事故で自己を振り返る

安全運転でね。

弱者の視点を持つ


突然だが、今日は自動車に轢かれそうになった。

 

自転車で教室に来る途中で、信号のない交差点で横から来た車の運転者がこちらに気付いておらず、あと30センチほどで接触事故になるところだった。でも大事無くて良かった。

 

車と自転車がぶつかった場合、十中八九自転車の方が被害が大きくなるだろう。つまり車に対して自転車利用者は「弱者」だ。自転車で毎日通勤するようになってから、この「弱者の視点」についてよく考えるようになった。

 

自転車を運転する時は、路面のデコボコが自動車よりも負担になる。また雨の日に雨具を着て自転車に乗ると、視野も狭まるし音も聞こえにくい。自転車通学をしていた学生時代から、しばらく忘れていた感覚だ。

 

この弱者の視点は立場が変わればコロコロと入れ替わるものだ。自転車利用者であっても、相手が歩行者、特にお年寄りや子供だったりすると「強者」の側に回ることになるだろう。他にも例えば客と店員などもコロコロ入れ替わる立場だ。

 

そして大人と子供や上司と部下、医者と患者、教師と生徒のように、簡単には入れ替わらないパワーバランスの立場もある。こういう時は特に弱者の視点を持つことが重要になるだろう。自分の中の講師を運転する時に、進路を横切る生徒を守る意識は失わないようにしたい。