北辰テストの作文対策

中2第1回の北辰テストは座席数確保の問題で自宅受験となりました。お申込みの際はご注意下さい。

 

北辰テストの作文では「自分の体験をふまえて」書くという課題が出されます。問いに対し意見を述べたあと、自分の体験でその意見の裏付けをすることが求められます。

 

生徒の作文を添削していて、この体験が上手く書けない生徒がいて、体験でなく意見の展開になってしまっている場合が結構あります。例えば「本を読むなら小説か説明文か」のような問いが出され、小説を選んだ時、体験を書かずに「小説は読むと没頭できる」や「いろいろな話があって面白い」などと続けてしまう場合です。作文は225字なので、こうしてしまうと体験を書けずに制限字数を迎えてしまうことがあります。その昔作文問題が出され始めた頃は作文用紙の使い方さえできていれば大丈夫でしたが、だんだんと内容も求められるようになり、今はずいぶん難しくなったなと感じます。上のお題のように、体験などの書きにくいものも狙って出されるようになってきました。

 

ですから今の3年生たちには、「自分の体験談を書く時は『過去形』になるはずだよ。」と教えてみました。自分で文章を書き慣れていないと、構成を考えるのも大変です。自分が何を書こうとしているのかを掴めるように頑張ってもらいたいと思います。保護者の方も、お子様の返却された北辰テストを見る時は、作文に注目して見てみて下さい。