や正解が身に付く。「こうすればできる」という方法が身に付く。塾は勉強の試行錯誤の場所だ。むしろたくさん間違えた分そのノウハウが貯まる。

 

フィギュアスケート選手は、ひとつのジャンプを完成させるのに何度も失敗をしていることだろう。大会で披露する華麗な技は、人知れず重ねた膨大な失敗の上に成り立っているはずだ。塾はフィギュアスケート選手における練習用のリンクだ。何度も失敗を重ねてほしい。大事なのは、同じ間違いを繰り返さないこと。大会(テスト)で見事成功すれば良いのだ。

 


忘れ物

久々に教室内に忘れ物がたまっている。

 

えんぴつ1本と消しゴム1個。生徒ファイルの棚の上にあるので、心当たりのある子は名乗り出てほしい。

 

消しゴムは残り1.5センチくらいまで使い込まれていて、周りのケースもそれに合わせて切ってある。大切に使われていたんだね。えんぴつのほうはまだ10センチ以上あるけれど、先がきちんと尖っていて削られたばかりのようだ。

 

こんなに大事にされているものがこのまま持ち主の元に帰らずに捨てられてしまうのはもったいないよ。早く迎えに来てあげて。


「テスト3週間前」の捉え方が違う

中学生の中間テストまで、今日で3週間前となる。

 

この3週間前という期間を、「テスト前」と捉えることができるかどうかが、学校での成績に大きく関わってくる。まだテスト範囲が出るかどうか微妙な時期なので、クラスでも休み時間にワークを開いて解いている子はいないだろう。お友達との会話でテストの話題もまだまだ出ないかな。

 

でも成績上位者はすでにワークを進めている。実際もくせい塾でも「英語のワークは終わりました」や「数学の1周目が終わった」という報告があがっている。やっている子はすでに終わっているのだ。

 

たぶん成績が真ん中くらいの子は、まだまだ「テスト前」の実感が湧いていない。2週間前くらいになって「そろそろやらなきゃなー」なんだろうね。それだと成績は真ん中、普通だよね。

 

その「普通の人」を抜け出したければ今、この瞬間なのだ。


涼しげでいいね

確かに、力は身に付いてきている。

 

以前教えた「glass」を「(ガラスの)コップ」と覚えてはいた。

 

でも、

 

The girl wearing glasses is Yuka.

 

 

コップを着ている女の子はユカです。」

 

と訳すんだもの。

 

レディーガガみたいな、全身風鈴人間みたいな感じかな。


もくせい塾は勉強を頑張る子を応援しています

そろそろ大学の指定校推薦枠の校内選考の結果が出る時期となった。

 

指定校推薦は、生徒が夏休み前に高校に対して申込をして夏休み中に校内選考があり、この時期にその結果が出る。試験は11月頃で12月には合否が出る。性質上推薦を受けられた者は合格の可能性がかなり高いので狙っている生徒も高く、それゆえ校内では熾烈な争いが繰り広げられる…(はず)。

 

しかしこの校内選考の前後で、クラスの雰囲気が一変してしまう学校もあるようだ。

 

「自習の時間なんかはもう指定校組が『ウェーイ!』ってなってて、一般組がイラついてます」

 

なんて話も聞いた。一般受験組はここからが正念場だ。

 

推薦制度利用者と一般受験者が半々くらいの高校だとこういうことも起こり得る。「仲間だと思っていたヤツが仲間じゃなかった!」的な。この3連休で推薦組の遊びに行ってきた話とか聞かされたりね。おまけにコロナかインフルをもらってきてそれで学級閉鎖になったりとか…がんばれ一般受験生。


明日がテスト3週間前!

今日が3連休最終日。そして連休が明ける明日が、中学生の中間テスト3週間前だ。今日までたっぷり遊んだ子は、明日から頑張ろう!

 

テスト勉強で一番初めにやることは計画だと思うけれど、「細かくページ数まで決めた計画」は運用しにくい。初日からズレることだってあるだろう。

 

だから私がおススメするのは「締め切り」だけを決めた計画だ。「何を」「いつまでに」やるのかを決めて、後はそれを鉄の意志で守りぬく。もちろん遅れてしまった分を取り戻す予備日を設定するのも忘れずにね。

 

ポイントは、計画の修正に時間がかからないというところだ。毎日コンスタントに同じ量勉強できることなんてあり得ないので、こうしておけば今日の遅れを「明日取り戻そう」なんてこともできる。

 

テストまで3週間。平均点を超えたい子はワークを3周、上位に入りたい子は7周やる計画を立てて即実行していこう。


本日のテスト道場は

今日は、中3のテスト道場から行った。

 

内容は社会の用語集と理科の暗記シート、社会教科書の音読テストだ。今日は良い出来だった。

 

そしてここからの過ごし方についても話した。この時期はいろいろあって、気持ちの波が生まれやすいからね。テスト道場の時間を1時間勘違いしていたり、話の内容も含めてグダグダになってしまったけれど、少しでも伝わっていればいいなと思う。


つたない聴き手

私は耳が悪い。いわゆる「音痴」ってやつだ。

 

一番はじめにそれを感じたのは、「虫の鳴き声」だったと思う。小学校に入学して間もなくの頃、昆虫図鑑か何かを読んでいたときに鳴き声に関する特集があった。

 

スズムシは「リーン、リーン」、クツワムシは「カシャカシャ」、マツムシは「チンチロリン」…当時は音声データを気軽に聞ける環境なんてなかったので、こうした擬音語が紙面に踊っていた。それを見て自分も「鳴き声を聞き分けたい!」と思い、夜の原っぱに出かけて行ったのだが、

 

「…全部同じに聞こえる」

 

となったのだ。そういえば夏に、セミの鳴き声を聞き分けようとしたときも全部アブラゼミに聞こえたんだったっけ。

 

私は音痴だ。

 

その後中学生になる頃、音楽を聴くのが大好きになった。「自分でもやってみたい!」となって、ゴミ捨て場に落ちていたギターを拾って教本片手に練習した。コードは押さえられるようになったけれど、合わせて歌うことができなかった。私にはリズム感も無かった。学校の音楽の授業、合奏では通知表に5が付いたが、ひとりずつ檀上で歌うテストのある合唱の授業では3が付いた。

 

私は音痴だ、ついでにリズム感も無い。

 

先日、夕方に車を走らせていたら、

 

「リーン、リーン」

 

と、コオロギでは無い虫の鳴き声が聞こえてきて、

 

「あれ?スズムシ?」

 

