読むのがひと苦労

読めないと解けない。

埼玉県立高校入試の問題


教材会社の人と話していて、今年の埼玉県立高校入試の話題になった。

 

ここのところずっと続いているけれど、埼玉県立入試は「読むこと」がとても重要になっている。問題自体は難しくなくても、その問題に辿り着くまでが長い。それを読みこなす力がまずありきだ。ますます読む力が大切になっている。

 

しかし一方で、普段読まない子は本当に読めない。スマホも関係あるかも知れないけれど、読書の習慣のない子が増えた。そんなに難しいことは求められていないのに、そのギャップは広がるばかりに感じる。

 

そうなると、その対策として教材会社の作る問題集も文を「読ませる」問題が増えていくのだろうなと思った。文章ばかりがダラダラと続く問題集。1ページに掲載する問題数が減ってしまうかも知れない。それが「勉強」というのなら仕方のないことかも知れないが、昔は文を読むことは娯楽だったんだけどね。