ガジュマルみたいに

早くこのくらいまで育たないかなぁ。

「水をくださぁい!」って言う時が必ず来る


教室にあるガジュマルの鉢植えについて。

 

購入してからもう数年になるが、ガジュマルは寒さに弱い。何度か越冬させてきたが、冬のたびに元気がなくなり、葉が黄色くなり落葉する。それが春が近づいて気温が上がってきたのでまた復活してきた。新しい葉も出てきた。

 

今は水をたっぷりやってできるだけ日光に当てるようにしている。生き物だから伸びる時期があるんだなぁ。元気に枝葉を伸ばしていってほしい。

 

生徒の勉強にも「タイミング」がある。ある時を境に、グッと勉強に身が入る子がいる。塾通いを始める時期はだいたい新学年が始まる頃になるけれど、その時に「今ちょうどやる気になっているので」と言ってやって来る親御さんも多い。タイミングがバッチリですごいなと思うこともあるし、お子さんを上手に誘導されたのだろうなとそのご苦労に頭が下がることもある。

 

そのタイミングがガッと噛み合うと勉強に拍車がかかって学力が伸びる。だからできるだけ逃さないようにしたい。勢いがあるのは最初だけなことも多いけれど、次のエネルギーがチャージされるのを見守る。その子にとっては今は冬なんだなと。暖かい空間に入れて、根腐れを起こさないように、蒸散させられるだけの水を与える。生徒をずっと見ていなくてはできない。バイオリズムを合わせるのは大変だ。

 

ただそれをしていると、今度は生徒のほうから「水をくださぁい!」と言ってくるようになる。タイミング再び。そしたらまた大量の水と日光だ。またぐんぐん枝葉が広がってゆく。