となった。千葉県の郊外のほうだった。音痴でリズム感も無いけれど、綺麗な音への興味はまだまだ尽きない。


己を知れ

もくせい塾の中学生は、英語と数学で小テストを行う。

 

入塾して初めての小テストで不合格になった子が、小さな声で

 

「マジか…」

 

と言っていた。うん、いいねいいね。

 

成績は「その成績の勉強しかしていないから」その成績になるのだ。ちょっと分かりにくい言い方になっちゃったけど、例えば学校のテストで180位の子は、180位を取るための勉強をしているってことね。

 

その子が成績を上げるには、150位や120位の子の勉強をしなくちゃいけない。今までと同じではいられないということだ。そのためには、今までの自分の勉強が180位の勉強だったってことを知らなくてはいけない。

 

今回の子は痛感したんじゃないかな。「これだと合格できないんだ」ということに。変わるキッカケになったのなら嬉しい。


木を見て森を見ず

受験生の定期テストは受験に関わる重要なテストだ。だからなのか、中3の2学期頃になると、ちょっと「ん~」な動きをする子が出てくることがある。

 

昔、質問に来た子が、

 

「先生、これで合ってますか」

 

と、英作文の答案を見せてきた。

 

おそらく学校の英語の先生から、どんなお題で英作文が出題されるのかを聞き出したのだろう。その子は英語の苦手な子で、書いてきた英作文もメチャクチャ、得点にはならないよなぁというものだった。それがテストの2日前。

 

英作文は英文法学習の最終段階で求められる力だ。だから英語の苦手な子は得点につなげにくい。学校の先生も親切で教えてくれたんだろうけれど、時期が良くなかった。この子には、2日あればもっと他にやるべきことがあった。でも学校の先生に「これが出るよ」って言われれば、時間をかけて追いかけちゃうよね。

 

私はやむを得ず丸をもらえるであろう解答を作ってやり、「これを覚えて対応しなさい」と、生徒の「残り時間」を削らせない選択をした。(生徒もこれを期待して質問してきたのだと思うが、こんなのは指導でもなんでもない、ただの不正だ)

 

結局その生徒の英作文は単語のスペルミスで三角だった。私は嘆息した。


駐車漂流民

今日は自動車で教室に来たのだけれど、コインパーキングがどこも満車で困った。

 

教室から一番近い、いつも使っているところがまずダメで、値段は高くなっちゃうけれど次に近いところもダメで…と、何件か回ることになった。グーグルマップでコインパーキングを検索しちゃったよ。

 

結局少し離れているけど、普段使っているところと同じ料金のところが見つかって無事停めることができた。それで教室に入るのに少し時間がかかってしまった。これは3連休ということもあるのかな。自動車は便利だけどこういうところが楽じゃないね。


課題考査返却!

生徒Kちゃんがやりました。

 

課題考査の英語で学年5位です。すごいですね~。コツコツ努力を積み上げた結果が出ました。よくがんばりました!


国語って勉強しないよね

「国語は勉強の仕方が分からない」

 

結構言われる。「だから勉強してません」と。

 

私もそうだったので気持ちは分かるのだけれど、これが高校受験生や大学受験生から聞かされると背筋がぞっとする。こわいな~こわいな~。

 

勉強の仕方は他の科目と同じ。問題を読んで解く。用語を覚える。まずは何でもいいので問題集を1冊用意して、それを解き切ってみよう。するとどんな問題が出題されるかが分かるはずだ。それだけでもすでに勉強だ。また、解いていくうちに、どのように答えればいいかが少しずつ分かってくる。それが国語力の伸びだ。

 

日本語はなまじ「読め」てしまうので、勉強した感覚が無いのかも知れないけれど、読めることと問題を解けることは違う。問題を解くにはどんなことが求められるのか。そこが分かってくると、国語も数学と同じ論理の勉強なんだということが分かる。答えはひとつしかないことに気付き、勉強の仕方も分かるはずだ。


今日はテスト道場から!だったんだけど

今日は中3受験生のテスト道場の予定だったが、欠席する生徒が多かったので急遽中止に。今日行う分は月曜に移動すると伝えた。小回りが利くのが小さな塾の良い点だね。

 

塾のあれこれは私の独裁制だけど、テスト道場の開催は民主主義に乗っ取り多数決の原理を採用している。普段は

 

「ああしろ~こうしろ~」

 

と傍若無人っぷりを発揮する私も、数の力には勝てないのだ。

 

そんなわけで、独裁者はトイレットペーパ―の買い出しなどをしつつ塾の開始時間を待っている。


そんな決め事があるのね

越谷南高校と叡明高校は立地が近い。100mくらいしか離れてない。最寄り駅もレイクタウン駅で同じだ。

 

朝レイクタウン駅前にいたら、それぞれの学校の生徒たちが駅から出てくる光景に出くわした。それぞれの学校の生徒たちは、駅のロータリーをぐるっと回って学校へ向かう。越南生は時計回り、叡明生は反時計回りにキレイに分かれて歩いていく。少しくらい混じっていてもおかしくないのに完全に分かれていた。

 

それがなんだか体操の演目のようで面白かったので、越南の子に話したら、

 

「あ、それ学校で決められてるんですよ」

 

と。ええ~!

 

なんでなのか理由は分からなかったけれど、こういう学校のオリジナルルールのようなものは聞いていて楽しい。


テスト範囲表が出たら塾に持ってきてください

中学生の2学期中間テストまで1ヵ月を切って、少しずつテスト範囲表も発表されてきた。

 

塾講師としては一通り目を通して、テスト範囲を確認するようにはしている。それでどうこうすることはないけれど。一応例年と比べて早い遅いみたいな把握はしている。

 

あんまり「ここが出るぞ!」とやってしまうと、生徒が自分で考えて勉強する力を奪ってしまいかねないと思っている。やっぱりトップ層の子はそれができる子ばっかりだからね。今はいいけれどこの先立ち行かないのでは意味がない。

 

でもテスト範囲表の「学習のアドバイス」はいいことが書いてあるのでしっかり読んでおくべきだ。そこから予測できるこもあるしね。学校の先生から学習のアドバイスをいただける機会なんてそんなにないものね。テスト範囲表は、ワークの提出範囲が書かれているだけのものじゃなくて、学力を伸ばし成績を上げるためのものなんだなぁ。


最近やる気がないんです

「最近『やる気』が出ないんです」

 

まあそんなこともあるだろう。この業界にいるとあるある、5月病ならぬ「9月病」だ。季節の変わり目、学期の変わり目はこうなる子って結構多い。

 

