予習と復習の比重

勉強の仕方がひっくり返ってる。

予習にこだわるな


学校の授業の予習はそれほど凝らないほうがいい。失敗例は私だ。

 

私は英語の予習などで、教科書を全てノートに写し、単語調べをしてまとめ、訳文を書いて授業に臨んでいた。中学生まではこれで良かったのだが、高校に入学してからは科目数も多くなりその予習が間に合わなくなった。

 

予習は、授業を効果的に受けるためのものだと割り切ってしまったほうがいい。だから「先に分からないところを見つけておく」くらいでもいいし、一生懸命やり過ぎるとかえって油断も出る。私が一生懸命予習をしていたのは、授業で「指される」からだった。しっかり準備していけば答えられるし大丈夫。だからきちんと準備できた日は慢心していた。

 

高校生の時、隣に座っていた友人は授業で当てられても「分かりません」ばかりだった。でも成績は私よりも良かった。おそらく彼は、予習ではなく復習に力を注いでいたのだろう。だからテストでは良い成績になる。一方私は授業で良い顔をするために予習に時間をかけ、復習に回す時間が無いので成績は悪い。どちらが賢いかは一目瞭然だ。分からないところを教わるのが授業だからね。

 

だから予習に時間がかかりすぎてしまっている人は予習を簡略化するほうがいい結果をもたらす。英語なら一読しておくとか、知らない単語を調べておくとか。数学なら教科書の説明を読んでおくとか。予習は何時間もかけてやるもんじゃない。分からなければ「分かりません」でいいのだ。むしろ分からないところが授業中に見つかることは学びになるはず。本末転倒になってはけない。