暗記

暗記はしなくちゃいけないね。

言葉はものを考える土台だから


小中学校での学習内容は増えたのに、暗記に割かれる時間は減っている。教えなきゃいけないことが増えてそれどころではないからね。そのため「自分でやる子」と「自分でやらない子」の学力格差はどんどん開くばかりだ。

 

確かに昔から「暗記は一人でやりなさい」という感じではあった。しかし今は暗記は悪みたいな風潮もあるせいか、暗記を軽視している子はどんどん置いて行かれる。学校の成績優秀者は、結局いろいろと「覚えて」いる。

 

塾に来る子たちを見ていても、今の学習指導の犠牲になっているのは、かつての学生が暗記で乗り越えてきたものだと感じる。小学生は漢字が書けないし、中学生は漢字と英単語が書けない。そして逆に、昔「生き字引」なんて言われていたような、こういうのばっかりできる子というのは絶滅の危機に瀕しているかも知れない。覚えることは大切だ。覚えたことをもとに、思考はなされるのだから。