 

社会人にも5月病があるくらいなんだから、感情のコントロールがより難し子供がこうなるのは仕方のないことだ。大事なのは、ここで「や~めた」と投げ出してしまわないように、上手にこの感情と付き合っていくことだ。やる気を無理やりに出させようとしてあれこれ働きかけても、外からの刺激は結局すぐに霧散してしまう。自分の中でまた燃え上がるまで、その火を絶やさないことが大切だと思う。

 

私も豆腐メンタルなのでちょっとしたことによく落ち込んだりしているが、「やる気が起きないな~」と感じた時にやるのは、

 

「それでも何も変わらない」

 

と考えるようにすることだ。自分がどのような状態であろうとも、明日も生徒たちは塾で一生懸命勉強しているし、私が担当する授業はある。だったら負の感情を抱えたままでいるよりも、前向きに取り組んだほうが「自分のために良い」と思い直すことができる。

 

これを生徒の立場で考えるならば、

 

「今自分にやる気がなくても、入試(テスト)は変わらずやってくる」

 

と思うことかな。どんなに「やる気が~」と言ったって、テストは必ずやってくるしそれで自分の成績や進路は決まる。だったらどんな状態でも手を動かしておいたほうが得じゃない?そう考えられればもうけもの。自分の中の「やる気無し」と上手に付き合っていけるはずだ。そしていつか、その「やる気なし」の本当の正体に気付けるかもね。


インフル

コロナに続き、最近インフルエンザという言葉もよく聞くようになってきた。塾生のなかにもそれでチラホラ休みがある。

 

季節の変わり目で体力的にはなかなかハードな時期だ。体調管理には十分に気を付けて、無理のないよう頑張っていこう。


第4回北辰テスト返却

中3の第4回北辰テストが返却された。

 

今年は人数が少ないのであまり個人が特定されるようなことは言えないけれど、上がった子は6ポイント以上ドカンといったかな。全体的にはいつも通りだった。

 

夏休みの結果がここですぐに出る子もいれば、次で出る子もいる。大事なのは勉強し続けることだね。生徒たちには結果をもとにひとりひとり話をしていく。今後の指針にしてほしい。


英検合格

生徒が英検2級に合格した。おめでとう!

 

ひと昔前までは、英検といえば「高校受験のお守り」みたいなイメージだった。私立高校はもちろんのこと、公立高校でも英検を加点してくれるとかなんとか。

 

しかし今ではそれに加えて、英検は大学受験にも使える幅広い資格になった。英検2級を持っていればエントリーできる大学の入試方式も多い。英検自体も入試回数が増えて受けやすくなったし、興味がある子はどんどんチャレンジしていってもらいたい。


中3のテスト道場は

今日は中3受験生のテスト道場からスタートした。今日は全員把握していたみたいで、ちゃんと時間通り集まった。

 

しかしテストの出来は、

 

「う~ん…」

 

な感じだったかな。社会の用語集と理科の暗記シートのテストを行ったのだけれど、全て合格できたのはひとりのみ。

 

社会の用語集が今回新しい範囲だったので、暗記が不十分だったなと感じる。理科はもう何周したか分からないくらいやっているのだけれど、それでもまだ不合格が出ちゃうのよね~。平日に入って勉強の密度が少し薄くなってしまっているのかも知れない。もう一度夏休みの感覚を呼び戻そう。


今週末は

あれ?今週末は3連休か。

 

中間テストまで1ヵ月を切ったこの時期に、この連休は生徒にとってありがたいね。しっかり準備をはじめることができる。

 

幸いなことに富士中2年生の中間テスト範囲はすでに出ているので、この連休でテスト勉強の計画を立ててほしい。できれははじめの1週間でワークを全て1周埋めてしまって、残り3週間弱で反復していくような計画にしよう。塾では数学も英語も中間の範囲はすでに終わっているので、あとは「やるか・やらないか」だ。ガンガンいこう。


小学生のエレジー

今の小学生って「忙しい」。

 

国語の授業で、

 

「『つかのま』を使って作文せよ」

 

という問題があった。生徒の作った文が、

 

「やっと学校から家に帰ってきたのもつかのま、習字」

 

というものだった。

 

私は噴き出した。

 

最後が体言止めなのも余韻が残って素晴らしいと思う。


英語学習の理想と現実

なるほど英語を「英語のままで」理解するというのは理想的ではある。英語圏に暮らす人々はそうしているだろう。今の中学校の教科書はそれを意識した作りになっており、英語のシャワーを浴びることで英語が身に付くことを狙いとしている(たぶん)。

 

しかし日ごろ日本語の中に暮らしていると、なかなか英語を「そのまま」身に付けるというのは難しい。少なくとも私には、英語を英語のままで捉えることはできない。では、私のような「持たざる者」はどのように学力を伸ばしてきたか。それは、「英語を『日本語』として考える」だ。

 

英文は全て日本語に訳す。単語は全て拾う、辞書を引いて意味を確認する。そうして英語を日本語に置き換えていくことで、それらの言語の結びつきが強くなり英語に対する障壁が低くなる。今、途中入塾のほとんどの子が英語でつまづいているが、こうして日本語ベースの学習法を指導するだけでまた戦えるようになっていく。十数年日本で生きてきて日本語でものを考えるようになっちゃってるんだから、それを使って英語を勉強したほうが効率的だと思う。

 

 


漢字テストが~

最近、小学生の漢字テストの出来がちょっと悪い。合格するまで再テストを受けさせるのだけれど、それで時間が削られてしまう。

 

 

漢字が書けないのは練習不足なんだけど、明らかに空欄があったり書けていないわけではない(それなら対処も楽だ)。全く練習していないわけではなく、練習しているけれど間違えてしまう感じだ。

 

 

まず、はね・はらい、飛び出す・飛び出さないなどの間違いがある。漢字をよく見て練習しないと間違えてしまうところだ。

 

そして、ごんべんをいとへんにしてしまうような、「意味を考えていない」間違いもある。これもよく見て練習していないことが原因ではあるかも知れないけれど、「漢字の成り立ち」にも意識を向けてもらいたいところだね。

 

小学5年生からはへん・つくりに加えて象形文字や会意文字などの漢字の種類も習う。なぜごんべんが使われるのか、その意味も考えてほしいところだ。

 

最近は漢字を書けない中学生も多いので、漢字の指導というものも独立して行ったほうがいいのかも知れないね。

 

 


