もくせい塾の長文読解はコレ

講師の脳みそを生徒に移植する感じ。

考え方を植え付ける


中高生の英語の授業で長文を扱うときは、その訳のみでなく中に出てくる文法や単熟語、さらにはそこからの派生語、構文や必要な知識のまとめなども同時に行う。時には1~2行程度進むのに1時間使うこともある。とにかく質問をしまくる。

 

そうやって大量の知識をどっと浴びせ続けると、生徒の中の知識同士が結び付き問題演習に生きてくるようになる。生きた知識で英文が読めるようになってくる。

 

「これを国語でもやってみよう」と思いったったのでさっそく始めてみた。

 

国語現代文を読めない子・点数の安定しない子の多くが語彙力不足だ。だから国語でも出てくる用語の意味を質問したり、類義語・対義語の確認や表現技法、文法、慣用句や文学史に古典の知識なども盛り込んだ。超高カロリー授業になった。問題を解いているときは、その問題の内容だけでなく自分の持っている知識なども総動員して取り組んでいる。それを強制的に呼び起こすイメージだ。

 

ただ知識をぶつけるだけでなく、文章の構成や論旨のまとめかたも解説している。ただ問題を解いて間違えた問題の解説をするよりも生きた授業になったと思う。質問される生徒のほうは大変だと思うけれど、しばらくこれでいく。