学習記録シートの見かた~初級編

夏前の保護者面談が全て終了した。参加してくださった保護者様には深く感謝申し上げます。

学習記録シートから見えてくるもの

保護者面談時は、生徒が記入している「学習記録シート」を自由に見てもらっている。これで普段見ることのできない我が子の、塾での様子が少しでも伝わればなと思っている。実際に、

 

「思ったよりもいろいろと書いているんですね。ウチの子はもっとドライなのかと思っていた」

 

と驚いたりされる親御さんもいる。そう、これだけでもいろいろと分かるのだ。

 

そこで、今回は「学習記録シートの見かた~初級編」を行う。今後の面談参加の楽しみにしてくだされば。それではいってみたい。

 

学習記録シートは「生徒ファイル」に閉じられている。まずは、生徒ファイルを開く前に、ファイルの右下をよく見て欲しい。ここが「折れている」子はモノの扱いが雑だ。棚に戻すときにブックエンドに引っかかっても強引に押し込むとここが折れる。こういう「引っかかり」を気にしない子は普段の勉強でもそれが出る。ケアレスミスが多い子のよくある特徴である。

 

次に、ファイルを開いたら右上の「氏名」の欄をパラパラと数枚めくって見ていって欲しい。時々赤ペンで我が子の名前が書かれていることは無いだろうか。何を隠そう、それは私の赤ペンだ。「氏名」を書き忘れたまま報告書を提出する子は見直しが足りない。慌てて作業を済まそうとする子に多く、そういう子は当然ミスも多い傾向にある。

 

初級編としてはこの2つだ。物理的なものなので分かりやすいと思う。夜中に折れ曲がったファイルをせっせと直し、名無しのシートに指名をしこしこ記入している私の姿も合わせて想像して楽しんでいただければと思う。