お土産いただきました

修学旅行に行っていた子たちからお土産をいただきました。ありがとうございます~。

 

クッキーと王道の「八つ橋」ですね。嬉しい。自習に来ていた子たちにあげて完売御礼しました。(「ご自由にどうぞコーナー」にはもうありませんすみません)

そうそう全然関係ないのだけれど、私も昨日お土産を持ってきていました。かすてら焼き。これも生徒たちに配ってもう無いのだけれど、もくせい塾内ではお菓子が飛び交っているという報告でした。


自分で卑下しちゃダメよ

「自称進学校」という言葉があるみたいだね。そこまで学力は高くないのに、または大学の合格実績はパッとないのに、学校の先生が「ウチは進学校だ」と「自称」しているのを揶揄する言葉のようだ。あんまりいい言葉じゃない。

 

以前保護者様と面談をしていて、

 

「子供が『ウチは自称進学校だから』と言っていた」

 

とおっしゃった。「勉強!勉強!」と学校で言われるのに対して、自虐的に使って文句を言っていたというような話だった。学校の勉強が大変で嘆きたくなるのは分からなくもない。

 

でも、進学に力を入れている学校(今はほとんどそうだけど)ならば、先生たちはみな「ウチは進学校だ」って言うんじゃないかな。日本には進学校じゃない学校のほうが少ない。では、「進学校」と「自称進学校」の違いは何か。

 

それは、そこに通う生徒の意識なんじゃないか。たぶん「自称進学校」という言葉を使うコンプレックス丸出しの人たちが、「進学校」と認めるような学校の生徒たちは、自分たちでその雰囲気を作っている。

 

高校の偏差値はその学校の人気・入試倍率で変わるものだ。進学実績が上がれば人気も上がるし、それに伴って偏差値も上がっていく。現金なものだけどね。そしてそれは5年もあればガラリと変わってしまうものだ。だから

 

「ウチは『自称進学校』だから」

 

と嘆いている間にもどんどん変わっているものなのだ。

 

今自分が通っている学校が「自称」だと感ずるのならば、それは過去の先輩方の実績にツバを吐いているようなものだ。だったら自分でどうにかすればいいと思うのだよ。


数学の言葉

数学の答案は、問題の解き始めから答えまでが「ひとつながりの文」になっていなくてはならない。

 

生徒の答案を見ていると、式を立てて計算しているのだか、最後のあたりで「ピョ~ン」っと謎の空白があって、いきなり答えが出ている(もちろん間違っている)ことがある。

 

どうやって解いたか聞くと、やはりその空白のあたりで

 

「なんとなく…」

 

という言葉が出てくる。「このくらいの答えになるだろう」というイメージが先にあるんだろうね。

 

一方きちんと理屈を追って解いている子は、答えがあり得ない分数や負の数になっても、自分の立てた式から答えまで繋がった解答を作る。初めの立式の段階で間違っちゃってるので結局バツだけれど、こちらのほうが「数学」している。

 

問題を読んだ段階で「このくらい」と目星をつけて、そこからは「なんとなく」を挟まないで進められるのがいいね。


文章を「読む」とは

国語の文章を、生徒に音読して聞かせる機会がある。

 

その時にひとつやっていることがあって、それは「考えながら読んでいることを見せる」ということだ。例えば小説文などは、登場人物の心情が分かるところに差し掛かったら、

 

「あ、ここでこの人はこういう風に思っただろうね」

 

とか、論説文で要旨を見つけたら、

 

「ここが筆者の言いたいことだよね」

 

とか言ってしまう。それが問題の答えになっていることもある。問題文を読むっていうのは、読みながらすでに問題を解きはじめていなくてはならないのだ。

 

そうやっていちいちつっかかりながら読むことで、ただ字面を追うだけでなく、出題者の意図を先読みし、問題を見た段階で答えが出ている状態にしていくことができる。


社会の教材はご当地だ

昨日はちょっと千葉県のほうに行ってきた。フラフラ立ち寄りながら成田山新勝寺を詣でてそれから香取神宮へ。新勝寺は成田空港からも近いせいか、外国人観光客がとても多かった。8割くらいがそうだったんじゃないかなぁ。

 

途中で手賀沼の横を通り過ぎたが、中学生たちに社会で教えている場所は自分でもやはり気になるね。ここらが江戸時代に老中田沼意次が干拓作業を進めた場所なんだなぁ。

 

社会が苦手という子は、「実感できない」というのが原因にあるのではないだろうか。中学時代の私もそうだった。実感できないから興味が湧かない。

 

そういう場合は、実際に目で見てしまうとずいぶん改善する気がする。沼地の周りに広がる田園風景を見て、「こうして人が暮らせる場所になったんだよ」とヒトコト言ってあげれば、1時間の講義よりもずっと説得力があるかも知れない。


再テスト組を是とするか

英語でも数学でも、授業の小テストで毎回のように不合格・再テストに回ってしまう子がいる。

 

「再テストは次の授業までのどこかで受けにくること」としていて、そこでは合格になっているのでルール的には問題は無いのだけれど、別の問題があると思っている。

 

毎回テストを不合格するということは、その準備が不十分であると言わざるを得ない。内容が分かっているものなので、誰でも合格できるはずだ。そこをルーズにしたままだと、直前の踏ん張りがきかなくなる。定期テストや受験は期限の決まっているもの。そこに向けた踏ん張りが勉強では求められるのだ。これが続くとだんだん慣れていってしまい、「再テストでいいや」という考えになってしまい、やがて負け癖として定着してしまう。負け癖がつくと、自分が楽なところでしか動けなくなる。実はこれが一番怖い。

 

再テストが続く子たちには、

 

「一発合格を目指そう」

 

と言い続けている。どこかで一念発起してくれることを願う。


ご、ごめん

昨日のこと。

 

もくせい塾には「音読ブース」がある。音読用に使える座席だ。流しに向かう通路の奥にあって、その手前には音漏れ防止のためにドアがある。生徒には、お手洗いを使うときも音読ブースを使うときもそのドアを閉めて、ドアの表示を「使用中」にしておいてねと言ってある(普段は開放してある)。

 

私がお手洗いに行こうとしたところ、ドアは閉まっているのに表示が「空室」になっていた。

 

「誰かが開け忘れたのかなー」

 

と思って普通にドアを開けて中に入っていったら、一生懸命音読をしている子がいた。

 

「う、うわーごめん!」

 

と、私は慌てて出ていったのだが、これ私悪くないよね?生徒も突然入って来られて、

 

「えぇー」

 

