学力の足腰を鍛える仕組み

やることやったら、好きに駆け回れ。

授業動画を上手に使おう


もくせい塾の中学生指導では、3年前から動画授業を導入した。動画は私が作っている。日進月歩とまではいかないが、牛歩の歩み程度には動画作りにも慣れてきた。

 

なぜ動画授業を導入しているかというと、生徒の学習「頻度」を上げるためだ。無料で何度も見られる、授業外でも指導ができるというのは大きなアドバンテージだと思う。自分で作った動画なので、先に見ておいてもらうことで、対面授業の時にその動画で示した知識との連携もスムーズだ。週1回の対面授業では「頻度が低い」というデメリットがあるが、それを補うサポートツールとして効果が上がっている。

 

だから中学生の塾の利用ルールとして、自習での動画視聴が組み込まれている。自習に来ることに理由があると、生徒も学習量を増やしやすい。したがってこのシステムに従ってもらえれば、学力向上のラインに乗ることができる。

 

しかし一方で「自学」を鍛える為には生徒個人の「裁量」も必要であると考えっる。システムに乗れば流れ作業で勉強ができるが、やはり自分で考えて行動ことが大きな力を生む。だから授業準備以外のルールは基本的にないし宿題も出さない。生徒たちは「やらなくてはいけないこと」をこなしながら、「自分のやりたいこと」に取り組んでいる。これが勉強への責任感も育て、広大な学問を駆け回るワクワク感につながればいいなと思っている。