反復できる余地は残したぞ

勉強が苦手な子ほど、繰り返しの重要性が分かっていない。

反復の時間を作る指導


中1・中2の3学期期末テストまで残り2週間と少しだ。

 

この時期になるとテスト範囲までの指導はだいたい終わってしまっているのだが、まだまだ生徒の定着は甘い。だから演習をしながら復習を行っていくことになる。

 

この段階での定着度が7割くらいの生徒は、学校の定期テストで90点以上を取ってこられるように感じる。通知表で「5」、学校で「成績優秀者」とされていてもそのくらいなのだ。まだまだ穴だらけ。

 

反対に学校の定期テストで平均点前後の子は、この段階で確認すると「初めて習うのかな?」というレベルである。確認するたびにゾッとする。教えたことがキレイさっぱり抜けてしまっている。意識の中での位置づけが低いと記憶を留めておくことが難しい。だからここをどれだけ高くするかが、学力向上には肝要だ。

 

予習は「学力の高い子」の特権のような風潮もあるが、私は成績が振るわない子ほど先取りをしなくてはいけないと思っている。ゆっくり丁寧に1回ではなかなか身に付かないからだ。頭に残るまで何度も反復。その為には素早く教えて繰り返しの時間をとらなければならない。あとは自分次第というところまでは持っていく。そしたら私は何もせず生徒の自学を見守る。