って言ってたけど、「空室」だったし、私悪くないよね?なんだか思春期の子供の部屋に無断で入って非難されるお父さんのように狼狽しちゃったよ。


勉強法

巷にはいろいろな勉強法がある。

 

自分の経験になればとそれらをいろいろ試してきた。自分自身でも試したし、生徒にやらせてみたりもした。その結果思ったのは、

 

「どれも結局やることは同じ」

 

ということだ。読んで書いて覚えて解く。それを少しでも自分の苦痛が少なくなるようするのがいわゆる「勉強法」だ、と。つまり同じ勉強法が誰にでも通じるわけじゃない。ひとそれぞれかけられる負荷は違うからね。

 

だから勉強「法」にこだわるのはやめて、もっと根幹の部分を押し出そうと思った。ちゃんと覚えて再現できるようにすること。その為には量をこなすこと。そこに至るやりかたは千差万別でいいのよね。

 

ちなみに、自分が「これ良い!」って思った勉強法を人に教えてもだいたい上手くいかない。それは、その勉強法の理屈や意図を伝えきれずに形だけ真似させることになるからだと思う。理屈の部分は「読んで書いて覚えて解く」だし、意図は「自分に」足りないものを補うことだから、教えた相手には合っていないことが多い。

 


3秒で見れるように

ブログ記事のレイアウトを変えた。

 

文章を書くときはパソコンを使ってしまうので、どうしてもパソコン基準で作ってしまっていたけれど、今って見るのはスマホだよね。

 

そんなわけで自分でもスマホで確認してみたら、まぁ~ごちゃごちゃでよく分からない。だからシンプルを目指したい。

 

文字数もシンプルに…できたらいいんだけれどこれがかなり難しい。どうやったら短い文章を書けるのだろうか。Twitter(あ、今はxか)も上手にできなかった。無駄をなくしていきたい。でもそうするとこのブログ自体がなくなってしまいそうだ。


期末テストの範囲まで進む

先々を見ておかないとね。

余裕をもって

現在の生徒たちの学習状況は、予習で先に進んでいる子が多い。もちろん生徒の自学の状況によって違うんだけどね。

 

2学期は一番長いとは言え、学校行事がたくさんある上に、実は中間テストと期末テストの間の期間は短い。中1中2でも1ヵ月半、中3は1ヵ月しかない。

 

1学期の期末テストは6月末なので新学期が始まってから3ヵ月くらいあった。また、2学期の中間テストまでも夏休みをはさんで3ヵ月ちょっとある。だからこの、2学期の中間と期末テストの間隔の短さは急激にやってくる。ここをしっかり意識しているかどうかで2学期の成績が決まるといってもいいくらいだ。

 

そんなわけで生徒たちの2学期の準備は、予習型にしておきたい。期末テストを慌てずに迎えられるように、今のうちにできるだけ進めて、余裕をもって復習に充てられるようにしておく。


取り組み方を見直す

手段と目的を履き違えてはいけない。これは、私が感じるたびに指摘してかなくてはいけないことだ。

もっと先々を見て

よくあるのは、授業で課す小テストに対する取り組み方だ。

 

小テストは今勉強している内容が身に付いているかを確認するためにある。それは来るべき定期テストに向けて行っているものだし、もっといえば受験やさらに先で役立てることが目的だ。小テストはそこで勝ち抜く力をつけるための手段だ。

 

しかしこの小テストをクリアすることが「目的」になってしまう子がたびたび出てくる。もちろん課すからにはクリアしてもらわなくてはいけないのだけれど、それが目的になってしまうと不正が出たりする。不正をしたら正しい力が身に付かず、その後の定期テストなどで力を振るうことができなくなる。当たり前だよね。

 

また、不正ではないのだけれど「合格できさえすればいいや」となるのも良くない。1度不合格になって再テストを受けるときに、必要最低限の直ししかしてこない子がいる。小テストの内容は次の中間・期末テストに出る範囲の基礎問題だ。全てできて、やっと定期テストで戦える。それを網羅せずに小テストを合格ギリギリでクリアしていくと、穴だらけの学力になってしまう。これも手段と目的を履き違えてしまう例だ。

 

あらかじめ出題内容が分かっている「小テスト」と定期テストなどは全く別物だ。もっと遠くを見据えて、小テストは常に満点を取れるようにしていこう。


明日から修学旅行

修学旅行で何を学ぶかは人それぞれ。

修学旅行

富士中は明日から修学旅行ということで、今週土曜日、来週月曜日のテスト道場は無しとした。今日も夕食休憩のタイミングで帰宅するように伝えてある。

 

修学旅行は大きなイベントなので、良い思い出作りをしてきてほしいよね。私は神社仏閣というよりも、班でお昼ご飯に入ったところで食べた「太いうどん」の印象が強い。(「たわらや」さんという所だったのかな。ずいぶん前のことなので曖昧だ)

 

旅行計画を立てたときに予約をして入ったのだけれど、一人1本ずつ、直径3センチ、長さ50センチくらいのうどんが入っている大きな鍋が出てきた。それをみんなで取り分けて食べた。私は友達だけで飲食店に入る経験がほとんどなかったので、それだけで楽しかったなぁ。「関西風のだし」の味もここで初めて知ったんじゃないかなぁ。うどんと言えば黒いスープに入っているものだった。

 

今旅行と言えば食べ物を目当てに行くことばかりだけれど、なんとなくこの時の体験がもとになっているんじゃないかとすら思う。

 


大雨の日

エアコンなしで過ごしてる。

体調に気を付けて

今日は急に気温が下がった。しかも大雨だ。

 

そのせいではないけれど、最近またコロナという言葉をよく聞くようになっている。コロナで学級閉鎖のクラスもあるようだ。

 

今日から文化祭の子がいるけれど、

 

「コロナとかもらわないように気を付けてね」

 

と言ったら、

 

「いや~、もうコロナで学級閉鎖しているクラスがあります」

 

と。これは夏休みの余波なんじゃないかなと思っているけれど、相変わらず猛威を振るっているみたいだ。生徒の口ぶりからしても、世間はwithコロナなんだね。私は「できるだけnoコロナ」。今でも休憩時間ごとに手洗いうがいをしている。こんなことをしていてもかかるときはかかるのだろうけれどね。今年、夏期講習直前で体調を崩したことの反省もある。


変わらなくては意味がない

頑張っていきましょう。

行動に考え方が映る

最近自習に来る頻度が「増えた」子たちがいる。こういう姿を見ると、嬉しくもありもっと応援したくなるよね。

 

