どこに身を置くか

まずは1歩踏み出すことから。

環境は大切


体が食べたものから作られるのと同じで、心は経験したことから作られる。

 

健康ブームも相まって、食品に対する目は厳しくなっていると思う。今では中学生の女の子に差し入れのお菓子を勧めても、

 

「太るからいらない」

 

と言われてしまうことも増えた。時代だなぁ、くすん。

 

さて、心の話なんだけれども、経験したもので心が作られるとしたらその経験は健康的なものがいい。不満や悪口陰口ばかりの集団の中にいたら自然にそういうものが身に付く。学力も同じだ。勉強をしない人の集団にいたら、よっぽど意志が強くないと自ら進んで勉強しようとはならないんじゃないか。

 

別に勉強のできない友達とは縁を切れなんて極端なことではない。私にも、勉強のできる友達がいた(私が勉強のできない側)。そういう集団の中に片足を突っ込んでいる自分を発見したら、もう片方の足は別の集団に突っ込んでみてもいいんじゃないか。中学生や高校生になって、そういう何かに引っ張られて転落していく生徒を見かけるが、別の居場所を用意してあげられなかったことに忸怩たる思いがある。

 

別に全てを勉強に捧げる必要はないと思う。楽しいことを楽しむ自分と、勉強に情熱をささげている自分、その両方の足が交互に動くことで、人生は前に進む。片足だけじゃ前に進めないよって話。