3月北辰テスト

早いもので。

北辰テスト


もうすぐ3月実施の中1・中2対象北辰テストがある。期末テストも終わったことだし、該当する子はそろそろ意識を向けてもらいたい。

 

北辰テストは埼玉県内で実施される外部模試だ。会場は近隣の高校や大学。まずはそこに受けに行くということが貴重な体験となる。試験慣れを作るにはもってこいだ。

 

中3になると中学生の多くが受験し、かなり正確な自分の実力を知ることができる。埼玉県内の中学生の偏差値が確認できるようになるので、県立高校を受験する場合の指標になるだけでなく、3年の夏以降に受験した結果は私立高校の入試資料としても活用される。県内の私立高校だけでなく近隣他県の私立高校でも通用する場合が多い。

 

北辰テストは埼玉県立高校入試の模試だ。北辰テストの得点が県立高校の当日点を占う指標にもなる。また個票で自分の能力の詳細な分析ができる。受験は早くスタートを切った生徒から成功の確率が高くなるので、早くから始めていきたいところだが、公立入試を模した問題集というもので中1・中2から始められるものはあまりない。そういう意味でも早く受けることのメリットがある。

 

さてここまで北辰図書のまわし者と疑われかねない言い方をしてきた受けるか受けないかで迷ったら受けたほうがいいのは事実。ただ値段が高い。模試としては普通なんだけれど、各回5000円弱で全部受けると約4万円。これをどうとらえるかは人それぞれ、5000円あれば問題集が3冊くらい買えてしまう。少なくとも受けたらきちんとお復習しないのならば結構な額をドブに捨てることになる。また初期段階での志望校判定はお飾りみたいなものだ。受験する母集団が小さいので、まだ信頼は低いだろう。受験への意識の高い子ほど早期から受験しているだろうから、志望校によっても信頼性はばらつくんじゃないかと思っている。デメリットはこんな感じか。

 

私が中学生の時は全部受験させてもらった。そんで全部受けておいてほんとに良かったと思っている。そこで得られた経験値は大きかった。