学力を伸ばして成績を上げるには、まず「考え方」を変える必要があると思っている。考え方が変わると行動が変わるからね。もくせい塾に来る子でそういう変化がある子っていうのはたいてい「入塾直後」からか「テストの結果が出た(良い・悪いどちらも)後」というパターンが多いんだけれど、たまに

 

「私に激ギレされた後」

 

に大きく変わる子がいる。

 

私がキレるのは主に勉強に対する姿勢の面だ。課題をサボるとか、居眠り遅刻とか、嘘ついて逃げようとしたり、「テキトーにやってんなぁ」って思った時にドカンといく。今、勉強ができる・できないはもちろん関係なくて、「このままだと伸びない」と危険信号を感じたときだ。これは少し「躾」の部分に差し掛かっていてデリケートなところでもあるんだけど踏み抜いてしまう。

 

だからそれで生徒に嫌われてしまい、家庭の教育方針とも違うということで退塾になってしまうこともあるんだけれど、その後にガラッと変わって勉強に打ち込むようになる子も出てくる。その時に「ちゃんと伝わった」と嬉しく思う。いや、ちゃんと説明はしているんだけどね。伝わらないこともあるよね。

 

自習時間が増えた子たちも、私にガツンとやられた子たちだったりする。今回はそれが直接の原因じゃなさそうなんだけれど、少なくとも自分で考えて行動に移してくれたことを嬉しく思うし、その行動に対して報いていかなくてはいけないという責任も感じている。こういう「這い上がってきた」子たちに対しては指導に熱がこもる。


評価

A評価を受けよう。

先生の好きなタイプ

学校の先生がつける成績は公正でなくてはいけないというのはそうだけれど、その言葉に「甘え」てはいけないとも思う。

 

学校の先生だって人間だ。だから成績を付けるときは少なからず先生の「目」から見た生徒の評価になるはずだ。「関心・態度」の項目がある中学校の成績は特に。

 

それを最近強く感じたのは、ある保護者様とお話していた時。学校の面談で

 

「成績を上げるには発言とか、声を出すとかしたほうがいいですよ」

 

「でもそれは生徒の性格なので仕方無い部分でもありますが」

 

と言われたそうだ。

 

その子の性格の部分で仕方無いのに、その部分が評価につながるとハッキリおっしゃっている。つまり「評価を上げる振る舞い」があるということだ。

 

「私は私。『素』の私を見て評価して」

 

というのは裏表無くて美しいけれど、それで評価を落とすこともあるということなのだ。だから少し厳しい言い方だが、学校の先生の公正さに頼り切って、自分の折り目正しさを整えないというのは「甘え」であると言える。


毎日出会う

毎日やってる子は地力が全然違う。

同じ時間数でも差が出るワケ

勉強はやはり「頻度」だなぁと思う。

 

週に1日だけ7時間勉強する子よりも、1時間ずつ毎日勉強する子のほうが伸びる。人は忘れる生き物だから。

 

学力は、どれだけ忘れないでいられるかというのが非常に大きい。割とどの子でも、習った「直後」は同じくらいできている。同じ授業を受けているわけだしね。でもそれが1時間経ち、1日経ちとしていくと、どんどん差として出てくる。忘れちゃう子ほど苦戦を強いられる。

 

そこをいかに食い止めるかが勉強の技術であり「やり方」だろう。その王道で、誰にでも効果がある方法はやっぱり「毎日やる」ことだ。忘れる前に触れ直す。これだよね。

 

繰り返し何度も見る知識は、「大切なことなんだ」と脳が認識するようになるらしい。そういう効果も相まって知識が定着していく。だからほんのちょっとでもいいので勉強は毎日していったほうがいい。


ぶたれた思い出

ありがたかったなと思うこと。

巡り巡って自分のためになる

小学校低学年の頃、学校の授業中にイスの上に立膝をついていて、先生に太ももをぶたれたことがある。

 

すでに1,2度注意を受けていたと思う。繰り返し注意されても、クセになってしまっていて直らなかったのだ。だから「パチン」とやられた。あのおかげで立膝癖は直り、きちんとイスに座って授業を受けられるようになった。

 

授業を受けるときの姿勢は大切だ。きちんとイスに腰掛けることで、目は前を向き授業内容が頭に入ってくる。姿勢が正しくないと、耳も意識もまた正しく機能しない。そしてなにより、授業を授かる側の礼儀だよね。あの時の担任の先生は、指導と躾、2つの意味で注意をしてくれたのだ。


小テストの合格率

踏ん張れ。ここが変わりどころだ。

合格率が下がっている

夏休みの終わりごろから2学期が始まって今まで2週間くらいかな。授業で行っている中学生の英語の小テストの合格率が少しだけ下がっている。

 

理由として考えられるのはいくつかある。

 

①学校が始まり生活にまだ慣れていない余波

 

➁進むにつれ、教科書の内容が少しずつ難しくなってきている

 

➂小テストの合格基準を私が「ほんのちょっぴり」上げた

 

➃2学期ならではの気持ちの緩み

 

どれもが当てはまり得るし、生徒によってもその理由の割合は違うだろう。自習頻度が下がった子はいないし、数学のほうの合格率はそんなに変わらないので➃はあまりないのかなと思えるのは嬉しいところだ。

 

ぜひ気合を入れて食らいついてもらいたいね。頑張って!


実戦の場で使えなくては意味がない

まだまだ修行が足りない。

修行

散髪で入った床屋さんにて。

 

そこの店員さんは「しゃべる」タイプだった。散髪がスタートするなり、

 

「そこで祭がやってますね」

 

と、近くで行われている祭の話題を振ってきた。私も人と話すのは嫌いじゃないのでそれに乗っかって、

 

「ああ、やってるみたいですね」

 

とか返す。しかしそこからが大変だった。その店員さんは、先週行われた祭の出店で食べた食べ物の話とかを延々としてくる。えー自分の話かー。

 

「肉串を5本食べましたよ。1本700円。3500円かかったけど、焼き肉の食べ放題より安いでしょ。だからいいかなって思って」

 

「手のひらくらいのお好み焼きが売っててそれも食べて。500円で自分的には満足」

 

「イカの姿焼きも売っててそれも食べた。なんでみんな胴体のほうが好きなんだろう。自分ゲソのほうが好きなんですよ」

 

「これだけ食べたら運動しなくちゃいけないんだけど、最近エアコンの無駄遣いを覚えちゃって。タイマー機能」

 

わー全然興味ないよー。しかもその店員さん、ちょいちょい自分自身の容姿をイジる(要するに太っちょネタってやつ)んだけど、そういうのもちょっと苦手。途中から返せなくなってしまい、苦笑いと返事しかできなかった。

 

塾講師として日ごろ生徒と話してるのに情けない。どんな話でも拾う「レシーブ力」をもっと磨かねばならぬ。これはリベンジだ、また行こう。


自己採点をしよう

自分の結果に意識的になることは、成績を上げる第一歩。

模試の自己採点

 

中3生は、おととい北辰テスト、そして昨日は学校で東部地区テストが行われた。

 

この東部地区テストも外部模試と同様大切なテストだ。私立高校入試の参考資料として扱われるようになっている。受けたらしっかり自己採点と直しをしておいてもらいたい。

 

さて、模試の「自己採点」。「やりなさい」と言うだけではなかなかやるようにならない作業の代名詞だけれど、これがまた学力向上に利くので改めて推しておきたい。

 

解いた問題の丸付けは早ければ早いほど効果がある。解いたときの感覚がまだ残っているうちにその方が正しいかどうかを確認することで、できるようになっていく。模試の自己採点はその素早い復習につながるので、その模試の内容をもっとも効果的に身に付けることができる。後になってやろうとすると、もう一度問題文を読み直したりする必要が出てくるので効率が悪くなるしね。

 

この前問題を貸してくれた子は自己採点をきちんとやっていた。他の子もやっているかな。


クセのある道具的な?

これは用途を説明されないと分からないよ。

教科書の使い方

今の中学英語の教科書は、文法の説明がロクに載っていない(昔からそうだけど)。塾で使っているテキストなどと比べると、その説明量の差が最も多い科目かも知れない。

 

それゆえ英語は「教科書だけ」で勉強できな科目と言えるかも知れない。教科書を端からしっかり読んでいってもなにがなにやらだよね。これだと初学者はあまり身に付かないんじゃないかなぁ。

 

中2や中3など、途中から塾に来る子に英文法の力がほぼ無いのも、このせいなんじゃないかと思っている。教科書で定期テストに向けた勉強はできても、英文法の力を伸ばすことには使えない。

 

だから英語の力を伸ばしたいのなら、きちんとした文法学習をした上で教科書を「使う」のがいいと思う。文法の説明は薄いけれど、今の英語教科書は長文が充実している。標準的な中学生には難しすぎると思えるくらいの文章が載っているので、読み物としては歯ごたえ十分だ。文法の力がちゃんとあれば、教科書をリーダーとして使うことで英語の力を伸ばしていけると思う。


激流に身を投じる

「自分だけのスペース」なんてぬるいよね。

環境

今日は初めての子が自習に来た。私は授業中であまり相手してあげられなかったけれど、2時間くらい勉強を頑張ったね!

 

通塾経験の無い子が塾に来て初めて目の当たりにするのは、同級生の「勉強している姿」じゃないだろうか。学校で「授業を受けている姿」とか「自習している姿」は見るかも知れないし、お勉強会で図書館などで一緒に勉強したりしたことがあるかも知れないけれど、何時間も真剣に、目の前の問題に没頭している姿を見ることは無かったんじゃないかな。

 

授業を受けるだけの塾ではそれも無いのかも知れないけれど、もくせい塾では「むき出し」にしている。自習スペースにパーテーションが無いのがそれだ。同級生だけでなく、先輩や、時には後輩の真剣な姿を見て刺激を受け、「自分もやるぞ」と発奮してほしい。そんな願いをこめている。


第4回北辰テスト

昨日は中3の第4回北辰テストだった。

今回はどうだった?

テストの問題を生徒に見せてもらった。

 

どの科目もだいたい問題構成は変わらなかったけれど、数学の図形関数融合問題で角度が絡んできたものなど、少し目新しいものもあった。理科の問題もところどころ難しかった。国英はいつも通りかな。

 

しかし社会は気を付けなくてはいけないなと感じた。教科書の太字の「周り」の文が答えになるようなものも結構出ていて、用語の暗記じゃ太刀打ちできないね。教科書の読み込みがこれからもっと重要になってくるだろう。夏期講習で何気なく話したことがかなり出ていて、「もっと力を入れておけば良かった…」と感じた。(当たりハズレで言うとかなり「当たっ」たのだが)

 

塾生たちに出来を聞いてみたけれど、うなづく子、あいまいな笑顔を見せる子様々だった。結果が出たらそれをもとにまた話していく。記憶が風化する前に解き直しをしておこう。


中3生からスタート

ウチの受験生でいる間はね。

ほっとけないよ

今日は中3生たちの小テストから行った。今日テストがあると言うことを把握していなかった子もいたけれど、これは先週きちんと明言し、壁にも張り出していることなので問答無用だ。

 

先週土曜に、テスト欠席の連絡の無かった子も、今日教室に来るなり「すいやせんでしたー!」と気持ちよく言ってきた。ちゃんと考えて行動できたのも偉いね。いい子たちだよ、ほんとにもう。

 

そんなわけで今日テストの時に、もう一度課題の扱いとテスト等について説明しておいた。

 

「『報連相』は大事だよ」

 

と伝えたら、さっそく今週の予定とかどんどん話してくれるようになった。ほんとにもう、素直な奴らめ。

 

授業外でやることは、完全に私のおせっかいである。塾のサービスに含まれているものではないが、これはもうしょうがない。私の性格だから。うざいと思おうが何だろうが、ウチの子になっちゃったんだから、毎週隙あらばテストをしたりなんやかんやと手を出していくので覚悟しておくように。


店での会話

結果、必要ないアクセサリ類も勧められるがままにほいほい買っちゃうんだけどさ。

スマホを買いに

 

昨日は携帯ショップに行った。

 

使っていたiphone7が壊れてしまった。モバイルデータ通信ができなくなって、初期化で対応しようとしたらにっちもさっちも行かなくなってしまった。素人が下手に手を出すものじゃないね。そこでついに機種変することに。店員さんに聞いたら7年近く使っていたらしい。天寿を全うしてくれたかな。

 

そんなわけで久々の携帯ショップだったのだけれど、昔のパカパカケータイが主流だった頃みたいに

 

「おうおう、新機種くれぃ!」

 

みたいにズカズカ入っていっていい感じじゃないのね。店内に入るなり「予約はされてますか」って言われてちょっと恥ずかしかった。礼儀が足りなかったと反省。

 

それでも対応してもらって、言われるがままに在庫のある機種にしてもらった。料金プランも見直してくれて、どうやら通信料も安くなっていくみたいでありがたい。

 

何より驚いたのは、店員さんの「説明力」だ。私が発する、おそらく「何も分かっていない」質問に対しても簡潔に分かりやすく答えてくれる。契約内容の説明も立て板に水で、途中に挟む雑談も無理がない。きっと十店舗に来られるお客さんの層に合わせて教育がしっかりなされているんだなぁと感じた。購入まで2時間半くらいかかったのだけれど、新しい学びも得られて良い時間だった。スマホも店員さんも進化してるんだなぁ。


北辰

今日は中3の第4回北辰テストだ。

北辰テスト

ここから12月までの北辰テストは受験校を決める指標になる。その1回目だ。

 

夏休みに夏期講習を受けて知識を詰め込んだので、それをしっかりぶつけてきてほしい。昨日話したポイントも忘れずに確認しよう。

 

頑張ってらっしゃい!


ほうれん草は嫌いかい?

さて、どうしたものか。

何か言おうよ

今日は中3の第4回北辰テストの前日だ。なので中3生たちには少し対策をしようと思っていた。夏期講習の最終日と今週の月曜に、

 

「4時からやるから来てね」

 

と言って、壁に予定表も貼っていたのに、一人来ない生徒がいた。予定があるときは前もって伝えてねとは言ってあるのだが、その連絡も無かった。

 

それでこちらとしては、「何か急な用事でもあったのかな?」と思って、来ている子に対して対策授業をした。その授業の終わりごろ、連絡の無かった子が到着。なんか知らんがしれっと自習席に座って勉強してる。授業が終わっても特に何も言いに来ない。

 

さて、どうしたものか。

 

冒頭のつぶやきに戻るのである。うーん、こちらからの「お迎え」を待ってるのかな。まあ今回の授業は金銭の発生しているものではないし不参加ならそれでもいいのだけれどね。私も人間なので、なんかモヤっとしたものは残る。

 


読解力

国語は全ての科目の土台。

語彙力がヤバいのよ

生徒たちに音読習慣をプロモーションしていて、その効果を感じる場面が多くなってきた。

 

そして逆に、生徒たちの「読書経験値の低さ」も改めて実感することが多くなった。授業内で文章を読んでもらうとありありとそれを感じる。3行くらいの文章であっても、まともに読めている子のまぁ~少ないことと言ったら!

 

ここでいう「読めている」とは、内容の理解を伴っているという意味ね。ただ文字を音に変換するだけならある程度の子ができているんだけれど、話し言葉以外の言葉に対する知識量がヤバすぎる。あまりにヤバすぎて私の語彙力もヤバくなってしまうくらいにヤバいのだ。

 

語彙力の弱い子は、文章を「自分の知っている語」に置き換えてしまう傾向がある。例えば「形成する」を「″せいけい″する」と読んだりする。これはただうっかり逆さまに読んでしまったわけではなく、形成という言葉は知らないけれど「けい」と「せい」は読めて、それで自分の知っている「せいけい(整形?)」という言葉に置き換えてしまったんじゃないかと睨んでいる。こういう読み間違いが頻発する。

 

もしこれを読んでいる保護者様の中に、

 

「我が家の天使ちゃんは大丈夫かしら」

 

と思われる方がいらっしゃったら、是非国語の教科書を読ませて確認してみてほしい。読み間違いを連発したら赤信号。教科書が読めていない段階で、現在の学年相当の読解力は備わっていないということ。つまり天使ちゃんの語彙力はヤバいのだ。是非一緒に本を読んであげてほしい。


勉強合宿

何かを集中してやりたい時、「どこかに籠りたいな」と思うことはある。

合宿か

 

自分の母校に通う生徒が、夏休みに高校主催の「勉強合宿」に行ったそうな。

 

今は公立高校でもこういうことをしてくれるのね。私の頃はこんなイベントは無かった。うらやましいような、うらやましくないような感じだ。

 

私の高校時代の夏休みは、学校主催の夏期講習はあった。自分で講座を選べた。そしてその後は学校の教室に残って自習をする流れだったと思う。まだ新校舎もできておらず、エアコンも無かったけど、夏休みに友達と会えるのは楽しかった。

 

 

昔もくせい塾でも「合宿とかしないんですか」と生徒に聞かれたことがある。その時は「勉強はどこでもできるから必要ない」と答えてしまったけれど、あれはコンテンツとしての要望だったんだなぁと今では思う。生徒の体調面とかを考えると怖くて私はできないけれども、今回合宿に参加した子は「友達と勉強できて楽しかった」と言っていたので、合宿に参加した意義はあったのだと思う。

 


好き嫌いはいけません

分かりやすすぎるよ君たち。

英語嫌いをなんとかせにゃ

中3高校受験生たちに模試の問題を解かせる。

 

「解いたら提出してね。丸付けして返すから」

 

そうして提出してくる答案を丸付けしているのだが、提出の順番にも生徒たちの傾向が見えてくる。

 

英語の答案の提出が一番最後になる。

 

他の科目はすぐに(特に社会)提出されるのだけれど、英語は待てど暮らせどなかなか出てこない。そして「真打登場!」とばかりに、提出期限ギリギリになってやっと出てくる。こりゃあアレだね、「英語嫌い」。

 

好きなものから食べ始め、嫌いなものは後回し、あわよくばお残ししたい。この傾向、とても今風な感じ。でもね。そうやってきた結果が今の自分の得意・不得意になっているんだよねー。ここから受験までに克服していかなくてはいけない課題のひとつである。


9月!

今日は教室に来る途中、帰宅途中の高校生をたくさん見た。まだ通常授業は始まっていないみたいだね。

後半戦!

今日から9月、年度で言うと後半戦だ。うひーHAYAI。

 

今年の夏は何をやっていたのか記憶にない。いや、毎日ちゃんと計画して授業の準備もして、去年までよりも稼働量は多く動けたし集中もしていた。でも今思い返してみると、

 

「あれ、何考えてたっけなー」

 

となる。こりゃYABAI。どうか加齢からくるものでないことを願う。

 

さて、今日から高校生たちも全員2学期がスタートしたようだ。「9月1日から新学期」というのが、昭和生まれにはやっぱりしっくりくる。先に学校が始まっている中学生に関しては、ちょっと体調を崩している子が散見されるので、まずはしっかり治してペースをつかんでいってほしい。2学期は学校行事も多くあるのであまり浮足立たないように気を付けて地に足の着いた勉強をしていこう。